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いい文に関するwhite_cakeのブックマーク (86)

  • 私以外も私です - 斎藤はどこへ行った

    今週のお題「20歳」 20歳になったいま、思うことがある。 10代の頃、私は父を軽蔑していた。 父はアル中で、そんでもって無職だった。自室で、昼夜問わずYAZAWAを爆音で垂れ流し、日中はいつもオンボロの自転車に乗ってブックオフに通いつめる父。読みもしない自己啓発書、使いもしない100均のクリアボックスを買いだめる父。祖母のことをクソババアと揶揄する父。俺は自由に生きるんだ、俺は自由に生きるんだと扶養をされる身分の癖に、うわ言のように繰り返していた父。私は父を軽蔑していた。 10代の頃、私は母を軽蔑していた。 父がアル中になるのを止められず、流れ流され生きてきた受動的な母。私が何を聞いても「わかんない、わかんない」と一蹴する無知な母。耳が悪くて、携帯ショップの店員の言葉を何度もなんども聞き返す母。なんてバカなのだろうと軽蔑していた。 10代の頃、私は祖母を軽蔑していた。 落ちぶれている父を

    私以外も私です - 斎藤はどこへ行った
    white_cake
    white_cake 2016/07/02
    今日は優れた書き手に二人も巡りあえて幸せだ。「辛抱だよ」のくだりは涙が出そうになった。
  • 彼氏がいるのに、彼氏がいないと言い続けるおんなたち。 - おんなのはきだめ

    友達と「ドタイプな人が現れ、彼氏がいるか問われた時に、彼氏がいることを正直に言うか」という話になった。 聞くところによると、1人はタイプの前ではいないと嘘をつくらしく、もう1人はうまくいかなくて自然消滅状態、と答えるらしい。 私は誰に対しても正直に答えてしまう。 はなから「彼氏います」なんて言ったら、いいなと思われていても7割型シャッター閉じられちゃうよ、うまくやりなさいよといなされたのだが、その彼氏いるいない論議でふと、思い出したことがある。 大学生の時、1年半ほどスナックでアルバイトをしていた。 ゆるい店で、営業活動などはしなくてよく、酒をつくってだらだら飲んでればいいだけの店であった。 今考えるとなんともいい店だった。 お客は8割がた常連で、お客はママとチーママと、年下の仲の良い飲み友達に会いに来ている、という感じ。 お触りも、色恋も一切なかった。 ママがしっかり目を光らせていたし

    彼氏がいるのに、彼氏がいないと言い続けるおんなたち。 - おんなのはきだめ
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    white_cake 2016/07/02
    うわーまたすごい人が現れたなあ。素晴らしい文章。
  • 優しさの値段 〜時給1万円の重み〜

    昨日のことだ。 大学の夏休みも後半に差し掛かったものの、相変わらず暇を持て余していた俺は、夜の新宿で一人のおばあさんと出会った。 その時の出来事がずっと引っかかっているので、ここに吐き出してみようかと思う。 (※ 昨日実際にあった出来事を、短編小説風に書いてみました。 長文ですが、宜しければ暇潰しにでもどうぞ。      ) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 大通りの横断歩道を渡りきったところで、歩きいもみっともないからと、立ち止まって新作のマックシェイクを飲んでいた。 イヤホンからONE OK ROCKが聴こえる。もう片方の手でスマホからFacebookをチェック。 はたから見れば、よくいる今どきの若者だったことだろう。 ふと気付くと、隣にある周辺地図を指して、おっさんが道案内をしている。 相手は、お

    優しさの値段 〜時給1万円の重み〜
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    white_cake 2014/09/12
    いろいろんものが一気に胸にあふれた。本当に素晴らしい。増田の心の優しさ柔らかさは素敵ですね。私も今日から少しずつでも、周りの人を気づかえるようにがんばります。ありがとうございました。
  • 肩身の狭い思いを強いてはいけない - 手の中で膨らむ

    先日バスに乗っていたときのこと。ある停留所で停まったバスが一向に動かないので何事かと思ったら、杖を持ったおじいちゃんがバス入り口の段差で難儀し固まってしまっていた。奥さんとおぼしきおばあちゃんは先にバスに乗り込んでいて「ほら、あんた迷惑かけてるんだから急ぎなさいよ、歩けるでしょ」と声をかけている。おばあちゃんも足が悪い様で、同じく杖を持っている。おじいちゃんは運転手さんの手を借りながらなんとかゆっくりバスに乗り込み、座席に腰掛けた。そうしてやっとバスが発進したものの、老夫婦の行き先はその次のバス停だったので、次のバス停で二人が降りるときにも同じ様におばあちゃんが先に降り、おじいちゃんはおばあちゃんにはっぱをかけられながらゆっくりとバスを降りていった。やっとおじいちゃんが段差を降りることができたときに、ひゅっと突風が吹いておばあちゃんのかぶっていたカツラが飛ばされた。右手でおじいちゃんを支え

