2014年3月、埼玉県川口市で17歳の少年が祖父母を殺害した上、キャッシュカードなどを奪う事件が起きました。少年は強盗殺人容疑で逮捕され、裁判で懲役15年の判決が出て服役中です。 私が事件の背景を知ったのは、2015年9月に公開された記事でした。 <記者の目>埼玉・少年の祖父母刺殺事件=山寺香(さいたま支局) 記事から分かるのは、少年が実母と養父から身体的・性的虐待を受けてきたこと。小学5年生から学校にも通わせてもらえず、各地を転々とし、時に野宿生活を強いられていたことです。働こうとしない母親に代わり、少年は後に殺害してしまう祖父母を含む親戚に借金しまくり、生活費の工面をしてきました。年の離れた妹を親代わりに育てたのも少年だったと言います。 少年を知る多くの人を取材し、関連する裁判をすべて傍聴した山寺記者が、この事件の背景を1冊の本にまとめました。 山寺香著『誰もボクを見ていない』(ポプラ
再犯防止法が成立=出所者雇用企業を優遇 参院本会議で再犯防止推進法が成立し、一礼する金田勝年法相=7日午後、国会内 犯罪者や非行少年の社会復帰を支援する施策を講じるよう国や地方自治体に求めた再犯防止推進法が7日午前の参院本会議で可決、成立した。刑務所などを出た人の雇用に積極的な企業に対し、国が発注する契約で優遇することなどを促している。 与野党の案を一本化した議員立法。刑務所や少年院などの出所者の再犯を防ぐため、国や自治体に対し、住居の確保や就職あっせん、職業訓練などに取り組むよう求めた。薬物依存症の人に適切な保健・医療サービスを提供することも定めた。法務省は今後、新法に基づいて包括的な再犯防止推進計画を策定し、5年ごとに見直す。(2016/12/07-12:33) 【政治記事一覧へ】 【アクセスランキング】
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精神・知的障害者の福祉施設建設に反対する住民運動について、昨年11月に紹介したところ、読者から多数の意見や感想をいただいた。反響を手がかりに、だれもが安心して暮らせる社会のあり方を模索した。(安田武晴、写真も) 思い 「反対する人たちは、自分や我が子に障害があったら、どうするのでしょうか?」(富山市の増井久代さん、46歳) 寄せられたお便りは、精神、知的障害者を地域から排除すべきではないという意見が大半を占めた。 怖いと言って反対する人の不安に対して「一般の人が考えるほど心配はない。施設に通える人は、まず大丈夫」とメールをくれたのは、岩手県奥州市の精神科医、胡青余(こせいよ)さん(38)。医師になって6年たつが、アルコール依存症患者や知的障害者から暴力を受けたことは一度もない。 胡さんは、中国・上海の出身。「少数の在日中国人が悪いことをしても、中国人を街から締め出すことはあってはいけない。
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