アニメの背景に見る建築・都市・時代。谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館で「アニメ背景美術に描かれた都市」が開幕石川・金沢の谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館で、第7回企画展「アニメ背景美術に描かれた都市」が開幕した。会期は11月19日まで。 文・写真=安原真広(ウェブ版「美術手帖」副編集長) 展示風景より、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の竹内敦志によるレイアウトと小倉宏昌による背景カット 石川・金沢の谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館で、第7回企画展「アニメ背景美術に描かれた都市」が開幕した。会期は11月19日まで。 本展は『AKIRA』(1988)、『機動警察パトレイバー the Movie』(1989)、『機動警察パトレイバー2 the Movie』(1993)、『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(1995)、『メトロポリス』(2001)、『鉄コン筋
都市の伝記──自伝という死の訓練 | 田中純 Analyses of Urban Representation 16 | Tanaka Jun ヴェネツィアにほど近いパドヴァの街の中心に、転倒した船の船底のような屋根をもつパラッツォ・デッラ・ラジォーネは建つ。「サローネ(大広間)」と呼ばれる巨大なホールを二階に有するこのパラッツォは、一二一八年から翌年にかけて建造され、幾度もの焼失と破壊をくぐり抜けてきた。サローネのほの暗い空間を囲む壁面は四方びっしりと、占星術にまつわる図像を中心とするフレスコ画によって埋め尽くされている。小宇宙をかたちづくろうとするこうした室内装飾のモチーフは、一四世紀初頭にパドヴァ大学で教えた医者・自然科学者ピエトロ・ダーバノの著作に由来するものだという。 この巨大空間の脚下、建物の一階は、八〇〇年以上にわたり、商店が軒を連ねる市場としてにぎわっている。そこは隣接する
※写真はイメージです。 「京都に建築基準法は馴染まない。」 これは私の私見だ。 私は、20年程度の期間にわたり、一貫して不動産に関連する仕事をしてきた。 不動産の仕事は奥が深い。 それは、不動産という仕事が、住まいや商い、投資や金融、様々なことに関連してくるからだ。また、不動産に関連する法律などの基準や規制を本当の意味で理解して不動産を扱っている人は、不動産業者と言われる人の中でも、実は数少ないと私は思っている。 それだけ、多種多様な法律などの基準や規制が絡んでくる。 今まで、日本中の様々な場所で、様々な不動産を見て仕事として携わってきた。そして、京都で初めて扱わせてもらった不動産を通じて得た経験から、「京都に建築基準法は馴染まない。」と感じ、その後も京都ならではの情報に触れ、今もそう思っている。 しかし、これを読んで、いきなり「京都に建築基準法は馴染まない。」という話しをしても、建築基準
モントリオールの地下街はとても広く、複雑です。 地下街の地図がネットからダウンロードできますので、活用してください。 マップはこちら:https://montrealundergroundcity.com 上のマップのように大きく分けて、6つのエリアに色分けされています。 また、モントリオールの主な移動手段は、地下鉄のメトロになります。この地下鉄と地下街をうまく活用できると、冬でも快適に移動ができます。 地下鉄メトロの路線図も一緒にあるといいですね。 メトロの路線図はこちら:http://www.stm.info/en/info/networks/metro 地下鉄メトロの乗り方などの解説は、別記事で紹介しています。 ▼合わせて読みたい モントリオールの地下街につながる7つの駅 地下街は、モントリオールのダウンタウン(中心地)にあり、地下鉄メトロの7つの駅とつながっています。 地下鉄の路線
かねてから不思議だった。どうして家はこんな形をしているのか。効率を考えたら四角い直方体がみちみちに並んでるはずなんじゃないか。 専門家と東急沿線の街歩きシリーズ、今回は念願の建築の専門家と街を歩く。 神田さんによると私達が住んでいる街がこんな形をしているのは法律によるところも大きいという。そういえばよく分かってなかったこと、まだまだたくさんありました。 高名な先生を呼んだ なんで家ってあんな形なんだろうか。なんで街はこの高さなんだろうか。建築に詳しい人と街を歩いて何から何まで洗いざらい教えてもらいたい。 そう思って建築に詳しい人を探したら高名な先生がつかまった。東京大学名誉教授、日本大学理工学部客員教授である神田順さんと東急東横線祐天寺駅周辺を歩くことになった。 神田さんは東大で32年間先生をやっていて著書もたくさんある。大田区長選にも出たそうだ。「なんで家は真四角じゃないんですか?」とか
