人間の脳というのは不思議なもので、アクセスされない情報は次第に劣化する。去る者は日々に疎しという言葉もあるが、久しぶりに会った友人の名前を思い出せないことは、そのような脳の仕様によるところが大きい。だから、大切な情報はときどき意識して思い起こしたほうがいい。 GUIベースのリマインダツールに慣れてしまった筆者にとって、「leave」は存在を忘れがちなコマンドのひとつだ。要はCUIベースのリマインダツールなわけだが、複数の仮想デスクトップを自在に操れる「スクリーン」(GNU screenにあらず)を愛用する現在、せっかくのメッセージを見落とすことが増えたため、すっかりご無沙汰となってしまった。 leaveの使い方はかんたん。引数には「○時□分」のように時刻を絶対指定するか、「○時間」「□分後」などと現在時刻から相対指定すれば、予定時刻到来の1分前には「Just one more minute