自動的に移動しない場合はをクリックしてください。
松本さんが所属する国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所は、研究所とはいえ、病院も併設しており、松本さんは臨床の仕事をしつつ、治療プログラムの開発と普及を行う立場だ。 治療対象は、もちろん、流行り廃りはありつつも、覚せい剤依存が一番大きなものだという。お話を伺った2017年2月末の時点では、7割方が覚せい剤とのことだった。 ここまで乱用される覚せい剤には、どんな背景があるのだろうか。 「実は、覚せい剤、つまりアッパー系の元気が出るいけない薬物は、ほとんど日本独自の乱用文化だったんです。1800年代の終わりに東京帝国大学の薬学部の教授が、喘息の薬として開発したものですし、戦前ではうつ病の治療なんかにも使われていました。第二次世界大戦中には、軍需工場で夜通し働かせたり、神風特攻隊の人たちがそれをキメて突っ込んでいったり、軍需品として使われました。戦争が終わってその軍需品が放出される中で、
「差別してしまう側の人」を踏みとどまらせるために――いつから同性愛は異常視されるようになったのか? アメリカ文化史・兼子歩氏インタビュー 情報 #ジェンダー#教養入門#同性愛 「男らしくあるべき」「女らしくあるべき」……このような考えは、いつの時代も私たちの周囲に潜んでいます。しかしその「らしさ」は時代によりけりで、実は長い歴史のあるものだとは限らないのだそうです。 明治大学4年生の私、白石が今までずっと気になっていた先生方にお話を聞きに行く、短期集中連載「高校生のための教養入門」特別編の第4弾。ジェンダー論が専門の兼子歩先生に、私たちが誰かを差別してしまわないためにどうすればいいのかをお聞きしました。 ――まず、先生のご専門であるジェンダー論について教えてください。 ジェンダーという言葉は、もともとドイツ語やフランス語における文法上の性別のことを指していました。ドイツ語やフランス語には、
新刊『頭で考える前に「やってみた」人が、うまくいく』を上梓したサチン・チョードリーのロング・インタビューにジム・ロジャーズが応じた。 2日連続更新の後編では、日本のゆくえについても注目すべき発言が続く。そしてインタビュー後にクーリエ・ジャポンも直撃し、「ウェブメディアに投資してみませんか?」と聞いてみた──。 「破綻が迫っているのは一目瞭然です」 ──移民について、ロジャーズさんはとても前向きですね。たしかに、これまでの米国では、シンガポールのように多民族が共存することで、法制度も文化も、経済も豊かなものとなりました。 しかし、ここ日本はいまだに移民制度に対してとても厳しく、外国人の流入に対してオープンではありません。日本の移民制度についてはどうお考えですか? 私は日本人ではないので、日本人に何かをしろと指示できる立場にありません。 もちろん、日本は基本的に外国人や移民が好きではない、と言
第四銀行は、千葉銀行、中国銀行の3行で共同利用する新たな基幹系システムを稼働開始した。地銀7行と日本IBMで進めている「TSUBASA(翼)プロジェクト」の一環として開発されたシステムで、顧客サービス・商品の充実などを目指す。 日本IBMは1月4日、同社が開発を支援する「TSUBASA(翼)プロジェクト」の基幹系共同システムが、第四銀行(新潟市)で稼働を開始したと発表した。 TSUBASA(翼)プロジェクトは、顧客サービス・商品の充実、ITコストの抑制、IT要員の相互補完などを目的に、2008年3月に千葉銀行、第四銀行、中国銀行、伊予銀行、北國銀行の5行がシステムの共同化で基本合意していたもの。サブシステムとともに将来の基幹系システムの在り方について共同で調査・研究を進めているという。同プロジェクトには、東邦銀行が2012年4月に、北洋銀行が2015年8月に参加している。 2012年10月
エドウィン・J・バーナードは、イギリス海峡を見渡す建物の4階、太陽の光が差し込む小さな屋根裏部屋に暮らしている。窓を開けるとカモメの声が聞こえ、海風が吹き込む。窓辺には、1枚の小さな写真が飾られている。1995年に撮影された写真で、バーナードが男性の体に腕を回している。男性の名前はクレイグ。もうこの世にいない。 バーナードもクレイグと同じ運命をたどるはずだった。長く生きられないことはわかっていたし、そう宣告されていた。しかし、それから21年。バーナードは椅子に座り、両手の指を組み、早口で話す。ときに思い出したくない記憶から目をそらし、ときに記憶の世界に入り込み、21年がたった今も、心の奥深くにあるものを理解しようと努力している。バーナードは誰も打ち勝ったことのない戦いに勝利したのだ。 バーナードは偶然の幸運によって救われた。しかし、死の間際にあったバーナードを救ったのは医学の革命だけではな
