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ブックマーク / realsound.jp (29)

  • 人気の本、なぜ地方の書店では仕入れることができない? 「【推しの子】って、今売れているんですか(笑)」

    リアルサウンドブックでたびたび登場している、秋田県羽後町の「ミケーネ」は、人口約1万3000人の農村の田園風景の中に立つ個人経営の書店だ。実は記者が小学校のころから通っている書店で、数多くの漫画との出会いの場を提供してくれた店でもある。今回は阿部久夫店長と、「ミケーネ」で漫画を買うというラブライバーの武田遼哉さんに直撃インタビュー。地方の書店の現状と課題、そして未来について考えてみた。 「ミケーネ」の外観。地域の文化発信基地である書店を守ることはできるのだろうか。 地方書店はAmazonのVIP顧客!? ――書店に関しては、都心と地方の格差が著しいと言わざるを得ません。おそらく、一般のお客さんは数十万部が印刷されるベストセラーは、どこの書店に行っても並んでいると思っているかもしれません。しかし、実態は人気のあるタイトルほど大都市の大型書店に集中し、地方の個人経営の書店に並んでいないという実

    人気の本、なぜ地方の書店では仕入れることができない? 「【推しの子】って、今売れているんですか(笑)」
  • 【新連載】『機動戦士ガンダムZZ』は本当に“見なくていい”作品なのか? 第一話から「総集編」の不穏な幕開け

    『機動戦士Zガンダム』に続くガンダムシリーズの3作め、それが1986~1987年にかけて放送された『機動戦士ガンダムZZ』である。ガンダムといえば大変人気のある、日を代表するロボットアニメだ。しかし、そのシリーズ中の作品でありながら、作の言われようはけっこう散々である。Googleでタイトルを検索すれば、関連キーワードとして「zzガンダム 見なくていい」「zzガンダム なかったことに」などが出てくる。結構な言われようだ。 実際のところ、確かに見なくてもいいと言えばいいのかもしれない。アムロとシャアの物語という点で言えば、初代とZ、そして不朽の名作である『逆襲のシャア』を見ておけば、大体事足りる。その後のOVAは外伝的な内容だし、平成以降の作品は展開が多様で作品間のつながりも弱いため、逆に「見たいものを見てくれればいいです」ということになる。宇宙世紀を舞台にしたアムロとシャアの物語のみに

    【新連載】『機動戦士ガンダムZZ』は本当に“見なくていい”作品なのか? 第一話から「総集編」の不穏な幕開け
  • シティポップ(再)入門:山下達郎『FOR YOU』 揺るぎない最高傑作、シティポップのアイコンとして位置づけられる所以

    シティポップ(再)入門:山下達郎『FOR YOU』 揺るぎない最高傑作、シティポップのアイコンとして位置づけられる所以 日国内で生まれた“シティポップ”と呼ばれる音楽が世界的に注目を集めるようになって久しい。それぞれの作品が評価されたり、認知されるまでの過程は千差万別だ。特に楽曲単位で言えば、カバーバージョンが大量に生まれミーム化するといったインターネットカルチャー特有の広がり方で再評価されるケースが次々登場している。オリジナル作品にたどり着かずとも曲を楽しむことが可能となったことで、それらがどのようなバックボーンを持ち、どのようにして世に生み出されたのかといった情報があまり知られていない場合も少なくない。 そこで、リアルサウンドではライター栗斉氏による連載『シティポップ(再)入門』をスタートした。当時の状況を紐解きつつ、それぞれの作品がなぜ名曲・名盤となったのかを今一度掘り下げていく

    シティポップ(再)入門:山下達郎『FOR YOU』 揺るぎない最高傑作、シティポップのアイコンとして位置づけられる所以
  • 小岩井ことり、声優×DAW女×DJで開拓する独自の道 「機械はむしろ、人間よりも身近にいたものでした」

    小岩井ことり、声優×DAW女×DJで開拓する独自の道 「機械はむしろ、人間よりも身近にいたものでした」 DJをテーマにしたアニメやゲーム、キャストによるライブを展開しているブシロードのメディアミックスプロジェクト『D4DJ』のスマートフォン用リズムアプリゲーム「D4DJ Groovy Mix」(通称:グルミク)のメインストーリー新章「D4 FES. STORY」が配信が開始。小岩井ことりがキャストボイスを務める新キャラクターの海原ミチルが登場し、3月1日には小岩井がボーカルに加え、自身で編曲まで手がけた「POP TEAM EPIC」のカバーが実装された。 業は声優ながらも、DAW女でもある彼女は、他アーティストへの楽曲提供も行い、2019年からはDJ活動をスタート。昨年はイヤフォンの商品企画に参画し、ASMR音声レーベルも設立した。音楽家×声優である特性が最大限に活かされるであろう「グル

