日本のIT(情報技術)はいまひとつ、世界で「覇気」がないように見える。その理由が最近、少し分かった気がする。それは「こういう世の中にしたいという理想」を持ってないからではないか、というものだ(なおここで「覇気」とは何かの定義が必要だが、ここでは「技術イノベーションの熱意と『ドヤ顔』」くらいに捉えておく)。 オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」 アメリカに比べて日本では、ITはビジネスの品揃えの一つに過ぎず、ITの夢や理想はほとんど語られないままに、求められた条件の経営や効率を考えているように感じる。しかし経営や効率は企業活動の方法の一部であり、その動機ではないはずだ。与えられた条件での最適化ではイノベーションは生まれない。それなら今後、日本社会はどうすればよいのだろうか。 WWW (World Wide Web)を発明したのは、ジュネーブにある物理学の研究
◆話題になったキンコン西野の近大でのスピーチ 近畿大学の今年の卒業式に招かれた、漫才コンビ「キングコング」の西野亮廣氏によるスピーチが話題になっている。近畿大学がYouTube上の公式チャンネルに「キンコン西野 伝説のスピーチ 」として投稿。約15分のうち、特に「時計」について語る約1分間の映像が切り抜かれてTwitterでも拡散されている。「感動した」という声も多いが、一方で批判も多い。このスピーチの何がダメなのか。 まずは、問題の「時計」にかんする西野氏のスピーチの書き起こし。 ”時計ってすごく面白くて、長針と短針があって、あいつらは1時間に1回すれ違うんですよ。重なるんですよ。1時5分で重なって、2時10分くらいで重なって、3時15分くらいで重なって、長身がもう1回追いついたかと思ったらまた4時何分かで重なる。毎時1回は重なるようにできているんですけど、11時台だけは重ならないの。1
東京証券取引所は2018年10月23日、9日に発生したシステム障害についての報告書を金融庁に提出した。メリルリンチ日本証券からの大量の電文誤送信が発端だったと特定する一方、東証自らも「十分な使命を果たせなかった」として社長ら3人を処分した。 今後はシステム対応を強化し、証券会社との間で障害テストを実施して再発防止に努めるとしている。システム障害を起こさないことがまず必要だが、万が一起きてしまった場合のバックアップも重要だ。今回、バックアップがうまく働かなかった証券会社は、早急な対応が求められる。 ■主要ネット証券は対応できたが... 東証によると、障害は10月9日7時31分に発生した。メリルから東証の売買システム「アローヘッド」に対して、通常の1000倍に上る大量の電文が送信され、証券会社と東証を結ぶ4回線のうち1回線がダウンした。メリルが自社の2つのサーバーに、誤って同一のIPアドレス・
「朝食を抜くと体重が増える」という定説のメカニズムを、名古屋大大学院の小田裕昭准教授の研究グループがラットの実験で裏付けた。朝食を抜くことで体内時計に狂いが生じるためという。論文は31日、米科学誌プロス・ワン電子版に掲載された。 ラットは起きている間、餌があれば断続的に食べ続ける習性がある。 小田准教授らは、56匹のラットを2グループに分け、一方には通常通り餌を与え、別の一方には起きた4時間後から餌を与えた。前者は朝8時に朝食を食べる人に、後者は朝食を抜き正午に最初の食事を取る人にそれぞれ見立てた。いずれにも14日間、高脂肪の餌を同じ量与えた。 実験の結果、後者のグループのラットは通常より平均約7~8%体重が増加。肝臓を遺伝子レベルで比べたところ、後者は体内時計をつかさどる時計遺伝子の働きに約4時間の遅れが生じ、体温の高い時間が短くなっていた。体内時計が狂い、活動時間が少なくなることでエネ
――裁判の時間を短縮できる少額訴訟も活用していると伺いました。 岩崎:少額訴訟の場合、裁判が原則1回で終わるのがメリットですが、それは諸刃の剣でもあります。逆にいうと1回で証拠を全部そろえなければならないんです。通常の裁判だと後から気付くことがあったり、反論されたときに「次はこういう風に主張しよう」と立て直しをはかったりもできます。そのため、最近は最初から通常訴訟をするようにしています。 ――他に注意点などはありますか? 岩崎:少額訴訟は比較的手軽とはいえ、法律知識がないまま挑戦するのはおすすめしません。被告側の希望で通常訴訟に移行される場合もありますし、小さな金額でも相手が弁護士を立てて、争ってくる可能性もあります。簡易裁判所で争いが複雑になったり、決着が付かないと、地方裁判所に移送される可能性もありますから、もし本人訴訟だった場合には地方裁判所で一人で裁判を続けなければならなくなります
――司法書士に依頼した際はどういった事案だったんですか? 岩崎:このとき、ある匿名のまとめサイトに画像が20点近く無断で使われていました。プロバイダーに相手の情報を開示してもらった後、弁護士の先生に「20万円払ってください」という内容証明を送ってもらったんです。そうしたら相手が「お金がなくて3万円ぐらいしか払えません」と言ってきたんですね。こちらは既に弁護士に3万5000円ほど払って内容証明を送っているので、さすがにガクっときました(笑)。 あと、実は弁護士を通して連絡する前に、「直接お金を渡しにいきます」と提案されて「いえ振り込みでお願いします」といったやりとりもありました。 ――えたいの知れないサイト運営者と個人的に会うのは怖いですね。 岩崎:ほんとそうなんですよ。現金を直接手渡しはちょっと……と、振り込みを要求していたら連絡が途絶えてしまって、最終的に弁護士に内容証明を送ってもらった