散歩道場へようこそ一味違う散歩の方法を知る達人たち。彼らに聞いた、さまざまな分野の散歩術を集めてみました。視点を変えてみたり、想像力を働かせたりするだけで、いつもの帰り道が未知の世界に様変わりするかもしれません。 2020年10月に初の著書『たのしい路上園芸観察』(グラフィック社)を発表した路上園芸学会の村田あやこさん。住宅や店舗の前などで営まれる園芸や、路上空間で育まれる緑を「路上園芸」と名付け、その撮影・記録を行う“路上園芸鑑賞家”だ。
1000万ビュー超の人気ブログ「昭和スポット巡り」が遂に書籍化! 「盲導犬クイールの一生」「ダジャレ ヌーヴォー」の石黒謙吾プロデュース 著者による8年間の集大成 今までに訪ねた昭和遺産の数は1703ヶ所。その中から厳選し、幅広いジャンル から108景を写真と文章でご紹介しています。懐かしさが新しい、今行ける「昭和遺産」も数多く掲載!巻末に全国昭和遺産巡礼「1703スポット」全リスト付き。 よく人から、「昭和のどんなところが好きなんですか?」と聞かれるのですが、じつのところ自分でもよくわからないのです。 たとえば、誰でも一度くらいは異性に一目惚れをした経験があると思いますが、あの「ドキッ!」とする感情がなぜ起きるのか、うまく説明しろと言われても無理でしょう。そして、その衝撃は大きければ大きいほど言葉にするのが難しいはずです。 僕にとって昭和とは、そのように直感的に強く惹きつけられるものであ
「STAY HOME週間」はなぜ「STAY HOME WEEK」や「自宅待機週間」ではないのだろうという疑問はさておき、この大型連休を家で過ごすためになにをするかを考えることは、たいへん重要なテーマだ。まあ僕の場合はこの週間に、慣れないリモート講義に使う動画の制作を、泣きながら一気に進めなければならないことは、一時的に忘れるとして。 すでにいろんな施設や組織がネット上に興味深い動画を限定公開しているので、それらを探して徹底的に観まくるのもいいよねえ。シリーズものの映画やドラマを観まくるとかもいいよねえ。プレイステーションのゲーム「ファイナルファンタジー7リメイク(FF7R)」をやりまくって、「STAYミッドガル週間」にするのもいいよねえ。少し前に僕も本体とともにFF7Rを買ってみたよ。ぜんぜん進んでないけど。ちなみに上に貼った写真は、広島県大竹市に実際にあるそれっぽい工場。ミッドガルみがよ
<English version is below> 冷戦が崩壊してから、すでに30年近くが過ぎようとしている。“OSAKAN SOCIALISM”と名づけられたこの小さな写真集は、遠のいていく歴史の残響を聴きとろうとするささやかな試みのひとつだ。 もちろん、日本が国家の正当なイデオロギーとして社会主義を公認したことはこれまで一度もなかった。1945年の敗戦以降、日本は、国際的にはアメリカとの同盟関係を基盤としながら、西側諸国の一員として経済的な繁栄を享受してきた。とはいえ、ときに「最も成功した社会主義国」と揶揄されたように、その中央集権的な経済体制は、純粋な資本主義の姿からはほど遠かったし、かつての最大野党、日本社会党の綱領は「日本における社会主義への道」だった。 そのリアリティはさておき、現実とは異なる世界について、いまより多くのひとびとが想像力を逞しくしていた時代がかつてあった。だが
イオンにみせられて もぐこん 「モーニング 2017年6号」に掲載された読み切り作品!※雑誌掲載当時のままの内容です。
刊行記念対談:石川初『思考としてのランドスケープ 地上学への誘い──歩くこと、見つけること、育てること』 石川初──本日はお足元が悪いなか、こんなにたくさんの方にお集まりいただいてありがとうございます。たくさんの皆さんのお世話になりながら、ようやく出版することができました。今日は大山さんと一緒に、普段とは違う視点から面白い議論ができればと思います。 石川初『思考としてのランドスケープ 地上学への誘い── 歩くこと、見つけること、育てること』 最初に、今日は刊行記念ということで、『思考としてのランドスケープ 地上学への誘い──歩くこと、見つけること、育てること』の内容について喋ります。タイトルが長いので、僕の研究室では略して『思ラ本』と呼んでいます。はじめに、第1章で書いている神山町の「FAB-G」とそれに絡めて最近考えていることを紹介します。その後、今日お迎えした大山さんにもお話をしていた
Beyond the End: Ruins in Art History 2018年12月8日(土)~2019年1月31日(木) December 8, 2018-January 31, 2019 展覧会チラシ作品リスト 栄華や文明の痕跡を残しながら崩れ落ちようとする建造物や遺跡。「廃墟」は西洋美術のなかで、風景画の一角にくりかえし描かれていました。18世紀から19世紀にかけて、興味深いことにいわゆる廃墟趣味が流行すると、「廃墟」は絵画の主役の地位を確立していきます。 「廃墟」を愛でること、描くこと-この美学は、近代に日本の美術のなかにも伝播しました。廃墟の画家として名を馳せた18世紀のユベール・ロベール、版画家ピラネージから、19世紀のコンスタブル、20世紀のアンリ・ルソー、マグリット、デルヴォー、そして日本の江戸時代から近現代の画家たち、亜欧堂田善、藤島武二、岡鹿之助、元田久治、大岩オ
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