ブックマーク / www.jstage.jst.go.jp (3)

  • オープンサイエンスと科学データの可能性

    Galaxy ZooもeBirdも,いわゆるシチズンサイエンスの代表例といえるが,研究者を職としないアマチュアによる科学への貢献はインターネットの登場以前からすでにあった。米国オーデュボン協会が主催するChristmas Bird Count注4)は,1900年に開始された当初27名のボランティアによるささやかな試みであったが,113回目にあたる2013年の調査は7万人以上が参加する大きなプロジェクトとなった。こうしたボランティアが長年積み上げたデータによって,北米に生息する20種ほどの鳥類が,過去40年間に平均で100マイルほど北に生活範囲を移動したことが明らかになり(図2),地球温暖化や気象調査の背景データとして使われている注5)。 Polymath Project注6)もまた,ニールセンがしばしば取り上げる興味深い事例である。英国の数学者でフィールズ賞受賞者でもあるティモシー・ガウ

  • 研究データへのDOI登録実験

    科学のオープン化,研究情報流通,さらには研究情報における識別子は,近年科学全体の大きなトピックスとなっている。分野を越えて研究データをより広く流通,公開させようとするとき,データの中身がわかるようにメタデータを登録し,データに識別子(ID)を付ける必要がある。DOI登録機関であるジャパンリンクセンターは,研究データへのDOI登録を開始するにあたり,国内研究機関等の参加による実験プロジェクトを行い,参加機関はDOIのテスト登録・登録を実施した。機関内でのシステム構築や運用フロー整備を通じて課題の抽出・共有を行い,その議論の結果を「研究データに関するDOI登録ガイドライン」として取りまとめた。プロジェクトによって形成されたコミュニティーは,今後のオープンサイエンスの取り組みに寄与することが期待される。

  • 猫にはわかる量子プログラミング

    メタデータをダウンロード RIS形式 (EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)

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