    肩身の狭い思いを強いてはいけない - 手の中で膨らむ
    white_cake
    white_cake 2014/08/17
    とても大事なことが、きちんと優しくまとめられていて、なんて素晴らしいんだろうと思いました。このような文章を書いてくださって、本当にありがとうございます。
  • 減点式採点の段階的な廃止 - 傘をひらいて、空を

    同期のアシスタントについた派遣社員がとてつもないということで、愚痴を聞くために集まった。彼女ははため息をつき、あ−、だりー、とことのほか粗雑なものの言いかたをした。あのさあ、持ち上げるのと小馬鹿にするのを両方やるのって、当人の精神が不安定だからだと思うんだよね。あの人、やけに卑屈にしてみせるかと思うと、お酒の席で下卑た冗談言ったり「おっとヒラサカさんはお茶なんか汲みませんよね、俺が淹れて差し上げるんですかね?」とか言ってくるわけ。なんで私があいつの情緒不安定の相手をしなくちゃいけないわけ。あんたが年下の女のアシスタントになりたくないのはよくわかったけど、なんで私が、それに反応を示すと思えるの、って、訊きたい。 今まで示してもらえたんでしょうと私はこたえる。あるいは示してもらえるべきだと思っている。その人は現代人としてあらまほしき精神的素養の一部が欠落しているので、介助が必要なんだね、つまり

    減点式採点の段階的な廃止 - 傘をひらいて、空を
  • | 素人の全力社会貢献Blog

    素人の全力社会貢献Blog 無職FES実行委員会・一般社団法人いっぱんじん連合 NPO若者就職支援協会・NPO風雷社中 チームひとりぼっちに所属し活動する、浮気者の日記。 *団体・登場人物に対して書かれていることは 僕の個人的見解ですのでご了承ください。

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    white_cake
    white_cake 2012/08/06
    この良さはタイトルから想像できなかった。泣いちゃうよこんなん。
  • ひとりでラーメンを食べに来ていた青年

    最近カミさんがベジタブル志向というか、料理に肉が出てこない。 「野菜のポテンシャルを追及したいの」 とよくわからんことを言って、夕飯がずっと野菜料理だ。 確かにうまいし、なんとなく健康的な気もするし、カミさんがなにか思想的なものに目覚めたわけでもないからいいのだがさすがに動物性のものが欲しくなってきた。 と悩んでいたら、カミさんが先にギブアップしてた。 娘も連れてジャンクなラーメンでもいに行こうということで、近くにあるけど、一回行ってからもう行ってなかった新横浜ラーメン博物館へ。 で、まあ入場したわけなのだが、ここってミニラーメンだけべても全店制覇って現実的じゃないので3店ぐらい行きたい所を決めて、ミニ、ミニ、チャーシューメンぐらいが一番理想的だと判断。カミさんと自分は好みがいっしょなので 俺 龍上海店井出商店蜂屋 カミさん こむらさき井出商店蜂屋 って感じで店を決めて、かぶってない

    ひとりでラーメンを食べに来ていた青年
    white_cake
    white_cake 2012/06/18
    タイトルをつけるとしたら「婚約宣言」シリーズかしら。「お父さんは反対だ」シリーズのほうがいいかなあ。
  • バーバル(m-flo)みたいな服装をした青年

    ちょっと前の話。 カミさんと娘をつれて近所のショッピングセンターに行った。 なんだかんだで暑かったので、家族3人そろって某チェーン店のアイスをべることにした。 よーしお父さんはポッピングシャワーだ!なんて並んでたら、一個買うことにくじが引けるようで、その賞品を娘がいたく欲しがった。 まあ3人で買えば一人ぐらい当たるだろうと思っていたんだが見事に家族そろってはずれ。 ガッカリする娘。 アイスをべているときも 「あー欲しかったなー」 「ねーお父さん、もう一個買ってー」 「もう一個買ったら当たるよ?」 「買って、買ってー!!」 「買ってくれないとお父さんのこと嫌いになる!」 と要求はエスカレート。 まいったなぁと思いながら我が家の教育方針に乗っ取って追加投資はなしということに。 ぶー垂れている娘を置いてゴミを捨てようとしたときにm-floのバーバルのようなエキセントリックな服装をした青年が近

