猪瀬前知事の辞職に伴って行われた東京都知事選挙は、元厚生労働大臣の舛添要一さんが、2位の宇都宮健児さんに2倍以上の大差をつけて初当選を果たしました。NHKが行った出口調査などからは、社会保障の充実などを訴えた舛添さんが、いわゆる無党派層を含めて幅広い支持を集めたことが勝因になったことがうかがえます。一方で、インターネットでの候補者への関心などを分析すると、ネットの利用者ならではの関心が見えてきました。ネット報道部の千田周平記者が解説します。 ネットの関心分析からみえたこと 去年の参議院選挙からネットを使った選挙運動が解禁されたことで、候補者や有権者がインターネットで選挙に関する発言をすることが大幅に増えています。 NHKではNTTデータなどと協力して、先月6日から今月8日までに日本語で投稿されたすべてのツイートを分析しました。まずツイッターでの候補者への「関心」をみるために、得票数で上位