東芝だからこそ上場廃止にするべき 改めて、オリンパスの時に東証が判断した項目を参考にして、以下の7項目を過去事例にも当てはめてみたものを再掲しておく。 1.決算修正すると上場基準に抵触するか 2.赤字を黒字にみせかけていたか 3.虚偽の有価証券報告書を使って金融市場より資金調達を行っていたか 4.本業の収益を偽っていたか 5.不正は組織ぐるみだったか 6.刑事罰となったか 7.課徴金となったか 大きく分けると「形式基準」と「それ以外」の2つに分けられ、「形式基準」には西武鉄道とカネボウが分類される。 1から5までは内部管理体制が構築されていれば防げる論点であり、6と7はその結果としてのペナルティである。 今回その規模、上場廃止の俎上に上がる深刻度を勘案すれば、東芝はカネボウのケースに近い。 東芝は巨大な企業であるため、上場廃止になると影響が大きいとか、株主に多大な迷惑が掛かるという意見もあ