    バーバル(m-flo)みたいな服装をした青年
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    white_cake 2012/06/18
    オチがしみじみとすばらしい。
  • 「誰かが自分より得・楽してるっぽい」問題。の巻 | 雨宮処凛がゆく!│第164回│マガジン9

    第164回 「誰かが自分より得・楽してるっぽい」問題。の巻 16日の「反貧困世直し大集会」にて、松哉さんと対談。 山口二郎氏の『ポピュリズムへの反撃 現代民主主義復活の条件』を読んだ。 きっかけは、先週シンポジウムで訪れた名古屋で、忘れがたい体験をしたからである。 シンポジウムのテーマは主に介護や高齢者の貧困など。司会は田原総一朗氏で、民主党議員なども参加した。私自身は、「若者よりお金があっていい思いをしている高齢者」的なイメージがある一方で、日でもっとも貧困率が高いのは60歳以上で20〜22%であること(全世代の貧困率は15.7%)や、日でもっとも多いのは「一人世帯」で、その中には単身高齢者も多いこと(05年の国勢調査より。一人世帯は29.5%を占める)、「夫婦と子どもがいる世帯」(人数問わず)は29.9%だが、今回の国勢調査で一人世帯と数字が逆転するのではないかと言われていること

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    white_cake 2011/12/01
    おー、これはいい記事
  • 「もう、やめた方がいいですよ」

    H-Yamaguchi@Tumblr – 「もう、やめた方がいいですよ」… 「もう、やめた方がいいですよ」 陸自隊員がひたすら水中捜索をするところに通りかかった警察官が、傍にいた防衛省職員に声をかけた。 水死したご遺体は、しばらく水面に浮かんだ後すぐに沈み、1週間ほどたつと炭酸ガスがたまって再浮上するが、やがてまた沈む。その後は浮かんでくることがない。すでに、その時期になっていたことから、見かねた警察官が忠告したのだ。 中隊長にそのことを告げると、「分かっているんです。分かってはいるんですが、どうしてもやめられないんです。合理的でないと言われれば反論はできません。でも、どうしても…。私の判断は間違っているんでしょうか?」と言う。 効果の上がらない作業に従事させることが是か非か。長い沈黙の後、 「そのまま作業を続けてください」と答えた。 昔、予備校の先生に聞いた話を思い出しました。 この人は

    「もう、やめた方がいいですよ」
    white_cake
    white_cake 2011/04/24
    こういう考え方を絶対に忘れてはいけないと思いました。忘れろ忘れろと、日々の出来事が自分に囁きかけてくるとしても。
  • ガキのきもちはわかるまい - 脳髄にアイスピック

    ※追記あり 表現規制の話になると反対派の意見としては、「ゾーニングを徹底することで解決すべきだ」って主張が主流になるし、俺としても「そうですね。そういうのはきっちり分けて売るのが大事よね。住み分けマジ重要。子供がエロいものとか買えるのはやっぱおかしいよね」とかしたり顔で言ったりするんだけど、俺がそういうことをのたまえる背景には、俺がゾーニングされてもそういういやらし商品を店頭で買えるからってのがあって、一見良識派に思えますが、物凄いポジショントークですよ。典型的な汚い大人ですよこれは。 中学生の頃の俺だったら間違いなくこの状況にキレてますよ。「何がゾーニングだよ! お前らばっかりずりいよ! 俺だってエロいものが見たいよ!!」っていう魂のシャウトをぶちかましてますよ。 だって、中学生や高校生の男子って人生で一番性欲がピークに達してる時じゃないですか。風が吹くだけでおちんちんが勃っちゃうぐらい

    ガキのきもちはわかるまい - 脳髄にアイスピック
    white_cake
    white_cake 2010/12/01
    笑った。内容には同意。そして笑った。
  • 一、連れて帰る  二、せせら笑う - 傘をひらいて、空を

