9月8日、昨年に引き続きKREVA主催の『908FES』がさいたまスーパーアリーナで行われる。いま、日本の音楽シーン全体の中で、最も“売れている”といえる日本語ラッパーのKREVAだが、その反面、日本語ラップシーン内では、彼に対する批判も渦巻いている。なぜ KREVAは、ここまで矢面に立たされるのだろうか? 2001年にKICK THE CAN CREWとしてメジャーデビューしたことで一躍有名になったKREVAだが、シーンに登場したのは97年。BY PHAR THE DOPESTのMCとしてアナログデビューした。 「当時、そのラップスキルの卓越さに舌を巻いた関係者は多かったようです。HIPHOPの大ネタである『Sucker MC’s』をトラックにした『伝道師(Bonusver)』はクラシックの出来栄えでしたし、他の日本語ラッ プグループと比べても、決して遜色なかった。ラッパーが頭の回転とボ