各方面でご好評をいただいている本講義資料ですが,この度増補・改訂のうえ書籍として出版することが決定いたしました! 書籍限定の書き下ろしの3章 (約100ページ分!)を新たに追加して,2021年9月27日に発売予定です. この資料を気に入っていただいた方は,手に取っていただけるとありがたいです. ここで公開している資料は引き続きオンラインで無料で読めますので,ご安心ください🙇
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各サービスに加え、サポート費用、消費税諸々含め300万以上の課金が発生しました。 幸い今回の事象はラックの検証環境上で発生した事象のため、お客様への影響はなかったものの、これが「もしお客様環境で起きていたら......」と考えると背筋が凍ります。 事象の原因 今回上記(A)(B)の仕組みを定期的に実行する想定で各々EventBridgeルールの設定をしましたが、(B)のEventBridgeルールの設定に考慮漏れがありました。 具体的には、以下のように記載をしていました。 EventBridgeルールの作成時、イベントパターンのフォームから生成したJSONとなります。 ※ S3にオブジェクトが配置されたら後続処理を実施するというテンプレートを使用しました。 テンプレートの内容を深く理解せず、そのまま流用したことが本事象の発端となっていました。 ※ ただ、EventBridgeでは、ルールが
Amazon ECS でのコンテナデプロイの高速化 この記事は同僚の Nathan Peck (@nathanpeck)が書いた記事 “Speeding up Amazon ECS container deployments” を翻訳し、加筆・修正したものです. 元記事を ECS ユーザに紹介する機会が何回かあったので、せっかくなので翻訳することにしました. コンテナのオーケストレーションは非常に複雑な問題の一つです. アプリケーションコンテナのデプロイのために、相互にやり取りを行う複数の異なるコンポーネントが存在します. あなたのアプリケーションを実行したオーケストレータは、その実行されたアプリケーションが Web トラフィックを受け取る用意ができているかどうかについて判断する必要があります. その後そのアプリケーションはスケールダウンされたり、あるいは新しいバージョンのアプリケーション
コカコーラ大好き、カジです。 お客様よりFargateを検証環境で複数構築していて、夜間停止したいとご要望をもらいました。 その方法について調査しましたので、ご紹介します。 参考元 以下のブログが大変参考になりました。ありがとうございました。 【小ネタ】FargateのAutoScallingをスケジュールベースで動かす方法 - Qiita 上記ブログでは、1つのFargateのECSクラスタ、サービスの停止起動ですが、私の方で、複数Fargateに対応できるようLambdaを修正しました。 (私は、Python素人なので、社内のPython詳しいメンバーにも助けてもらいました。感謝) 構築するもの 以下の3つでできます。 ECSのタスク起動数を変更するLambda 上記Lambda実行用のIAM Role 上記Lambdaを実行する(キックする)CloudWatch Events 前提条
2022年5月24日(米国時間)、SANS ISCのフォーラムでPython向けライブラリの1つ(その後PHP向けライブラリでも判明)が第三者により不正なコードを含むアップデートが行われていたとして注意を呼び掛ける投稿が行われました。その後この行為に関わっていたとして実行者とみられる人物が顛末を公開しました。ここでは関連する情報をまとめます。 改ざんされた2つのライブラリ 今回影響が確認されたのPython Package Index(Pypi.org)で公開されている「ctx」、Packagist(Packagist.org)で公開されている「PHPass」の2つ。 影響を受けたライブラリ インストール実績 改ざんされたとみられる期間 概要 ctx 約75万回 2022年5月14日~5月24日頃 辞書(dict型オブジェクト)を操作するユーティリティを提供するPython向けのパッケージ
UMLとか構成図とかの図を描くの何のツールを使えばいいか迷いませんか?私は迷います。 ですので、最近使っているツールを紹介します。 世の中にツールがイロイロあるのは理解した上で、大量に紹介するとやっぱり迷うので、似たようなツールや個人的に使わないツールはバッサリ省いています。 パワポで描く まずはPowerPointです。 エンジニアや技術系の方は「パワポで図を描くのはちょっと、、、」と思われるかも知れませんが、状況によってありだと思っています。 パワポのメリット パワポは、ビジネスユーザーならほぼ誰でも使える システムを作る時に、お客さん側も含めた関わるメンバー全員がITに詳しいとは限りません。しかしそういう人にもシステムに対する理解は最低限していただく必要があります。システム構成図とか特に興味がない人に説明するときに「新しいツールをいれてください」というのはハードルが高いです。 パワポ
