北朝鮮は国営の朝鮮中央通信を通じて韓国軍とアメリカ軍の空軍などによる定例の共同訓練を非難し、16日に予定されている韓国との南北閣僚級会談を中止すると表明しました。 この中で、「会談の中断で南北関係に難関と障害が作られたことは、全面的に南側に責任がある」と主張しています。 また、アメリカに対しても「米朝首脳会談の運命について、熟考すべきだ」として、けん制しました。
(CNN) 北朝鮮の金桂寛(キムゲグァン)外務省第1次官は16日、朝鮮中央通信(KCNA)を通し、米国が一方的に核放棄を要求するなら、来月に予定していた米朝首脳会談を再考するとの警告を発した。 金次官はこの中で、「米国は核放棄と引き換えに経済的な補償と恩恵を与えるというが、我が国の経済建設を進めるのに米国の支援を期待したことはなく、今後もそういう取引をするつもりはない」と強調した。 そのうえで、トランプ米政権が北朝鮮との関係改善を純粋に追求するなら「相応の対応」をするが、「我々を追いつめ、ただ一方的に核放棄を強要しようとするなら」首脳会談の開催を再考するしかないと述べた。 金次官は、米国のボルトン大統領補佐官が北朝鮮の非核化について、リビアがモデルになるとの見方を示したことに強く反発。 金次官は、「核保有国である北朝鮮と、核開発の初期段階にあったリビアを並べるのは全くばかげたこと」「我が国
この件。 北朝鮮、核放棄先行を拒否=米朝首脳会談の再考警告―強硬派のボルトン米補佐官攻撃 5/16(水) 17:23配信 時事通信 【ソウル時事】朝鮮中央通信によると、北朝鮮の金桂冠第1外務次官は16日、談話を発表し、強硬派のボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)らが北朝鮮に対する制裁緩和より核放棄を先行させる「リビア方式」の適用を主張していると非難し、改めて拒否した。 6月12日に予定されている史上初の米朝首脳会談の取りやめを示唆し、トランプ政権をけん制する「瀬戸際戦術」を繰り出した。 北朝鮮はこれまでも、経済制裁の解除など「見返り」を得ながら進める段階的な非核化を要求している。長年対米外交を統括している金桂冠氏が今回、「ボルトンに対する拒否感を隠さない」と攻撃したことで、短期の非核化を目指している米国との水面下での調整が難航していることを浮き彫りにした。 金氏は「われわれは、朝鮮半
北朝鮮 南北閣僚級会談の中止を表明(5月16日 5時24分) 北朝鮮が16日に予定していた南北閣僚級会談を突如中止することを表明しました。 日本側では南北・米朝関係が再び緊張化することを歓迎しているかのようなコメントが目立ちます。 “北朝鮮は信用できない”“どうせ裏切る”といった先入観でものを見るようによく調教されている感じです。 NHK記事でも「来月の米朝首脳会談の中止の可能性もちらつかせてトランプ政権をけん制」と表現しています。 では北朝鮮はどういう理由で南北閣僚級会談中止を表明したのでしょうか。 理由として挙げているのは、5月11日から25日まで実施される米韓合同軍事演習(マックス・サンダー)で、特にB-52戦略爆撃機とF-22ステルス戦闘機の参加についての懸念です。 参加機数は約100機で例年通りの規模で、2017年12月の米韓合同軍事演習(ヴィジラント・エース)での230機よりも
今月9日、訪朝したポンペオ米国務長官と北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との会談。ポンペオ氏の右隣で、身ぶり手ぶりを交え話をする銀髪の男性がいた。 複数の米政府関係者や外交筋によれば、この男性はアンドリュー・キム氏。韓国系米国人で、25年余り中央情報局(CIA)諜報(ちょうほう)員として東京などで勤務。最近までCIAソウル支局長を務めた。情報機関のCIA高官が国務長官の外遊に同行し、姿が公になることは珍しい。この写真は米側では公表されていない。 トランプ大統領は昨春、北朝鮮への「最大限の圧力」政策を本格化させた。外交ルートの交渉が行き詰まっていた国務省ではなく、CIA長官だったポンペオ氏に北朝鮮との対話を探るよう指示。CIAはオバマ前政権時の2010年ごろから独自に北朝鮮との対話ルートをつくっており、キム氏はその中心的役割を果たしたとされる。 キム氏は、北朝鮮が融和姿勢を見せ
日米の“経済制裁の効果”というのは韓国文政権のリップサービス以外に特に根拠があるとは言えません。 まあ、もちろん全く皆無というわけでは無いでしょうけど、“ある程度の効果”くらいの影響ならば、北朝鮮は米国を射程に収めた核ミサイルを完成させるまで実験をしたでしょうからね。 北朝鮮は4月20日に核戦力を完成させたと宣言してはいますが*1、実態としては完成間際ではあっても完成してはいないというのが衆目の一致するところでしょう。 経済制裁の効果がある程度出ていたとしても、それだけでは完成間際の核ミサイル開発を停止しようという動機として不十分すぎます。 そういう場合、むしろあと一息とばかりに開発を加速させるんじゃないですかね。 そもそも、北朝鮮は“態度変化”したのかという点も疑問です。 北朝鮮の外交的な目標は、米国との直接交渉によって自国の安全保障を確立することで一貫してましたよね。核実験もミサイル開
少し古くなりましたが、この記事。 2018.5.6 13:30 【北朝鮮情勢】制裁、人権問題…「刺激すれば対話白紙に」 北朝鮮が米国をけん制 北朝鮮外務省の報道官は6日、米国が米朝首脳会談を前に、核放棄するまで制裁を緩めないとしていることや、人権問題を取り上げる構えを見せていることなどを非難し「相手を意図的に刺激する行為は対話ムードに冷や水を浴びせ、情勢を白紙に戻す危険な試みだ」と米国をけん制した。朝鮮中央通信が伝えた。 報道官は、北朝鮮が非核化の意思を示したことを、米国が制裁や圧力の結果だとアピールして「世論をミスリードしている」と反発。「われわれの平和愛好の意思を軟弱さと勘違いし、圧力や軍事的威嚇を追求し続けるのは、問題の解決に役立たない」と警告した。(共同) http://www.sankei.com/world/news/180506/wor1805060028-n1.html 関
