世界で最も有名な野球場「ヤンキースタジアム」が、来季からサッカーの本拠にもなる。大リーグのヤンキースとグラウンドを兼用するのは、米メジャーリーグサッカー(MLS)に新規参入するニューヨーク・シティー(NYC)だ。開幕は来年3月。大リーグのレギュラーシーズンと重なる中、新しい試みになる。 NYCは、ヤンキースとイングランドサッカーのマンチェスター・シティー(マンC)が運営資金を出して生まれた。米英プロスポーツ界の強豪同士が手を組んだ新プロジェクト。華々しい船出にするため、2010年W杯南アフリカ大会得点王のスペイン代表FWビリャ(32)とイングランド代表MFランパード(36)を獲得した。 本拠としては、ヤンキースタジアムがうってつけだった。運営責任者のレイナ氏は「世界一有名な球場。ファン開拓も期待できる。年間指定席はすでに数千席売れている」。クラブ名「シティー」が示す通り、NY市内に本拠を置