みなさん、障害対応してますか? 今回はインフラをある程度経験していれば、なんとなく当たりがつくような、サイトにアクセス出来ない時のパターンをいくつか紹介します。 パターンを知っているだけで調査のあたりの付け方が早くなるので、いつかきっと役に立つ日がくるでしょう。 インフラ: AWS Webアプリケーション: Rails Webサーバ: Nginx アプリケーションサーバ: Unicorn or Puma 調査のキモ まず最初に調査のキモについて。 ここだけ押さえておけば大体なんとかなる、きっと。 ログを見ること エラーログはシステムのダイイングメッセージ。 ログに全ての答えがあります。 まずはWebサーバ、アプリケーション、各ミドルウェアのログを良く見ましょう。 どこまでは正常に動作して、どこでエラーが発生したのかの原因を切り分けやすくなります。 HTTPステータスを見ること chrome
こんにちは。 MAD事業部のきんじょー(@joe-king-sh)です。 AWS認定資格取得を目指す皆さんへ朗報です。 本番試験前の腕試しに、あるいは学習開始時に試験概要の把握のために、 公式のトレーニングセンターからAWS認定資格の模擬試験を受ける方も多いと思います。 これまでの模擬試験は1回受けるのに2000円〜4000円かかり、試験結果は分野ごとの正答率のパーセンテージだけで、どの問題を間違えたのか、正解はなんだったのかがわかりませんでした。 そんな中、AWS Skill BuilderからAWS認定無料版模擬試験が、AWS Certified Advanced Networking - Specialty を除く10資格について、解説付きでリリースされたとのことなので、早速受けてみました。 模擬試験を受けてみた AWS SkillBuilderでトレーニングの登録 AWS Cert
classmethod.jp 絶賛内製化取組中なので、興味あるセッションがたくさんあります。 カルチャーは引き継げるのか? 〜企業のDevBizOpsへの挑戦〜 講師:アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 エバンジェリスト 亀田氏 日本には AWS に数十万のお客様がいる 日本が遅れているわけではない、積極的に使っている CI/CD などの最先端については若干遅れている SI モデル(請負)と相性が悪いのではと思われる サービス型 固定資産型からサービス型へ 初期投資不要、使用分のみ支払い モノを買うわけではないのでチャレンジしやすい環境 カジュアルにものづくりができる ビルダーズの育成がイノベーションの鍵 エンジニアがモノをつくるだけではない 収益やお客様への責任も持つべき 裁量がなければ限界がある 経営陣が考える必要あり 投資コストを最小化できるクラウドの相性がいい SaaS
S3 静的ウェブサイトにサーバーレスなお問い合わせフォームを実装してみた(Amazon SES + AWS Lambda + API Gateway) はじめに みんなが大好きな Amazon S3 の「静的ウェブサイトホスティング」で公開した HTML ウェブサイトに、メールフォーム付きのお問い合わせページが欲しくなるケースも多いと思います。 そこで今回は AWS のクラウドサービスをフル活用し、完全にサーバーレスで動作するメールフォームを構築してみました。 1時間ほどの作業でお問い合わせフォームを実装でき、AWS に触れることで「サーバーレス構成」の基本を理解するのにも役立ったので、備忘を兼ねて構築方法をご紹介します! 今回の構成(概略図) サーバーレスだと何が嬉しいの? おサイフに優しい メール送信のバックエンドに利用するAWSサービス(Amazon SES、Lambda、API G
みなさんコンテナを使うことの意味を自信もって答えられるでしょうか? ここ1年ほどコンテナ関連の仕事をメインでやっているハマコーですが、いろんなお客様からこういったお声をいただくことが多くありました。 「それはコンテナ化する意味があるの?」 「こんなコンテナ運用は危ない?」 「ECSの設定とか実際めんどい。docker runじゃだめ?」 「EKSって使えんの?」 そういう声を聴く中で、自分なりの答えを模索していたわけですが、岡山での弊社イベントAWS最新技術の祭典Developers.IO 2019 at 岡山城へ登壇するにあたり、そのあたりのもやもやを自分なりに昇華したのが、本日の内容です。 「このアプリをコンテナ化する意味があるのか、わからない」 「コンテナ化することで余計めんどくさくなった」 「AWSのコンテナサービスの何を使ったら良いのかわからない」 という悩みを抱えている方には、
どうもさいちゃんです。 AWSには利用者が仮想環境を構築していくのに役立つベストプラクティスと呼ばれるものがあります。 これからAWSでガンガン仮想環境を構築していくにあたって設計のベストプラクティスを復習してみようということで、今回はAWS公式から出ている「AWS 設計のベストプラクティスで最低限知っておくべき 10(+1) のこと」という動画を視聴したのでご紹介をしていきます。 登録さえすれば、無料で動画の視聴と資料のダウンロードができます。 こちらから受講が可能です。 はじめに このセッションはAWSにおける設計おベストプラクティスの理解を深める目的で、 クラウド導入を検討している方 オンプレミスからクラウドへの移行を検討している方 クラウドを使い始めたがベストプラクティスを適用できているか悩んでいる方 向けに細かくわかりやすくベストプラクティスについてを説明しているものになります。
