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ブックマーク / www.bookbang.jp (3)

  • 水木しげる「人を土くれにする時代だ」 出征直前の手記で語った戦争への思い | ニュース | Book Bang -ブックバン-

    《一切の自分ていふものを捨てるのだ。》 しかしその後に自分の言葉を否定する。 《吾は死に面するとも、理想を持ちつづけん。吾は如何なる事態となるとも吾であらん事を欲する。》 芸術を志しながらも救いを仏教や基督教に求め、また哲学が芸術を支える杖となるのかと悩む。 《吾を救ふものは道徳か、哲学か、芸術か、基督教か、仏教か、而してまよふた。道徳は死に対して強くなるまでは日月がかかり、哲学は広すぎる。芸術は死に無関心である。》 《俺は画家になる。美を基礎づけるために哲学をする。単に絵だけを書くのでは不安でたまらん。》 かと思えば 《前に哲学者になるやうな絵描きになるやうな事を書いたが、あれは自分で自分をあざむくつもりに違ひない。哲学者は世界を虚空だと言ふ。画家は、深遠で手ごたへがあると言ふ。(中略)之ぢや自分が二つにさけねば解決はつくまい。》 当時の水木さんは哲学書や宗教書を読みあさっていたようだ。

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    boshi
    boshi 2024/04/29
  • スタジオ中が涙 アンガ田中がバラエティ番組でみせた母親への愛情 | エッセイ | ちょっと不運なほうが生活は楽しい | Book Bang -ブックバン-

    お笑い芸人・アンガールズの田中卓志による、ちょっと哀しいのにクスリと笑える日常とは? 文芸誌「小説新潮」の連載で明かされた可笑しみと悲哀がにじむエピソードを公開します。今回のテーマは「最高の事」です。 *** 事というものは、毎日のことで何気なく過ぎて行く。けれど、毎日の積み重ねだからこそ、色んな想いが詰まっていて、時にその感情が意外な形で僕の前に飛び出してくることがある。 僕は一人暮らし歴がもう26年になり、年齢が45歳なので、一人で暮らしてきた時間のほうが長い。 ここまで来ると、一人でご飯をべるということに全く寂しさを感じない。 よく芸人同士、仕事が終わると今日の収録の話や、他愛もない話をするために、みんなでご飯に行くことがあるけれど、それが大好きな芸人もいれば、正直それがなくてもいい芸人がいる。僕はどちらかといえば後者に近いと思う。 さっと家に帰ったら帰ったで、一人で好きなテレ

    スタジオ中が涙 アンガ田中がバラエティ番組でみせた母親への愛情 | エッセイ | ちょっと不運なほうが生活は楽しい | Book Bang -ブックバン-
    boshi
    boshi 2021/11/23
  • 東京藝大は日本のアマゾンだ! | レビュー | Book Bang -ブックバン-

    書評を頼まれたときは自分で読んでから返事をすることにしている。万に一つも面白くないを薦めるわけにいかないからだ。でも書は読まずに受けてしまった。だって、このタイトルだもの。読んでみれば果たして期待通りだった。 著者は小説家で、芸術とは格別縁がない、言わば普通の人。だが奥さんが現役の東京藝大生(彫刻科)。巨大な一の木に鑿(のみ)をふるって家中が工事現場のようになったり、半紙を体中に貼り付けて「自分の型」を取っていたりする。台所でツナ缶を見つけたと思いきや、ガスマスクのフィルター部分だった。「樹脂加工」の授業で、有毒ガス防止のために使用するという。しかもどこで買ったのかと訊けば、「生協」。藝大の生協ではガスマスクが販売されているのだ。 あまりに面白いので、をコーディネーターとして藝大探検を始めた。美術専攻の「美校」と音楽専攻の「音校」の全学科の学生にインタビューを敢行し、彼らの制作・演

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    boshi
    boshi 2016/10/04
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