Japan's Prime Minister Shinzo Abe delivers a speech during the graduation ceremony of the National Defense Academy in Yokosuka, Kanagawa prefecture, Japan, March 18, 2018. SEOUL — Prime Minister Shinzo Abe may be looking for reassurance when he meets later this month with U.S. President Donald Trump, given that the Japanese leader has been left out of the rapidly progressing diplomatic talks to re
「取引は進行中」。トランプ米大統領は5月までに開催される米朝首脳会談に関して、こう述べた。急転直下、緊張緩和に向けて動き出した東アジアの行方はどうなるか。不定期連載第8回では、国際政治のダイナミズムの深層に迫っていく。(一部敬称略) 「北朝鮮からは現時点で何も連絡がない。中朝間には主要なルートが二つある。だが、そのいずれからも接触がないんだ。これは明らかに強硬一辺倒だった対北朝鮮政策の失敗を意味している。国内の専門家からも、政策の見直しを急ぐべきという声が高まっている」 全国人民代表大会(全人代=国会)が行われている中国・北京で、外交関係者が渋面でつぶやいた。 この記事は有料記事です。 残り2760文字(全文3042文字)
訪米した韓国大統領府の鄭義溶(チョンウィヨン)国家安保室長は8日夜(日本時間9日午前)、トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長からの要請を受け入れ、5月までに米朝首脳会談に応じる意向を示したことを明らかにした。ホワイトハウス内でトランプ氏との会談後、記者団に語った。トランプ氏もツイッターで米朝首脳会談が計画されていることを認めた。 実現すれば初の米朝首脳会談となる。核・ミサイル問題を巡り対立を深めていた両国が歩み寄りを見せた形だ。4月末に予定されている南北首脳会談とあわせて、行き詰まっていた北朝鮮問題が動き出す可能性が出てきた。 鄭氏の説明によると、金委員長は鄭氏らに対し、非核化に取り組む考えを表明。今後、核実験や弾道ミサイル試射の凍結を約束した。これまで中止を求めてきた米韓合同軍事演習にも理解を示した。その上で、金委員長は、トランプ氏とできるだけ早い段階で会談
安倍総理大臣は9日午前、アメリカのトランプ大統領と電話で会談したあと記者団に対し、「北朝鮮の側から『非核化を前提に話し合いを始める』と申し出たこの北朝鮮の変化を評価する。これは日本とアメリカがしっかりと連携しながら、さらには日米韓3か国や国際社会とともに高度な圧力をかけ続けてきた成果だ。このことについてはトランプ大統領とも一致した」と述べました。 小野寺防衛大臣は閣議のあとの記者会見で、「詳しい情報については、来週、訪日を調整している韓国のソ・フン国家情報院長に確認することが前提になる。ただ、日米ともに、北朝鮮と意味のある対話を行うためには、北朝鮮が完全で検証可能なかつ不可逆的な方法で核・ミサイル計画を放棄することにコミットし、非核化に向けた具体的な行動を示すことが必要という立場は変わっていないと思う」と述べました。 また小野寺大臣は、記者団が「北朝鮮の非核化が進めば、核・ミサイルを想定し
韓国の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が8日、ホワイトハウスの中庭に立ち、北朝鮮の北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長とドナルド・トランプ米大統領が5月までに会談するというニュースを発表したとき、1つの歴史が作られた。しかし、北朝鮮の専門家でアナリストのアンキット・パンダ氏による一連の出来事と声明の詳細な分析は、これらの事実が一見した印象と異なる意味を持つことを示す。 会見の光景は、かなり奇妙なものだった。3人の韓国人、鄭国家安保室長、徐薫(ソ・フン)国家情報院院長、趙潤済(チョ・ユンジェ)駐米大使は、肩が触れ合うほど近くに立ち、ホワイトハウス西棟前で彼らを取り囲んだ熱心な記者たちに向かって話した。
日本政府、置き去り懸念=電撃発表「寝耳に水」-米朝首脳会談 トランプ氏 軍事力 軍事演習 トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と5月までに会談するとの電撃的な発表は、日本政府にとって「寝耳に水」だった。安倍晋三首相は発表直前に大統領と電話会談し、日米の結束をアピールしたが、政府内では日本だけが置き去りにされかねないとの懸念も出ている。 米に適用除外要請=世耕経産相、前向きな反応なし 「グッドニュースがある」。大統領が首相に報告を始めたのは日本時間の9日午前9時前。ホワイトハウスを訪れた韓国政府高官が大統領の意向を記者団に明らかにするわずか20分前だった。首相は「北朝鮮の変化を評価する」と応じたが、日本政府が評価を保留してきたことを考えれば、慌てて足並みをそろえた印象は否めない。 日本政府は「ほほ笑み外交に目を奪われるな」と慎重な対応を米国に促してきた経緯がある。外務省高官は米朝
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