「自閉症の子どもって津軽弁しゃべんねっきゃ(話さないよねぇ)」 妻のこの一言で始まった研究は思わぬ展開を示すこととなりました。 …調査をすればするほど湧いてくる課題、考えれば考えるほど解けない疑問と向き合った結果、方言というローカリティそのものと考えていた問題が、私たちをASDのことばの謎へと誘っていきました。(p246-247) 自閉スペクトラム症(ASD)の人たちは方言を話さない? 弘前大学の松本敏治先生のこの不思議な研究について知ったのは、2015年のニュース報道でした。 本当だろうかと怪訝に思いつつも、身の回りのアスペルガーの人たちを思い浮かべると、たしかにあまり方言を使わないことに気づきました。 それ以来、この不思議な研究のことはずっと頭の片隅に残っていたのですが、なんと今年になって、一冊の本自閉症は津軽弁を話さない 自閉スペクトラム症のことばの謎を読み解くにまとめて出版されたの
2017年に入って、電車内で痴漢をしたと疑われてホームから線路に飛び降りて逃げる事件が相次いだ。結局痴漢をしていたかどうかは分かっていないが、これをきっかけに「痴漢冤罪に巻き込まれたらどうすればいいのか」と痴漢冤罪を防ぐ方法に注目が集まっている。 そんな中で「男が痴漢になる理由」(イースト・プレス)という挑戦的なタイトルで、日本初の痴漢の専門書が出版された。著者はこれまで12年間に渡って1000人を超える性犯罪者と向き合ってきたという精神保健福祉士・社会福祉士の斉藤章佳氏(大森榎本クリニック)だ。 痴漢加害者は一体どういった人間なのだろうか。「必ずしも痴漢は性欲が動機となっている訳ではない」と話す斉藤氏に、痴漢加害者の実態について聞いた。 ●痴漢は「性欲異常者」がやるものだというのは的外れ ーー痴漢をする男性は、「家庭を持った四大卒の普通の会社員」が多いというのは驚きでした。 「痴漢は日常
摂食障害の患者さんを多く診るようになると必ず突き当たる問題の1つに万引きがあります。低体重の摂食障害患者さんの入院先をどう探すのか(これはまた別の機会にお話ししたいと思います)というのも難しい問題ですが、万引きは警察官、検察官とどうつきあうのかという日常臨床にはない難しい問題です。 ところが、摂食障害の万引の治療に関する研究はほとんど見当たらないのが現状です。ですので、小生自身の過去の研究結果を紹介しながら、実臨床に基づいた対応について紹介します。 摂食障害における窃盗 アメリカ精神医学会診断基準Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders-5 (DSM-5, 2013)では、摂食障害として、神経性やせ症(低体重で少量しか食べない摂食制限型、食べ吐きを行う過食・排出型)、神経性過食症(正常体重で過食と嘔吐を行う)、過食性障害(過
Not many people get to contemplate their brain in a jar, but if all goes to plan then I’ll be in that curious position by Christmas. Happily, I’ll still have the brain I’m using right now, which is how I’ll be able to do the contemplating. The other one will be my second brain. About the size of a frozen pea, it will have been grown from a small lump of flesh that researchers at the Institute of N
2017/07/17 12:38 たいへん興味深く読んだ。日本国憲法の前文に「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり…以下略」とある。国政に準ずるものとして地方自治があると私は考えるので,行政による福利は市民が享受することが当たり前だと私は考える。したがって,憲法13条と25条の条文からも,行政の積極的な関与が必要だろう。 ただ,ここで,「個人の権利」としての「尊厳死」の問題もある。我々が憲法に込めた理想は表面的な豊かさだろうか。この記事は「心の自由」と「社会の一員としての責務」の間にある問題に触れている気がする。「ゴミ屋敷」が迷惑であり,「公共の福祉」に反していると思う。この対策は必要だ。しかし一方で,表面的な解決は根本的な解決にはならないことを記事は伝え
こんばんは、くるんちゅです。 二子玉川にお散歩に行った時に、以前から気になっていたびわこふきんというものを購入しました。 朝光テープ 和布「びわこ」 32×35cm メディア: ホーム&キッチン ただの目の荒いふきんに見えますけど、じつはこれは食器の汚れをものすごい勢いで落とす魔法の布です^ ^ しかも、食器や机を拭くことまでできます^ ^ 洗剤を使わなくても油汚れを落とせるというのがウリのようですが、わたしは洗剤を併用しています。(台所掃除の時などは消毒液を併用しています。) いちおう水だけでも汚れ落としに挑戦してみましたが、ちゃんと落ちましたよ^ ^ しかも、すぐに乾き、木綿製なので煮沸消毒も漂白剤での漂白もできるようです。 ほかにも、ボディタオルとしての用途もあるようですが、まだ試していません^ ^ いまのところわたしは、 洗剤をつけて食器を洗う→びわこふきんを洗って絞ってから洗い終