    小岩井ことり、声優×DAW女×DJで開拓する独自の道 「機械はむしろ、人間よりも身近にいたものでした」
  • 『岸辺露伴は動かない』脚本・小林靖子が大事にした荒木飛呂彦イズム 「台詞に“ッ”を入れちゃう」

    「『岸辺露伴は動かない』実写化決定、主演は高橋一生、脚は小林靖子」。情報が発表されたとき、多くの“ジョジョファン”が期待に胸を膨らませた。なぜなら、以前からジョジョ好きであることを公言していた高橋が露伴を演じること、そして原作を見事に昇華したアニメシリーズを手掛けた小林靖子が脚を担当するからだ。『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの中でも屈指の人気キャラ・岸辺露伴を実写として、いかに構築したのか。小林靖子にその脚術を聞いた(編集部)。 “実写に落とし込める”描写にするために ーーまずは実写化が決まった時の感想を教えてください。 小林靖子(以下、小林):最初に話をいただいたときは、実写、しかもNHKさんでということでびっくりしました。結果として、短編で短期の放送に向いているお話でとてもよかったんじゃないかなと思います。 ーーNHKでの放送ということで、脚化するに当たって意識された部分は

    『岸辺露伴は動かない』脚本・小林靖子が大事にした荒木飛呂彦イズム 「台詞に“ッ”を入れちゃう」
  • 松浦亜弥は、なぜ国民的アイドルに? ネガティブな世の中で生まれた“救世主・あやや”の存在

    劔樹人の自伝的コミックエッセイを、今泉力哉監督、冨永昌敬脚、松坂桃李主演で映画化した『あの頃。』が2021年2月19日より全国公開される。同作は、ハロー!プロジェクト(以下、ハロプロ)の所属アイドルたちを追いかけたオタクたちの青春物語。映画化決定のニュースが発表されて以降、映画ファン、アイドルファンの両方の期待が膨らみ、早くから注目を集めている。 特に松浦亜弥役をBEYOOOOONDSの山﨑夢羽がつとめることが発表された際には、Twitterであややの名前がトレンド入り。あややの名曲「♡桃色片想い♡」のミュージックビデオを観て松坂桃李扮する劔樹人が涙を流す予告編の一場面も話題となった。  映画公開が近づくにつれて高まる、松浦亜弥への再評価。そこで今回は、「松浦亜弥は、なぜ国民的スターに?」をテーマに、松浦の魅力についてあらためて考察していきたい。 松浦亜弥の存在はサーチライトだった 松浦

    松浦亜弥は、なぜ国民的アイドルに? ネガティブな世の中で生まれた“救世主・あやや”の存在
    kazyee
    kazyee 2020/12/13
    昭和50年代に作られたアイドルのイメージを体現した最後のアイドルだとは思うが、「国民的」だったかというと疑問だ。
  • 『初音ミクシンフォニー2020』“ブラボー”の代わりに万雷の拍手が響いたサントリーホール公演をレポート

    新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、開催が延期されていた『初音ミクシンフォニー2020 ~5th Anniversary~』が9月21日、東京・サントリーホールでファン待望の公演を迎えた。今週末10月17日にはパシフィコ横浜国立大ホール、11月27日には大阪・フェスティバルホールでの公演を控えるなか、万雷の”拍手”が送られたこの日の昼公演の模様をレポートしたい。 2020年で初開催から5年という節目を迎え、いまやボーカロイドシーンの一大イベントとなった『初音ミクシンフォニー』。音声合成技術の進化により生まれた“ボーカロイド”と、歴史あるオーケストラを結び、多くの音楽ファンを魅了してきた。今回は史上初となる、全曲フルオーケストラの生演奏となり、世界最大級のパイプオルガンを備えたサントリーホールのクラシカルな雰囲気とともに、普段の公演とはまた違う、心地よい緊張感が生まれていた。 一曲目に

    『初音ミクシンフォニー2020』“ブラボー”の代わりに万雷の拍手が響いたサントリーホール公演をレポート
  • “悪役令嬢もの”はアニメでも一大ジャンルへと成長するか? 『はめふら』に見るTVアニメの変化