地方自治体で働く非正規公務員の採用や処遇のあり方を検討してきた総務省の有識者研究会(座長・高橋滋法政大教授)は27日、非正規公務員にも賞与(期末手当)などの手当を出せるよう法改正を求める報告書をまとめた。総務省は今後、必要な法改正の検討に入る。 非正規の国家公務員に手当を支払う規定はあるが、現行の地方自治法によると、自治体で働く非正規公務員には賞与などを支給できない。非正規で働く臨時職員や非常勤職員はもともと、臨時的な仕事や専門性が高い仕事に就くことが想定されていて、支払うのは仕事に対する「報酬」とされているためだ。自治体が独自の判断に基づいて賞与などを支給するケースはあるが、法的根拠のない支給だとして、その是非を巡って訴訟になった例もある。 報告書は、自治体の非正規公務員の給与体系を見直し、通勤手当の支給や、6カ月以上働く人を対象に期末手当の支払いなどを検討するよう求めた。これを受け、総
国土交通省が2015年度の「全国都市交通特性調査」(速報版)を公表。調査日に外出した人の割合、1日の移動回数ともに、1987年の調査開始以来、最低の値になりました。 若者の「移動回数」、高齢者を下回る 国土交通省は2016年12月26日(月)、2015年度の「全国都市交通特性調査」(速報版)を公表しました。 人がどのような目的で、どのような交通手段を利用して移動しているかなど、人の動きをおおむね5年おきに調査するものです。今回は、調査日に外出した人の割合が平日で80.9%、休日で59.9%、ひとりが1日に移動する平均回数(移動回数)が平日で2.17回、休日で1.68回と、いずれも1987(昭和62)年の調査開始以来、最低の値でした。 「外出率」と「一日の移動回数」の推移(画像出典:国土交通省)。 若者の移動回数が減少し、高齢者の移動回数が増加しています。休日における20代の移動回数1.43
ポピュリズムの支持者は誰か。遠藤乾はEU離脱支持が多い英国の町を訪ねた〈1〉。そこでは移民の急増で病院予約がとれず、公営住宅が不足し、学級崩壊も起きている。「英国のアイデンティティ」の危機を感じる人も多い。 だがこの論考で私の目を引いたのは、現地の女性が発したという以下の言葉だった。「彼ら移民は最低賃金の時給七ポンド弱(約九百六十円)で休日も働き残業もいとわない。英国人にはもうこんなことはできないでしょ?」 私はこれを読んで、こう思った。それなら、日本に移民は必要ないだろう。最低賃金以下で休日出勤も残業もいとわない本国人が、大勢いるのだから。 西欧で移民が働いている職場は、飲食や建設などだ。これらは日本では、(外国人や女性を含む)非正規労働者が多い職場である。西欧では移民が担っている低賃金の職を、日本では非正規や中小企業の労働者が担っているのだ。 それでは、英国でEU離脱を支…
This webpage was generated by the domain owner using Sedo Domain Parking. Disclaimer: Sedo maintains no relationship with third party advertisers. Reference to any specific service or trade mark is not controlled by Sedo nor does it constitute or imply its association, endorsement or recommendation.
「ユニクロ帝国の光と影」の著者でジャーナリストの横田増生氏が、昨年10月から現在まで、1年にわたってユニクロに潜入取材を行った。 横田氏は、2011年に「ユニクロ帝国の光と影」を出版した。ユニクロは店長や委託工場での長時間労働の記述が名誉毀損に当たるとして、版元の文藝春秋に2億2000万円の損害賠償を求めて提訴した。しかし、東京地裁、東京高裁、最高裁でユニクロは敗訴。 判決確定後、横田氏は決算会見への参加を希望したが、ユニクロは横田氏の書いた別の記事を理由に取材を拒否。また、ユニクロを運営するファーストリテイリングの柳井正社長は、ブラック企業批判について、雑誌で次のように語っていた。 <悪口を言っているのは僕と会ったことがない人がほとんど。会社見学をしてもらって、あるいは社員やアルバイトとしてうちの会社で働いてもらって、どういう企業なのかをぜひ体験してもらいたいですね>(「プレジデント」2
とっくに限界は超えている 2025年には、日本国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上となる、超・超高齢化社会――。世界でも類を見ない未来が待ち受けるいま、介護政策についての是非が問われている。 以前のルポでお伝えした通り(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/47873)、介護を取り巻く現状は、「職員の質の低下」に加え、職場のブラック化やモンスター親子の出現、介護報酬が減額されるなどの問題が山積し、崩壊寸前のところを何とか持ちこたえている状況だ。 もはや「幸せ」や「豊かさ」といった福祉の理念は影もなく、なかには生き地獄のような現実を暮らしている者もいる。 そんな限界寸前の状況にある介護業界にさらなる追い打ちがかかる。厚生労働省が現役世代並みの所得がある高齢者を対象に、2018年8月から介護保険の自己負担費用を現在の2割から3割に引き上げる方
