精神科Q&A 【1585】13歳の娘に統合失調症の治療(あるいは予防)としての投薬を始めました(【1418】のその後) Q: 昨年【1418】12歳の娘に、統合失調症の前駆症状が見られるようなのですが、発症を予防するにはどうしたらいいでしょうか でご回答をいただきました現在13歳の娘について、ご報告差し上げます。その節は娘の状態についてご回答をいただきありがとうございました。おかげさまで夫(統合失調症で治療中)の主治医に診療していただける一助となりましたし、私の中で確認と覚悟ができたように思います。その後の状態をお伝えしたくメールを書かせていただいております。 その後、主治医のすすめで発達障害の検査を受けました。幼い頃の状態から考えてもその可能性は考えにくかったものの、現在の状態が広汎性発達障害に似た様相を呈していたためです。 しかし検査の結果その可能性は排除され、娘の現在の状態を統合失
施設・研究室訪問 富山県心の健康センター「こころのリスク相談」と富山大学病院「こころのリスク外来」 統合失調症の早期診断・早期治療を目指す 統合失調症は思春期から青年早期に好発し,約120人に1人が罹患する。薬物療法や心理社会療法が進歩する一方,依然として症状の持続や再燃に苦しみ,社会的機能やQOLの低下を余儀なくされる患者が少なくない。富山大学大学院神経精神医学の鈴木道雄教授らは統合失調症の早期診断・早期治療の推進を目的に富山県心の健康センターと共同で「こころのリスク相談」,さらに同大学病院神経精神科に「こころのリスク外来」を開設した。同教授にその活動の意義や現状などについて聞いた。 臨界期の精神病未治療期間を把握 統合失調症などが発症してから薬物療法が開始されるまでの時間的遅れは精神病未治療期間(DUP)と呼ばれ,DUPが長いほど臨床的転帰が不良と報告されている。そこで, 発
子供でも、統合失調症と誤診される場合がある。 神奈川県の中学生A君(14)は、中学1年だった一昨年秋、急に不登校になった。母親(44)がしかって学校に行かせようとしたが、声を荒らげて拒んだ。 深夜、「沖縄に行きたい。なぜ連れて行ってくれないんだ」と騒ぐ。「オレなんか生きる価値がない」と、自宅マンションのベランダから飛び降りようとすることもあった。両親は会社を休み、付きっきりで見守った。 それまで、優しくて責任感が強く、親の言うことをよく聞く子だった。小学校では野球チームの主将を務め、中学では硬式野球のクラブチームに入った。 中学1年の夏休みは、野球や勉強で、全く休日がなかった。このころから「疲れた」「旅行に行きたい」などと漏らすようになったが、母親は「踏ん張り所」と考え、励ました。 夏休みが明けると、不登校になり、その年10月、大学病院を受診した。担当した女性医師は、母親から30分ほど経緯
一昨年秋、大学病院で「統合失調症」と言われ、薬を飲み始めた神奈川県の中学生A君(14)。ひどい倦怠(けんたい)感に苦しみ、ろれつが回らず、歩くとよろけて倒れた。 「このまま薬を飲み続けたら、どうなりますか」。母親が尋ねると、医師は「100ある能力が70になります」と答えた。 両親は、カウンセラーに紹介された東京都目黒区の「林試(りんし)の森クリニック」を親子で受診した。 院長で児童精神科医の石川憲彦さんは1時間以上かけて話を聞いた。学校でのいじめ、休みもなく野球の練習に没頭する毎日……。 石川さんは、それらが重なり、一時的に心理的な混乱が起きたと判断、さらに統合失調症と診断された絶望や恐怖で「急性ストレス障害」を発症したと診断した。そして「統合失調症は明らかな誤診」と告げた。 A君の場合、大学病院で「暗闇が怖い」「何か見える気がする」などと話したことが、統合失調症という誤診につながった。
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