政府は12月から「家電エコポイント制度」を段階的に縮小する。12月1日購入分からすべての対象商品で付与するポイントをおおむね半減。来年1月からは家電リサイクル制度を使った買い替えの場合に絞り、対象商品も省エネ性能が最も高い統一省エネラベル「五つ星」に限定する。財源が追いつかず、期限前に打ち切ったエコカー購入補助金を教訓に、経済産業省は「家電エコポイントでは販売現場の混乱や制度終了後の大幅な反動減を避けたい」としている。 ただ、32型・26型薄型テレビの場合、12月からはもらえるポイントが6000点に半減。1月からはテレビを買い足す場合はポイントがもらえなくなるなど消費者への影響は大きく、PRが不足すれば、混乱を招きかねない。 エコポイントは一定の省エネ基準を満たした薄型テレビ、エアコン、冷蔵庫の購入時にポイントを付与する制度で昨年5月に導入された。ポイント1点を1円に換算し商品券などに交換