    三年くらい集まってないよねえ。私が訊くと彼は、誰かの結婚式に便乗するチャンスがなかったんだよ、と言った。私たちは大学のときの講座が同じで、二十代まではおおよそ二年に一度の割合で顔を合わせる機会があった。 機会があった、というのは私のように受動的な人間の物言いで、たいていは電話の相手の彼が声をかけて集めてくれていた。私は同期生の名前を出し、こないだ一緒に旅行に行ってね、と言った。相変わらず仲いいのなと彼は言った。 彼は人当たりがよく頭の回転もなかなかに速く、いろいろなタイプの相手に如才ない会話を提供することができた。そういう人間はある程度の年齢になればしばしば見られるけれども、二十歳のころからうまくやれる人は珍しい。整った顔だちで着るものも気が利いていたから(とにかく全方位的に気が利いているのだ)、女の子たちにも人気があった。 けれども私は彼が少し苦手だった。彼の物言いからは時折、彼が持って

    一、連れて帰る  二、せせら笑う - 傘をひらいて、空を
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    white_cake 2010/11/03
    読み終えた直後、身動きできなくらいがつん、ときました。なんとおそろしくも素晴らしい切り取り方。
  • テレビ番組もリツイートされ炎上すると覚えておくべし:日経ビジネスオンライン

    サッカー日本代表は、決勝トーナメントに駒を進めた。 よく頑張ったと思う。 対パラグアイ戦は、延長を闘ってスコアレスドロー。PK戦で敗退した。 残念な結果だ。 退屈なゲームだったという声もある。今大会最大の凡戦であると。 たしかに、傍観者には退屈な試合であったことだろう。少なくとも、スペクタクルな展開ではなかった。 でも、私は、退屈しなかった。 当事者だからだ。 私の内部にはずっと見守ってきた4年間の蓄積がある。退屈している余裕なんかない。ボールがペナルティーエリアに近づくだけで心は千々に乱れた。あたりまえじゃないか。 「おい」 私はほとんど叫んでいた。 「リスクをおそれるなあ」 と。 それゆえ、試合が終わってみると、体中が硬直していた。 翌日は、節々が痛んだ。 でも、選手を責める気持ちにはなれない。甘いという人もあるだろうが、ファンはコーチではない。教師でも軍曹でもない。われわれは選手の祖

    テレビ番組もリツイートされ炎上すると覚えておくべし:日経ビジネスオンライン
    white_cake
    white_cake 2010/07/02
    これぞ名コラム。名フレーズ頻出。
  • 長男の授業参観に行った - GAME NEVER SLEEPS

    10才の長男のクラスに、詩か物語を作る時間があって、それを朗読する発表会があった。息子は小説を書いたらしくて、ぜひ見に(聴きに)来てとのことだった。ただ創作を授業に組み込むだけじゃなくて、発表までさせるのはなかなか良い先生じゃないかと、感心しつつ、息子の発表を楽しみに学校に向かった。 余裕をもって会社を早退し、時間よりも早く到着した僕は、子供たちが読む予定になっている原稿を自由に読むことができた。原稿は、これもまた授業の一環として、ワープロソフトでタイプされていた。パラパラ眺めていて、中でも目を引いたのは「ジェイソン VS いかれ帽子屋」というシットコムっぽいコメディ、日でいうところのショートコントだった。 映画の撮影の一シーンという設定で、まず監督がシーンの説明をする、すると、帽子屋(アリスに出てきたマッドハッターのこと)がひたすらボケ倒して、ジェイソンがSwearword(汚い言葉)

  • ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 - 「わかってもらえるさ」RCサクセション

    今年のアカデミー賞で作品賞ほかにノミネートされている映画『グッドナイト&グッドラック』は、マッカーシー上院議員による「赤狩り」が吹き荒れる50年代を舞台に、政治的な傾向のあるマスコミ関係者が次々と社会主義者と決め付けられて弾圧されるなかで、マッカーシーに敢然と立ち向かったCBSのキャスター、エド・マローの勇気を描いている(詳細)。 しかし、なぜ、今、50年も昔のことを映画に? 製作・脚・出演のジョージ・クルーニーは、赤狩りの恐怖のためにマスコミ関係者が政府批判を避けるようになった50年代が、対テロ戦争の下、マスコミがブッシュ政権を批判しなくなった現在の状況とが似ていると考え、ジャーナリストに当の役割を思い出させるためにマローのことを映画化しようとしたのだ(クルーニーは大学まではキャスター志望)。 この『グッドナイト&グッドラック』のシナリオをクルーニーと共同で執筆したグラント・ヘスロヴ

    ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 - 「わかってもらえるさ」RCサクセション
    white_cake
    white_cake 2010/05/21
    四年前の記事。すばらしいのでブクマ。本当に大事なことが書かれていると思いました。
  • 美しくないものが美しくなろうとすること - 傘をひらいて、空を

