「怒り」を鎮める簡単な方法が新たに見つかりました。 名古屋大学大学院 情報学研究科のチームは、自分が怒りを感じた内容や状況を紙に書いてゴミ箱に捨てることで、気持ちが怒りを感じる前の状態にまで鎮まることを発見。 さらにゴミ箱に捨てるだけでなく、その紙をシュレッダーにかけることでも怒りが消えたとのことです。 この方法は家庭や職場で怒りを効果的にコントロールする方法として役立つと期待されます。 研究の詳細は2024年4月9日付で科学雑誌『Scientific Reports』に掲載されました。
「怒り」を鎮める簡単な方法が新たに見つかりました。 名古屋大学大学院 情報学研究科のチームは、自分が怒りを感じた内容や状況を紙に書いてゴミ箱に捨てることで、気持ちが怒りを感じる前の状態にまで鎮まることを発見。 さらにゴミ箱に捨てるだけでなく、その紙をシュレッダーにかけることでも怒りが消えたとのことです。 この方法は家庭や職場で怒りを効果的にコントロールする方法として役立つと期待されます。 研究の詳細は2024年4月9日付で科学雑誌『Scientific Reports』に掲載されました。
言語化スキルが低い人はストレス耐性も低い。 自分の感情を言語化できないと、ストレス下における対処法も見えてこない。 8分間、ひたすら自分の感情を紙に書き出すだけで、ストレス値は劇的に下がることがわかっている。 これは「筆記開示」と呼ばれるテクニックで、私もよく行うストレス対策だ。 引用元 独房トレ動画ツイート以上にバズっているが、これは有効なので是非。 最近の私は寝る前に ①今日達成したことの記録(5分) ②筆記開示(10分) ③明日のやることリスト箇条書き(5分) 計20分で上記3点を行っている。寝る前に雑念や不安を頭の外に出す。これで睡眠の質が上がり、ストレス対策になる。 https://t.co/kQij3oKJQl — Seiya (@hosomacho1) October 29, 2019
不安障害は米国で最も一般的な精神障害の一つといわれている/PeopleImages/iStockphoto/Getty Images via CNN Newsource (CNN) バイオ医薬品会社のマインド・メディシンは7日、合成麻薬LSDを使った全般性不安障害の治療薬「MM120」について、臨床試験で有望な結果が出たことを受け、米食品医薬品局(FDA)の画期的治療薬(ブレークスルー治療薬)に指定されたと発表した。 マインド・メディシン最高医療責任者を務める米タフツ大学医学校のダニエル・カーリン氏は、ブレークスルー指定について「満たされていない医療上のニーズを満たす臨床効果が実証された」とコメントしている。 MM120は今後、フェーズ3臨床試験などFDAの標準的な承認手続きを経る必要がある。しかし今回の指定は「FDAが医薬品開発に積極的にかかわるという申し出」だとカーリン氏は説明した。
欧米諸国の精神障害犯罪者対策に学ぶ ―精神障害犯罪者への対応はいかにあるべきか―山上皓1 はじめに 我が国においては毎年800人ほどの精神に障害を有する犯罪者(以下、精神障害犯罪者と略称)が、刑法第39条の規定に基づいて、不起訴処分を受けるなどして釈放されている。我が国には、諸外国が備えている精神障害犯罪者処遇制度がないため、彼らは釈放されると同時に一般患者として医療の側に委ねられることになる。しかし、彼らの中には一部、少数ではあるが、強い犯罪傾向を持っていて危険な犯罪を繰り返す者たちがいることが、問題である。 この制度的欠陥については刑法制定当初より気付かれていたが、我が国では膨大な数の精神病院の存在がこの欠陥を覆い隠す役割を果たしたこともあり、100年もの間改善されずに放置されてきた。30年ほど前にこの制度的欠陥を正す努力が法務省によってなされたが、精神医療の改革を求める世論の高まりの
