シンガーソングライターの山本コウタロー氏が亡くなった。競馬ファンにとって山本コウタロー氏といえば、人気ソング「走れコウタロー」の人、というイメージがあるはずだ。 楽曲「走れコウタロー」は山本氏が属したフォークソンググループのソルティー・シュガーの2枚目のシングルレコードとして1970年に発売され、ミリオンセラーとなり、同年の年末には第12回日本レコード大賞新人賞を受賞した。 この「走れコウタロー」はバンドが集まる待ち合わせ時間にいつも山本氏が遅刻してくるので、それを囃して作られたというエピソードがあるが、同時に実在する競走馬「ミノル」の応援歌でもあった。ただ、ミノルでは語呂が悪いのに加えて山本氏を囃す状況があったことから「走れコウタロー」が生まれたそうだ。 では、実在するミノルとはどのような競走馬だったのだろうか。 「走れコウタロー」のモデルとなったミノルとは? ミノルは中央競馬の歴史の中