「食べログ」の口コミで損害を受けたとして、飲食店経営者が運営会社(カカクコム)に情報の削除を求めていた裁判で、最高裁判所は6月2日までに、店側の訴えをしりぞける決定を下したことが分かりました。 口コミサイト「食べログ」 店側の要求は、食べログ側に書かれた「料理が出てくるまで遅い」「おいしくない」といった批判的口コミを削除してほしい、というもの。しかし食べログ側がこれを拒否したことから、2013年5月に店側が食べログを提訴していました。 これに対し、一審の札幌地方裁判所は「店側の要求を認めれば、表現行為や得られる情報を恣意的に制限することになる」と請求を棄却。店側はこれを不服として控訴していましたが、最高裁でも判決は覆らず、「口コミの削除は認めない」との判断がこれで確定した形となります。 FAQにも「お店にとって『都合が悪い』という理由で口コミを修正・削除することは一切ありません」との記述