オウムやカラスの認知能力は霊長類レベル この実験はカレドニアガラスを使った先行研究に基づくものだ。 2000年代初頭、ベティと名付けられたカラスがワイヤーをフック状に曲げてパイプからエサを取り出す行動が観察され、専門家たちの間で衝撃が走った。 その後の研究では、野生のカラスからもこのような行動が観測され、カレドニアガラスについては一般的な行動であることが判明した。 道具を使うカラスの映像 Sequential tool use by crow 当時、鳥の認知能力の研究は珍しかったが、現在ではヒトやサルのようにカラスやオウムも複雑な思考や行動が可能らしいことが分かっている。 道具を作り出しそれを使う動物たち 動物による道具の利用の定義については以前から議論が続いている。 「将来的に利用するために携帯あるいは保持される物体」とする説や、本当の意味で道具であるためには「目的に適するよう改造」され