スウェーデンのコロナ対策に色々な意味で注目が集まっている。 新型コロナウイルスが猛威を奮う中、欧米諸国が軒並み外出禁止や都市封鎖など強制力を伴う強い行動制限を導入する中、スウェーデンはロックダウンを行わず、コロナへの対応を国民の自主的な判断に委ねることを選択をした。当初、その「英断」が話題になり、ロックダウンされたパリやロンドンがゴーストタウン化する中、ストックホルムのカフェで普段通りに家族との外食や友人との会話を楽しむ市民の姿とともにスウェーデンの独特なコロナ対策が紹介され、世界から羨望の眼差しが注がれた。 ところが4月以降、スウェーデンの死亡者数が急増したため、「スウェーデンのコロナ対策は失敗だったのではないか」との観測が拡がり、打って変わってスウェーデンのコロナ対策に対する報道は批判一色になった。 しかし、スウェーデンはそうした批判も、死亡者の急増もものともせず、ロックダウンを拒否す