SNSで影響力のあるインフルエンサーに、自社の製品やサービスをPRしてもらう「インフルエンサーマーケティング」は、デジタルマーケティングの選択肢の一つとして定着した。しかし、単に「インフルエンサーを使って売る」というだけでは通用しなくなりつつある。マーケターが理解すべきなのは、インフルエンサーのファンが向いている“推しベクトル”とも呼ぶべき「共鳴」だ。ハナマルキ(長野県伊那市)と森永製菓の事例から、インフルエンサーが持つポテンシャルを最大限に引き出す方法を学ぶ。 インフルエンサーマーケティングを実施するうえで、インフルエンサーやアーティスト、クリエーターのファンが向いている“推しベクトル”とも呼ぶべき、お互いのブランドや世界観に対する「共鳴」が重要になっている(写真/Shutterstock) 本連載の第1回で、意図的に“バズらせる”という企業目線の発想は、消費者に見破られるようになってい