小中高等学校で行われる自殺予防教育・いじめ防止教育では、しばしば「いのちの大切さ」や「生命誕生の素晴らしさ」が説かれる。こうした道徳教育には「困難な状況にある子どもをますます追い詰める」「大人の自己満足に過ぎない」などの批判も多いが、なぜ問題なのか。生きづらさを抱える子どもたちには、どのように接したら良いのだろうか。精神科医の松本俊彦氏に伺った。(聞き手・構成/大谷佳名) ――昨年、『各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと』(メタモル出版)が出版され、その中の松本先生の原稿がネット上でも公開されました。ここでは、公益社団法人 誕生学協会が行っている授業の問題点について書かれていますが、今さまざまな学校において似たような「いのちの授業」が行われているようです。まず、この原稿への反応はいかがでしたか? 「いのちの大切さ」を説くことによって全ての子どもが励まされるわけではな
As a psychiatrist, I have yet to meet a patient who enjoys being addicted to drugs or compulsively overeating. Why would anyone continue to use recreational drugs despite the medical consequences and social condemnation? What makes someone eat more and more in the face of poor health? One answer is that modern humans have designed the perfect environment to create both of these addictions. No one
“Does being over 40 make you feel like half the man you used to be?” Ads like that have led to a surge in the number of men seeking to boost their testosterone. The Food and Drug Administration reports that prescriptions for testosterone supplements have risen to 2.3 million from 1.3 million in just four years. There is such a condition as “low-T,” or hypogonadism, which can cause fatigue and dimi
More than 10 hours of sleep and no socks – could this be the secret to thinking like a genius?
「意識のハードプロブレム」とは何かご存知だろうか。端的に言うと「物質である脳が、どのようにして非物質である意識体験を生み出しているのか」という脳科学の未解決問題のことだ。哲学者のデイヴィッド・チャルマーズによって1994年に提唱され、それまで神経科学的な分析によって意識に関する謎はすべて解けたと考えていた研究者たちに大きな衝撃を与えた。 彼らが解決済みだと考えていたのは、あくまで「脳内で情報がどのように処理されているか」という機能的な問題だけであり、「意識はなぜどのように生じるのか」というもっとも根本的な問題は、実は手つかずのままだった。いや、科学者たちはあえて目を背けていた、というのが正しいかもしれない。 意識の科学的な起源に関する問いは300年以上をさかのぼり、18世紀初頭ライプニッツは次のように述べている。 視覚や聴覚などの感覚意識(中略)が、どのような力学的な仕組みから形成されるの
※非常に長いので時間のあるときにお読みください。 はじめに 統合失調症の概説 統合失調症患者はなぜ「鴨」にされるのか1─妄想の根源─ 統合失調症患者はなぜ「鴨」にされるのか2─妄想の統一化─ 統合失調症ビジネスの誕生 終わりに はじめに 統合失調症、それは極めて身近な病気だ。発症確率は全人口のうち1%とも言われ、つまり一学年の中に数人は統合失調症患者がいる(あるいは将来的に発症する)ことになる。 統合失調症患者に対する偏見は数限りない。殺人を犯す、凶暴になる、人格を失う…。これらの世間に流布しているイメージは、実はある一面では事実である。具体的にはネットで有名な林先生ことDr.林(林公一)氏の書いた『統合失調症─患者。家族を支えた実例集』の中に取り上げられている。統合失調症は治療で抑えることはできるのだが、この治療をしなかった場合最悪の出来事が─あなた方が統合失調症に抱くイメージ通りのこと
Psychology What Do Animals See in a Mirror? A controversial test for self-awareness is dividing the animal kingdom. By Chelsea Wald April 25, 2014 Illustration by Emmanuel Polanco Add a comment The idea for a tool to probe the basis of consciousness came to Gordon G. Gallup, Jr. while shaving. “It just occurred to me,” he says, “wouldn’t it be interesting to see if other creatures could recognize
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