「心の財布」はなかなか膨らまない Business 「世界で唯一、カネだけが無色透明で、フェアな基準ではないか」はホリエモンの言葉であり、一定の真実が含まれているが、カネの使い方自体には、その人が何に対して価値を置いているか、という価値観が表れる。 一方で、どのようなシーンで、何に対してどれぐらいまでなら払ってもいいと思っているか、という「心の財布」は、(富裕層など)人による違いもあるが、おおよその値ごろ感があるのも確かである。普段の昼食であれば、外食なら800円を超えるとちょっと入りにくいな、と思うし、ファストフードやコンビニ弁当なら600円は超えたくない。逆に、飲み会であればまぁ5000円なら普通か、という具合だ。旅行やテーマパークのようなハレの場ではもっと上限は緩い。同じ食事をするにしても、利用シーンによっても異なるのが、「心の財布」というわけだ。 「心の財布」の大きさは普段接してい