    やっぱりこれちょっと裾が短い、と彼女は言った。私のも短いけど買うよ、レギンスが定番になってほんとうによかったなあ、と私は言った。私たちはそれぞれ、試着室に戻って着がえた。 エスカレータに乗って建物を下り、ずらりと並んだマニキュアを見ながら彼女が言う。ねえ昔、二十歳のころに読んだ小説にね、爪が三角の女が出てきたの。爪が三角、と私は繰りかえす。彼女は言う。 そう、少し年をとった女で、派手にしていて、爪を磨いているんだけれど、細く整えようとして両端を削って、でも下のほうは広いままだから三角になっている、それを主人公が意地悪く見とがめるっていう場面があってね、すごくいやだと思った。 私たちはマニキュアの棚を通りすぎる。きれいなものがたくさん置いてある。きらきらしたもの、色とりどりのもの、何に使われるかよくわからないもの。どうしていやだったのと私は訊く。彼女は続ける。 だって、爪が三角になったのは、

    美しくないものが美しくなろうとすること - 傘をひらいて、空を
  • 今夜の焼きザカナ 獣をめぐる冒険

    今夜の焼きザカナ こんがり味噌しょうゆ味の、深海魚のどうでもいい今日の出来事。只今、コメント投稿時の画像認証と、言及リンクのないトラックバックの制限を行っております。 2024年03月/ 02月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫04月 ■はてなダイアリー界隈での議論を追いかけていないと、さっぱり意味不明なことを書く。当は、はてなの外にあるこのブログにこういう記事はあまり載せたくないのだが、ブックマークはもちろん、はてなハイクに書き込むにも長すぎるものになってしまったので、ここで書かせてほしい。 ・性犯罪を容認する発言を許す産経新聞へ抗議しましょう - 「あなたは悪くない」別館 ここで引用されている曽野綾子のコラムについて。まあ、ひどい、ということは今更いうまでもないだろう。上のエントリーの後半は、性犯罪について

  • THE BRADY BLOG:親子デトックス

    メイという5歳児の母親は、元ニューエイジ・トラヴェラーである。 トラヴェラーというのは、別の言葉で表現するとジプシーまたはヒッピーのようなものであり、メイの母親もキャラバンで津々浦々を旅して生きていたのだが、現在はブライトンに落ち着いている。 彼女は金髪の長い髪をドレッドヘアにしていて、いつも豹柄のシルクブラウスだの赤い革のミニスカだのに黒い網ストッキングを履いているので、一見すると街娼さんかなと思うような外見だが、よく見てみると顔はアングロサクソン版吉永小百合みたいな楚々とした美女であり、容貌とファッションの落差が大きい。 性格も服装が醸すイメージからは想像がつかないほど、大変に清らかでうつくしい。 おっとりとしていて気が優しく、いつも柔らかく微笑んでおり、底辺託児所でボランティアしているわけでもないのに、自分の子供たちを預けに来た時に当該託児所が人手不足でバタバタしていると、自ら気を利

  • ぼくとちんこの三十年物語 - 関内関外日記

    ※性的な話を含みます。あと、長い。 1 今日はいい朝やった。昨日の夜まで雨がふっとって、それが朝には快晴や。ぼくは冬の冷たさと乾燥が好きなんやけど、ほこりっぽいのもきらいでな。雨がぜんぶ流しさってくれて、それで、空がどこまでも青いんや。こんな朝は年に何度もないよ。できるだけたくさん空気吸いこみたいと思うし、そうやって満ち足りながら、出勤してきたんや。 そうしたら、街に近づいてきてな、これも珍しい光景やないんだけれどもな、歓楽街のきれいなおねーさんがタクシー待ちとかしとるんや。したら、ぼくそういうのの免疫ないから、ドギマギしてしてしまうし、思わず目が行ってしまうのです。あかん、さっきまでの清浄な気持ちはどこに行ってしもうたんや。まったく、そういうもんやな。 2 同い年の友だちに柴田くんいうのがいて、幼稚園のころやった。柴田くんには三つくらい上のお兄さんがいて、よく遊んどった。 ある日、ぼくの

    ぼくとちんこの三十年物語 - 関内関外日記
    white_cake
    white_cake 2009/12/11
    おもしろかったし、しみじみと感じ入るものもありました。こういうの、とてもいいなあ。
  • ★ 電脳ポトラッチ: それはあなたの「当然の権利」じゃない。〜曽野綾子ミニスカ論争関連

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    white_cake
    white_cake 2009/12/07
    いつもながらサスガです。すっぱり綺麗に話が切られて、とてもわかりやすいです。