はじめに 一時期、自分は一週間に三冊の本を消化することを目標にしていたことがあった。 もちろん、それで本の内容を理解したとはとても言いがたいとは思うし、今はほぼやっていない。しかしそういう多読スタイルを続けていると、不思議なことに、おぼろげながらに「型」というものが出来てくる。どのようなアプローチで本に取り組むべきなのか、ということがだいたいわかってくる気になる。 今回はその話をメモしておこうと思う。 追記 ちょっと誤解を生みやすいみたいなので、ここで補足します。 これから語られることは、どちらかというと「ちょっと難しい本を少しずつ砕きながら読む」という形なので、例えば小説であったり、簡単なエッセイとか、そういう本の読み方として期待するとちょっと違うという印象になるかもしれないです。 上のような記事を期待されたかたは、恐らくがっかりすると思うので、追記しました。 最初から全部理解してやろう
2011年6月10日、日本版『WIRED』がいよいよ始動します。 テクノロジー・科学という観点から変わりゆく世界の姿を切り取り、創刊以来18年間、常に時代の先端を走ってきたアメリカの雑誌『WIRED』は、いったいどのような考えに影響を受け、どのような視点から雑誌づくりをつづけてきたのか。 世界が大きく動こうとしている今、『WIRED』を形作ってきた「ものの考え方」を一覧にしてみることには大きな意義があると考え、ここに10ジャンル100冊の本をリストアップしてみました。 『WIRED』を大学に見立てるなら、これが「日本校」における教養学部の課題図書ということになるかもしれません。 もっとも、これらはあくまでも日本版編集部が独断と偏見によって選んだものです。より開かれた雑誌づくりを目指す『WIRED』としましては、みなさんのご意見を広く集めたいと考えております。ぜひとも「未来に携えてい
小飼弾さん。1991年12月米カリフォルニア州立大学バークレー校中退。その後帰国し、ネットワーク技術者として活躍。1996年ディーエイエヌを設立し、代表取締役に就任(現任)。1999年オン・ザ・エッヂ(現ライブドア)の取締役に就任するも、2001年に同社取締役退任。 書評を主なコンテンツとするブログ「404 Blog Not Found(参照リンク)」の書き手として知られる小飼弾さん。書評を書けばその本の売上に大きく影響するという、日本屈指の書評ブロガーだ。 404 Blog Not Foundでは、1日に何本もの書評が公開されることも珍しくない。個人ブログでそれが可能なのは、小飼さんが本1冊を10分弱で読むことができ、1日に10冊前後の本を読んでいるから。だからこそ、あのボリューム感のある書評サイトが続いているのだ。 今回は、本を“読む”スペシャリストである小飼さんにインタビュー。著書『
コンセプト:海外SFはすげえ楽しいんだけど、職場の同僚に聞いてみるとどうも敷居が高いようなので、この俺が独断と純然たる自分の好みでお勧め入門用海外SF小説を挙げてみようと思った。 私の立ち位置:海外SF小説ファン。ただし若干なんちゃって分が入っており、ガチな人に比べれば遥かに読んでる量は少ないと思う。けどそれくらいの方が初心者向けという観点には合致している気もするからいいんじゃないだろうか? 基準:難易度が高そうな専門用語がべきべき出てくる作品は最初は避けた方が無難かもと思った。例えばいきなりヴァン・ヴォークトとかスタニスワフ・レムとか、若干ハードな気がする(勿論タイトルにもよるけど) ということで、以下は私がお勧めする四冊。 ・「エンダーのゲーム」著者:オースン・スコット・カード この本をお勧めする理由は二つある。一つは、この本の焦点は飽くまでエンダーやヴァレンタイン、バトルスクールの少
Code Complete 2 [ Code Complete第2版―完全なプログラミングを目指して (上・下) ] スティーブ・マコネルのCode Completeはソフトウェア開発者のための「楽しい料理」本だ。この本を読むということは、自分の仕事を楽しんでいるということであり、自分のすることに真剣であるということであり、もっと向上したいと思っているということなのだ。Code Completeの中で、スティーブは平均的なプログラマが読む 技術書は年に1冊に満たないと指摘している。この本を読んでいるという時点で、あなたはおそらく周りにいる開発者たちの90%と違う行動を取っていることになる。それもいい方向にだ。 私はこの本がすごく好きで、ここから自分のWebサイトの名前(Coding Horror)を取ったくらいだ。この本ではやるべきでない悪い例には"coding horror"アイコンで印
