講師: 愛敬浩二(名古屋大学 大学院法学研究科教授) 山元一(慶應義塾大学 法科大学院教授) 司会: 志田陽子(武蔵野美術大学 造形学部教授、教養文化研究室、造形研究センター研究員) 開催日:2012年11月22日(木) この講座について 本講座では、第2次世界大戦終了時の天皇を描いたソクーロフの『太陽』を素材に、象徴君主制をとる国の君主の描き方を検証しました。とくにイギリス王室を描いたいくつかの映画と対比しながら、同じような象徴君主制をとる国でもその描き方や社会の反応が大きく違うことを見るという、イメージライブラリーならではの横断比較を行いました。 志田 映像講座「映画で学ぶ憲法」のシリーズ第2弾は、「民主社会における『君主』の表象」というテーマで座談会をさせていただきたいと思います。まず、今日の上映対象作品になりました『太陽』という作品を扱おうと発案してくださいました山元一先生は、慶応