2014年9月2日(火)から9月4日(木)までの3日間、一般社団法人コンピュータエンターテイメント協会(CESA)の主催によるゲーム開発者向けカンファレンス「CEDEC 2014」が、「パシフィコ横浜」にて開催されています。 初日のトップバッターを切る基調講演では、小説家の冲方丁(うぶかたとう)氏が招かれ、「物語の力」と題した講演が開かれた。冲方氏は「マルドゥック・スクランブル」などSF小説で人気を博し、最近では「天地明察」など時代小説も手がけている。またゲームのシナリオを提供した経験もあります。 冲方氏はそれらを踏まえて、物語の書き方ではなく、物語とは何か、何のために物語が求められるのかということを、自らの考えとして語りました。 冲方氏が最初に語ったのは、「物語とは何か」ということ。物語は、本人に経験がないと理解できないし作ることもできない。雪を知らない人にスキーの面白さを説明するには、