クロアチア北部クラピナにあるネアンデルタール人の遺跡から出土し、首都ザグレブの自然史博物館に保管されているワシ爪8個と足指1本(2015年3月18日撮影)。(c)AFP 【3月22日 AFP】旧人類ネアンデルタール人は動物と同然だとする見方は広く根付いているが、これを完全に見直す必要があるかもしれない。現生人類が欧州に出現するよりはるか前の約13万年前、ネアンデルタール人がワシの爪を材料に世界最古の装身具を作っていたことが研究で明らかになったためだ。 クロアチアの自然史博物館(Natural History Museum)の若き女性学芸員、ダボルカ・ラドブチッチ(Davorka Radovcic)氏はAFPに対し、「オジロワシの爪8個と、一緒に出土した足指1本を見直していた時、足指に切断の痕跡がいくつもあることに気付き、これらの傷痕は人の手で付けられたものだとひらめきました」と語った。同氏