そう語るのは、角川グループホールディングス取締役会長の角川歴彦氏。12日に東京・秋葉原で開催されたシンポジウム「電子書籍・コミックサミット in 秋葉原」で、基調講演のステージに立った。 グループ会社・角川コンテンツゲートは、電子書籍プラットフォーム「BOOK☆WALKER」配信タイトルの一部を公開。ライトノベル「涼宮ハルヒの憂鬱」、漫画「そらのおとしもの」など人気作を発表した。 文芸書としては、「新宿鮫」シリーズで知られる大沢在昌氏の書き下ろし小説「カルテット」を筆頭に、角川書店が擁する文芸誌「野性時代」を、「デジタル野性時代」として配信する予定もあるという。カルテットは、近く映像化の予定もある大物コンテンツだ。 角川氏は、BOOK☆WALKERに角川グループのコンテンツを結集させていくという決意を述べた上で、「iPadへの挑戦――編集者の力」と題し、電子書籍時代に求められる出版の姿につ