「少くとも僕の場合は唯ぼんやりした不安である。何か僕の将来に対する唯ぼんやりした不安である」 作家、芥川龍之介は死後に見つかった手記の中で、自殺の理由についてそのような言葉を残しています。 そういう得体の知れない不安に襲われることは誰しもあることです。 では、この不安感はどこから生じているのでしょう? 東北大学は新たな研究で、この得体の知れない不安を引き起こしている脳領域の特定に成功しました。 さらにマウス実験では、その脳領域を光を使った光遺伝学的な操作をすることで不安感を人為的に抑制することができたのです。 この成果は不安障害の新たな治療戦略として大いに期待されます。 研究の詳細は2024年2月10日付で科学雑誌『Neuroscience Research』に掲載されました。
セロトニン不足はどのように意欲を低下させるのか?セロトニン不足はどのように意欲を低下させるのか? / Credit: canvaセロトニンは私たちの「やる気」や「元気」と深く関わる物質です。 セロトニンレベルが低下すると、気分や意欲が落ち込むだけでなく、イラつきを引き起こしたり、行動にかかるコストに敏感になるなど、様々な面で悪影響を起こすことが報告されています。 他方で、セロトニンを増やす薬はうつ病に見られる不安や意欲低下の治療薬として用いられています。 しかし「セロトニンの低下がどのようなプロセスで意欲生成を阻害し、やる気の低下に繋がるのか」という詳しい仕組みは解明されていません。 また脳内に10種類を超えるとされるセロトニン受容体のうち、どれがこの仕組みに関係しているかも不明です。 現状の治療薬は即効性が低いという問題点があり、これらの仕組みの理解はその改善に役立つと期待されています。
人という生き物は、家庭における親子関係を起点に、その後、学校や職場などを介して多種多様な人間関係を構築していく。そしてその過程においては、人同士の間で発生するさまざまな感情という“化学反応”によって、悩みや挫折、あるいは鬱(うつ)などの負のエネルギーを自らに抱えてしまう人が少なくない。そんな人たちに救いの手を差し伸べるのが、臨床心理学という領域だ。なかでも岡田和久教授が研究テーマとするブリーフセラピーは、未来志向の“早期解決法”として期待されている。 昨今、心の健康問題は、複雑かつ多様化しており、それらへの対応が急務となっているという。それに応じて、心理学に求められる需要や関心もますます高まっているといっても過言ではない。ただ、一口に心理学といっても、その〝守備範囲〟は実に多岐にわたる。認知心理学、社会心理学、生理心理学、環境心理学、老年心理学、そして臨床心理学……。それらのなかで、岡田和
2006年、イラクのアルファルージャで、軍用の金属探知機を膝に乗せ、テトリスをプレイする米海兵隊の兵士。(PHOTOGRAPH BY TOBY MORRIS, ZUMA PRESS/ALAMY STOCK PHOTO) 1980年代に世界的ベストセラーになったコンピューターゲームの「テトリス」を、メンタルヘルスの改善に役立てる研究が進められている。具体的には、テトリスをプレイして、性的暴行や自動車事故、戦争、自然災害、または困難な出産などを体験した後に起こるフラッシュバック(過去に経験したトラウマ的な記憶が自分の意志とは無関係に侵入すること)の回数を減らせる可能性があるという。 世界24カ国で実施した調査によると、人が死ぬところを見たり、愛する人が突然亡くなったり、命が脅かされたりする事故に遭ったりするなどのトラウマ体験があると報告した人の割合は70%を超えていた。だが、その後に睡眠障害や
