日食を肉眼で直接見ることは絶対に避けてください。太陽の光と熱はとても強いため、目を傷めてしまい、最悪の場合には失明してしまう危険性があるからです。 日食によって生じる網膜障害は「日食網膜症」と呼ばれ、昔から世界中で日食のときに発生しています。特に今回の日食は条件も良く、天文ファンのみならず多くの方が見られることでしょう。正しい観察方法や観察機材についている取扱説明書をよく読み十分に注意をはらう必要があります。 ○太陽(日食)観察による目の病気 日食はたいへん劇的な天文現象であり、天文ファンのみならず多くの人が日食の日には太陽を見ます。しかし、太陽(日食)を観察する際には十分に注意する必要があります。太陽は決して直接、肉眼で見てはいけません。晴天時の太陽を肉眼で見た場合、わずか1秒ほどでも目に悪い影響を及ぼします。誤った方法で観察すると、永久的な視力低下、さらには失明することもあるのです