最近リリースされたChrome拡張機能「AWS Peacock Management Console」をご紹介します。 AWS Peacock Management Console - Chrome ウェブストア AWSマネジメントコンソールを見やすくしてくれるChrome拡張機能です。AWS SSOを使って、いや使わない場合でも、複数のアカウントのコンソールを行き来するようなAWSの使い方をしている場合、「あれ、今どのアカウントにログインしているんだっけ?」と迷子になることはありませんでしょうか。私はよくあります。この拡張機能はその問題を解決します。 具体的にはこの拡張機能は、コンソールの2箇所の表示を変えることで、今どのアカウントにログインしているのかを判別しやすくします。 1. グローバルヘッダーの色の切り替え どの画面でも共通して表示される一番上の黒背景の部分のことです。拡張機能を
これは何 どのように技術選定してますか。よく聞かれます。SREチーム 鈴木心之介 です。しかし説明が難しい。難しいですが説明の助けになってほしく思い、技術選定を文書化した DesignDoc から1枚を公開してみました。 DesignDoc とは、ある程度の大きさや複雑さがあり一言で説明の難しい技術選定について、文書化したものです。これを通じて、技術選定をどのように行うか組織内に広めようとする試みです。2021年1月頃から始めています。 題材は、メール配信の冗長化をRailsで実現した tech.andpad.co.jp を、インフラ視点から技術選定した DesignDoc です。このメール配信SaaSの選定は2019年末頃に実施したもので、DesignDoc の取り組みを始めていなかった頃でした。時が経ち、ソースコードやSaaSの構成からは意図を読むことが難しく「なんじゃこれ」って質問を
ログ・モニタリングのやるべきこと AWS CloudTrail の設定 CloudTrail は AWS リソースを「誰が」「いつ」「何に」対して「どうような」操作をしたのかを記録するサービスです。 ログの長期保管の設定をしておくことで、トラブル発生時の解析等に利用できます。 有料です(無料利用枠もあります) [YouTube] AWS CloudTrailを触ってみた CloudTrail Insights を利用することで、機械学習により異常なアクティビティを検出することもできます。 ログは S3 と CloudWatch Logs に転送でき、S3 に保管しているログは Athena により検索することもできます。 Athena を利用する場合は、事前に CloudTrail 用のテーブルを作成しておき、検索方法を習熟しておきましょう。 インシデントが発生してから習熟では対応が遅くな
まずは Ruby on Rails の公式チュートリアルに沿って Rails アプリケーションを作るところから始めます。 チュートリアルをざっとみた感じ、Rails アプリケーションを作成するためには rails コマンドだけではなく node や yarn など様々なソフトウェアを実行環境にインストールする必要がありそうです。 突然ですが、僕はローカル環境にいろいろインストールしたくない勢です。AWS Cloud9 のようなクラウド IDE サービスを使う方法もありますが、理由は特にないけどローカル環境で完結させたいんです、そんな思いを持つ方も多くいらっしゃるかと思います。そこで連載の第 1 回となる本記事では、以下をゴールに進めていきます。 Rails チュートリアルで必要と書かれている依存ソフトウェア (rails, node, yarn など)をローカル環境にインストールせずに R
※東京リージョンの月額費用(USドル)。RIは全額前払を按分。 改善 記事の公開系を新しいアーキテクチャで刷新。データベースに高い負荷を発生させていた処理の改善を実施しました。 記事執筆に利用するCMSとしてのWordPressは、そのまま維持しています。 記事表示 WP REST API を利用して記事データを取得、サーバサイドレンダリング(SSR) を実施する Lambdaを導入しました。 SQL実行数 WordPressのPHPがDBを利用して実施していた記事HTMLの生成、オフロードされた事で、 1回の記事表示で発生するSQLの実行数は約1/5 (260→55)までに削減されました。 リニューアル前 $cat mysqlquery_dump.log | grep '13 Query' | while read line do echo "${line}" | cut -c 1-80
Cloudflare、CDNエッジで使えるオブジェクトストレージ「R2」発表。Amazon S3互換、読み出しの帯域コストなし、イレブンナインの信頼性 Cloudflareは、同社のCDNエッジで実行されるワーカープロセス「Cloudflare Workers」などから使えるAmazon S3互換のオブジェクトストレージ「Cloudflare R2 Storage」を発表しました。 Announcing Cloudflare R2 Storage: Rapid and Reliable Object Storage, minus the egress fees. https://t.co/U2dVhVSb2U #BirthdayWeek — Cloudflare (@Cloudflare) September 28, 2021 Cloudflare R2の特徴は、イレブンナインの信頼性を提
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