2016/10/24 取材リクエスト内容 新潟県知事に当選した米山さんは、医師で弁護士だそうですが、いったいどんな人なんでしょうか ねぎ 記者がお答えします! 10月16日に投開票された新潟県知事選で「原発慎重派知事」が誕生しました。当選した米山隆一さん(49)は、東大卒で医師と弁護士の二つの顔を持ち、「(勉強は)正直、苦労した覚えはない」という経歴。実は、選挙は5度目の挑戦だったという異色の存在です。25日に就任する米山新知事とは、一体どんな人なのでしょうか。 実家は養豚農家 米山さんは1967年、新潟県の湯之谷村(今の魚沼市)に生まれました。実家は養豚農家です。 地元の小学校を卒業後、新潟大学付属長岡中学校に進学。高校は、新潟から遠く離れた神戸市の灘高校に進学しました。その後、東京大学医学部を卒業。92年に医師免許を取得しました。 中高の部活は陸上部で長距離。勉強では「正直、苦労した覚
里山の人形師 coconooです。 こんにちは。 結構昔、教育学者の斎藤孝さんに、お会いする機会があって、 「九尾さんが、愛してやまないものってなんですか?」 とその時、言われて 「先生、口説くんですか?(笑)」 「口説きませんよ…。( 笑)」 「口説かないんですか?(怒)」 ……。 …。 斎藤孝さんは、 『声に出して読みたい日本語』(2001年)が爆発的な大ヒットになって、その後も「コミュニケーション力」(←彼が一番に言い出したのではないかしら?)や「モテる力」「孤独の力」「質問力」など、教育論と身体論を組み合わせた、さまざまな論評を発表されていて、 テレビでもコメンテーターとして、よくお見かけしている頃でした。 お人柄も、テレビで見るように、柔和で押しつけがましいところが全然ない、素敵な男性です。 「わたしは小説以外に漫画も読みます。少年マガジンは毎週読んでいるんですが、そろそろ電車
2006年2月1日、京都市伏見区の桂川の遊歩道で、区内の無職の長男(事件当時54歳)が、認知症の母親(86歳)の首を絞めて殺害、自身も死のうとしたが未遂に終わった「京都・伏見認知症母殺害心中未遂事件」をご存じだろうか。 一家は両親と息子の3人家族だった。1995年、父親が病死後、母親が認知症を発症。症状は徐々に進み、10年後には週の3~4日は夜間に寝付かなくなり、徘徊して警察に保護されるようにもなった。長男はどうにか続けていた仕事も休職して介護にあたり、収入が無くなったことから生活保護を申請したが、「休職」を理由に認められなかった。 母親の症状がさらに進み、止む無く退職。再度の生活保護の相談も失業保険を理由に受け入れられなかった。母親の介護サービスの利用料や生活費も切り詰めたが、カードローンを利用してもアパートの家賃などが払えなくなった。長男は母親との心中を考えるようになる。 そして
トランプ氏がアメリカの大統領選挙で勝ち、来年1月にアメリカの大統領に就任することが決まりました。 アメリカでは、この結果を受けて嘆く人も多く、シリコンバレーでも大きな話題になっていることだけは事実です。 彼に対する批判の多くは、「女性差別」「人種差別」などなど、人間として「そりゃあかんだろ」という発言を繰り返したことが主であるような気がします。 もちろん「女性差別」「人種差別」は良くないことですし、特に僕が女性やイスラム系の出身だったら彼の発言を聞いて気持ちが良いはずはありません。 (彼を擁護するつもりは全くありませんし、個人的には民主党よりの思想ではありますが)トランプ氏は、政治家として、リーダーとしての資質が本当に無いのでしょうか? もし彼の問題発言が全て選挙という「マーケティング戦争」を勝つための作戦だったとしたらどうなのでしょうか?(もちろん選挙のためであれば何を言ってもいい、と言
日本では政治のことを語ったり主張すると小馬鹿にした口調で上から目線で潰しに来る人が多い。陰謀論を信じてバカにされるのが怖いのもあるのかもしれない。ただしそうして黙ってて許されたのはある種平和だった時代。少なくとも自分の周りの人達には、アメリカで子供時代を育った体験を踏まえてこんなことを考えてる、ということを伝えたい。 今回のトランプ当選は2001年の911テロのとき以来の危機感を自分は感じていて、彼の当選後、毎日脳と心臓がピリピリしている。911が起きたときの危機感を日本人として日本国内に例えて考えるなら、今日渋谷のハチ公交差点で真昼間に爆弾を巻いた人が100人同時に現れ一斉に爆発、テレビ中継される中スクランブル交差点で人が次々と1000人規模で死亡するような事件が起きているのを思い浮かべて見てほしい。映画の中で起こっているようにしか想像できないような感覚。映画だとフィクションで良かった、
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く