部門紹介 2020年7月~、うつ病の新たな治療法「反復経頭蓋磁気刺激療法(rTMS治療)」を導入しました 医療機関のみなさまへ 治療申し込みにつきましては、下記の申込み用紙を地域医療連携センタ宛てにFAXいただきますようお願いいたします。 内容確認後、折り返しご連絡差し上げます。 ※「診療情報提供書」「質問票」については受診時にお持ちいただくようご案内ください。 各種様式(ダウンロード) rTMS治療成績 ※3週間実施できた15例が対象、6週目のみn=13 ハミルトンうつ病評価尺度とは・・・1960年に英国のMax Hamiltonによって開発された臨床現場で一般的に使われているうつ病の心理検査です。 うつ病の症状に特徴的な項目について、医師などの専門家が項目ごとに評価をしていく心理検査になります。点数が高いほど、うつ病の重症度が高い評価となります。 診療内容 うつ病の新しい治療法:rTM
恐怖心の制御は人や動物の生活で非常に重要です。強い恐怖体験の記憶、すなわち「トラウマ記憶」は、その時の状況と無関係に呼び起こされることがあります。フラッシュバックと呼ばれ、実生活に様々な不自由をもたらします。近年の研究によりトラウマ記憶に脳のどの部位が関わるかは分かってきましたが、そこでの詳細なメカニズムは未知の部分が多く、関連する精神疾患では決定的治療法が確立出来ていません。今回、自然科学研究機構・生理学研究所の揚妻正和准教授、鍋倉淳一所長、大阪大学産業科学研究所の永井健治教授らは、光学と機械学習の融合的新手法によりトラウマ記憶に関わる脳神経細胞ネットワークを検出することに成功し、記憶形成に伴う複雑な変化を捉え、トラウマ記憶が出来てくる仕組みを明らかにしました。本研究はNature Communications誌に掲載されました(日本時間2023年10月6日18時解禁)。 今回の発見 恐
<自分の不安と正しく向き合うことから本当の治療が始まる> アンジー・ランデロスの娘は幼い頃から内気だった。「とてもシャイだった。同年代の子供たちと話しながら、いつも気まずそうだった」 2020年3月、新型コロナウイルスのパンデミックに伴いロックダウン(都市封鎖)が始まった。当時10歳だった彼女は、ズームの授業でパソコンの画面に映る自分の姿を見て、どうしようもないほど恥ずかしがった。 登校が一部再開されると、学校に行くのを嫌がる日もあった。車の中でひどいパニック発作を起こし、足を蹴り上げて大声で叫んだことも。別の日は「私たちから隠れようと家の外に駆けていった」。 ランデロスと夫のマイケル・ブロックはエール大学児童研究所の精神科医でもあり、娘が社会不安症に苦しんでいることを知っていた。彼女だけではない。米国勢調査局の全国調査によると、不安や鬱の症状をほぼ毎日訴えるのは、成人では19年の11%か
医療関連スタートアップのセルスペクト(盛岡市)とドラッグストア大手の薬王堂は、尿に含まれる物質からうつ病など精神疾患の発症リスクを検査するサービスを8月中旬に始める。問診以外でリスクを客観的に判断できる取り組みは国内外でも珍しいという。新型コロナウイルス禍による巣ごもりなどが続くなか、精神的な不調を訴える人が増加している。産業医らの間でも客観的な検査のニーズが高まっており、両社はこうしたニーズ
うつ病や統合失調症をはじめとする精神疾患は約5人に1人が生涯に一度は罹患する疾患で、発症してしまうと治療には長い期間がかかり、その社会的損失は年間数兆円におよぶと言われています。精神疾患は適切な診断、早期の介入が重要であると考えられており、早期に専門的支援や適切な治療が受けられれば、予後がよくなることが報告されています。精神疾患は精神病発症リスクが高い状態である精神疾患発症危険状態(At Risk Mental State; ARMS)を経由して発症すると考えられていることから、精神科医療においてARMS診断は非常に重要です。しかしながら、ARMSの診断は専門の精神科医でなければ難しいため、客観的なARMSを把握できる検査薬の開発が切望されていました。 今回、島根大学人間科学部 和氣玲准教授(医学部精神医学講座兼任)、島根大学医学部 宮岡剛臨床教授(松江青葉病院副院長兼任)、島根大学医学部
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