個人で対処するのが難しいと思われがちな「画像の無断転載」。大切な写真やイラストが知らぬ間に盗用されているのは悲しいものです。とはいえ、いきなり弁護士に依頼するのもハードルが高く、二の足を踏んでしまいがち。 【画像】無断転載された写真 そこで今回は、弁護士を立てない「本人訴訟」の経験も豊富で、1回の裁判で約90万円の和解金を得た実績もある夜景写真家の岩崎拓哉さんに、無断転載に遭った際の対処方法についてご自身の体験を元に語っていただきました。 ――無断転載をした相手に問い合わせる上でまず注意すべき点とは何でしょう? 岩崎:いろいろな交渉の仕方があると思うんですが、特に相手が匿名の「まとめサイト」などの場合、サイトに設置されたメールフォームからの連絡はおすすめしません。運営者情報が書かれていないサイトにいきなり問い合わせても、無視されたり匿名返事であることが多いんですよ。交渉するなら、ある程度相
台風21号で被害を受け、2か月近く放置されている激しく崩れた状態の2階建ての空き家。驚くのはその場所。大阪・なんばの駅前、高島屋の向かいという一等地なんです。ミナミの玄関口で、なぜ空き家が放置されたままなのか。片づけられるめどは、今も立っていないといいます。 大阪・なんば。先月、関空が閉鎖された影響で一時は観光客の姿も少なくなりましたが、今ではすっかり以前の姿を取り戻しています。そんな中、なんばの駅前、御堂筋沿いの一角にミナミの玄関口とはとても思えないような光景が。ぼろぼろに崩れた2階建ての空き家が放置されているのです。 「台風から2か月が過ぎようとしている今も放置されたままです」(大里奈々記者リポート) 9月、近畿を直撃した台風21号。各地で建物の屋根が吹き飛ばされ、工事現場の足場が崩れるなど大きな被害が出ましたが、この空き家も強風の影響で大きく崩れました。あれから約2か月。歩道のがれき
6社もの経営に携わってきた「プロ社長」でいながら、メディアから距離をおき、その実像はほとんど知られていない。「大金持ちになる気持ちもない」というこの人物は、不要なものをまったく持たない人としても知られる。寺田倉庫社長の中野善壽氏。その「変な人生」に迫る。 東京・天王洲アイルの風景が一変している。散歩道のある運河には水上ラウンジを併設するレストランも整備され、街中はアート作品がずらりと並ぶ。 茫漠とした倉庫街は、洒落たアートの街へ変貌を遂げた。再開発を主導したのは、「寺田倉庫」という倉庫会社だ。 「日本のアートコレクターで、寺田倉庫を知らない人はいませんね。ファッションECサイトを運営するスタートトゥデイの前澤友作社長が、現代アートの巨匠、バスキアの作品を123億円で落札したことが少し前に話題になりました。この作品が預けられているのが寺田倉庫と言われています。 他にも、世界の富豪たちがコレク
「職場の問題地図」などさまざまな書籍・講演で、働き方改革や業務改善にメスを入れている沢渡あまね氏が、「業務ハッカー」を提唱するソニックガーデンを訪問。ITを駆使し、鮮やかに業務を効率化する業務ハッカーについて語りあった。 ITを使って業務の課題を鮮やかに解決する「業務ハッカー」。まだまだなじみのない概念だが、働き方改革と生産性の向上を両立させる切り札として注目を集めている。いま、なぜ業務ハッカーが必要なのか? 「職場の問題地図」など数々の書籍や講演で実効力のある業務改善を提案し続けている沢渡あまね氏が、業務ハッカーの総本山でもあるソニックガーデンに切り込んだ。(モデレーター アスキー編集部 大谷イビサ 以下、敬称略) 【もっと写真を見る】 日本ではカイゼンマインドを持った人が評価されてこなかった 大谷:まずは「業務ハッカー」に行き着いた経緯、ソニックガーデンの方々と話してみようと思った経緯
横浜港にかかる横浜ベイブリッジをくぐり抜け、しばらく進むと船が止まった。 遺族が船室からデッキに移動し、散骨が始まる。水溶性の袋に収められた遺骨を海に流し、献花、献酒と続く。遺族が船室に戻ると、船は散骨した場所を3回旋回。お別れの汽笛が海に響き渡った。 【写真】「海洋散骨」はこんなふうに行う ■「夫と海でつながりたい」という思い 散骨式を執り行った遺族に伺うと、故人の夫は第2次世界大戦で南洋において戦死。自分が亡くなった際には「夫と海でつながりたい」と言っていた。その遺志をかなえるための海洋散骨に、親族からの反対も特になかったという。 海洋散骨式を施行したシー・ドリーム(神奈川県座間市、ブランド名は「海洋散骨プロデュース珊瑚礁」)は2010年の設立。葬儀関連業界と旅客船業界の両方で働いた経験を持つ今井健夫社長は創業の経緯をこう語る。 「マリーナの支配人をしていた際、葬儀社から散骨施行のため
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