2009年08月17日04:00 カテゴリ書評/画評/品評 40歳までに読んでおいてよかった40作 「夏休みなのにまとめがない」とお叱りを受けたので、不惑をネタに。 フィクションとノンフィクションからそれぞれ20冊 順不同 完結しているものonly(「火の鳥」は微妙だが) 入手しやすさも充分に考慮(これで外したのが結構多い) フィクション どうしてもSFが多くなってしまいますね。 イティハーサ by 水樹和佳子 アイの物語 by 山本弘 七瀬三部作 by 筒井康隆 ちなみに 家族八景 七瀬ふたたび エディプスの恋人 で三つ。「筒井全部!」というのをこらえて。 ハイペリオン四部作 by Dan Simmons 銀河英雄伝説 by 田中芳樹 黎明編 野望篇 雌伏篇 策謀編 風雲篇 飛翔篇 怒濤篇 乱離篇 回天篇 落日編 異星の客 by Robert A. Heinlein 声の網 by 星新一
1978年に鶴田浩二主演で東宝から映画化された。前年に日本映画興行収入新記録をマークした同原作者の『八甲田山』に続く東宝・シナノ映画提携作品で、連投した森谷司郎はそれまでの新記録作『日本沈没』の監督でもあり、東宝のデザスター路線として大ヒットが期待されたが、これを大きく裏切る成績となった。 スタッフ[編集] 東宝映画・シナノ企画 提携作品 東宝株式会社 配給 製作:田中収 企画:吉成孝昌、馬場和夫 原作:新田次郎 脚本:山内久 協力監督:大森健次郎 音楽:林光 撮影:木村大作 美術:村木与四郎 録音:伴利也 照明:小島真二 製作担当:森和貴秀 スチール:中尾孝 編集:池田美千子 チーフ助監督:今村一平 監督:森谷司郎 キャスト[編集] 中箕輪高等小学校 赤羽長重(中箕輪高等小学校校長/実践主義派):鶴田浩二 白樺派教員と反白樺派教員との対立が始まりつつあった学校で、毅然とした態度で学校をま
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "長距離走者の孤独" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2022年12月) 長距離走者の孤独(ちょうきょりそうしゃのこどく、原題: The Loneliness of the Long Distance Runner)は、イギリスの小説家、アラン・シリトーが1959年に出版した短篇小説集、また同書に収録された短篇小説名。「怒れる作家」と呼ばれたシリトーは、この作品で青春期の大人社会への反抗や若者の怒りを描いた。短編集はホーソーンデン賞を受賞し、表題作は1962年に映画化された。 ストーリー[編集] 主人公のスミスは、貧しい労働者
『深夜特急』(しんやとっきゅう)は、作家・沢木耕太郎による紀行小説である。 産経新聞に途中まで連載された後、1986年5月に1巻・2巻(沢木は「第1便」「第2便」とつけている)が、1992年10月に最終巻(第3便)が新潮社から刊行された。また、新潮文庫からは6冊に分冊化される形で文庫本として出版されている。 なお、映画「ミッドナイト・エクスプレス」と本作品は内容は全くの無関係であるが、深夜特急という題名はこの映画に由来する(後述)。 概要[編集] 「かつてシルクロードがあったのならば、現代ならバスぐらい通っているだろう」と考えて、詳細な計画は立てずに勢いで日本を飛び出した主人公「私」の物語であり、筆者自身の旅行体験に基づいている。ただし、朝鮮民主主義人民共和国、中華人民共和国、ミャンマーなどは旅行当時入国や隣国への陸路での出国が難しかったので、起点はインドのデリーとし、終点をイギリスのロン
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