大阪市の学校法人「森友学園」が大阪府豊中市で開校を予定している小学校の認可を巡り、学園側が2月に開かれた府私立学校審議会(私学審)で、愛知県内の私立中等教育学校への推薦枠があると報告していたことが、府などへの取材で分かった。私立学校を運営する学校法人は毎日新聞の取材に「事実無根」と否定しており、府は「虚偽や不適切な報告であれば問題だ」として学園側に事情を聴くとともに、報告内容を証明する文書の提出を求める方針だ。 府などによると、森友学園は2月22日にあった私学審の臨時会で、入学希望者の確保策を列挙した資料を配布した。その中に、愛知県にある海陽中等教育学校から、推薦入学枠を提供してもらうことで合意しているという内容が記されていた。