    インターネットの発達と共に、アニメ業界も大きな変化を遂げている。Netflixなどの定額制動画配信サービスによってTVアニメが全世界でほぼリアルタイムで楽しめるようになり、YouTubeでは無料で放送されているアニメシリーズも登場しているほか、個人製作の短編アニメ作品を流すことも可能となり、誰でも気軽に発表することができるようになった。また原作ものを扱うことが多い日のTVアニメにおいて、ネット小説の流行により新しいジャンルが流行の兆しを見せている。今回は『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』(以下『はめふら』)から、TVアニメの変化について考えていきたい。 日のTVアニメは『鉄腕アトム』の時代から、原作となる漫画作品の知名度向上や、おもちゃメーカーの製作するグッズの販促としての側面があった。近年はおもちゃやソフトが売れづらい時代と言われているものの、『鬼滅の刃

    “悪役令嬢もの”はアニメでも一大ジャンルへと成長するか? 『はめふら』に見るTVアニメの変化
  • 悪役令嬢ものの変化球? 『外科医エリーゼ』人気の秘密を探る

    現在放送中の、アニメ版『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』(以下『はめふら』)が好評だ。原作はWeb小説で、「一迅社文庫アイリス」から少女小説として出版され、『月刊コミックゼロサム』でコミカライズもされている。(関連記事:アニメ版『はめふら』、原作ファンも虜にする魅力 メディアミックス成功のポイントは?) コミック版『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』1巻 女性向け小説で人気のある「悪役令嬢もの」だが、TVアニメに進出したことで性別を超えて認知度も上がり、ジャンル自体への注目が高まっているようだ。まずはそのジャンルを築いてきた、代表的な作品を振り返ってみよう。 コミック版『悪役令嬢後宮物語』1巻 タイトル自体に「悪役令嬢」を打ち出した『悪役令嬢後宮物語』が2012年。架空の西洋風世界を舞台に、(いわゆる「現代からの異世界転生」ではなく)「

    悪役令嬢ものの変化球? 『外科医エリーゼ』人気の秘密を探る
  • アニメ版『はめふら』、原作ファンも虜にする魅力 メディアミックス成功のポイントは?

    今期アニメの“伏兵”として快進撃を続けているのが、『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』、通称『はめふら』だ。放映前の注目度はさほど高くなかった作だが、アニメの第1話が評判を呼び、以後人気が爆発。これにともない、山口悟による原作小説も注目を集め、4月発売の最新刊9巻のみならず既刊の売上も好調と、大旋風を巻き起こしている。 『はめふら』はオンライン小説投稿サイト「小説家になろう」に連載後、2015年に一迅社文庫アイリスから商業出版され、3巻以降は書き下ろしとして継続中のシリーズである。今や女性向けネット小説の人気ジャンルとして定着した「悪役令嬢もの」を決定づけた作品の一つであり、これまでに9巻が刊行された。さらに、小説の挿絵担当のひだかなみによる漫画化も進められ、コミックスは第4巻まで発売。クオリティの高いコミカライズは好評を博し、『はめふら』の人気を後押しする。こ

    アニメ版『はめふら』、原作ファンも虜にする魅力 メディアミックス成功のポイントは?
  • 2010年代に“女性声優”が増えた理由とは? 「声優名鑑」掲載人数の変遷から考察

    声優情報誌『声優グランプリ』の名物企画「声優名鑑」が今年で20年目の大きな節目を迎えた。当誌は1994年11月30日に季刊誌として創刊し、隔月化してvol.30まで刊行してきた。2000年末に姉妹誌『アニラジグランプリ』との合併を経て、現在まで続く声優専門の月刊誌として続いている。記念すべき令和最初の声優名鑑である「声優名鑑2020」では、掲載人数は男女合わせて1,502名。同企画のスタート時と比較すると、女性声優は約4.03倍、男性声優は約4.10倍の増加だ。 「声優名鑑2020」には、水樹奈々や宮野真守といったテレビへの出演も数多いスター声優はもちろん、野沢雅子や羽佐間道夫といった大ベテラン、戸田恵子や萩原聖人といった俳優としても著名な人物や、日向もかや長谷川玲奈といった昨年デビューしたばかりの新人までを網羅。声優ファンとしては必携の付録であろう。 この記事では、「声優名鑑」の掲載人数

    2010年代に“女性声優”が増えた理由とは? 「声優名鑑」掲載人数の変遷から考察
  • 『劇場版 SHIROBAKO』は時代を表現する作品に 水島努監督の作家性を3つのポイントから探る

    『SHIROBAKO』のキャッチコピーを作品に反映させるのに、これほどふさわしい監督も他にいないかもしれない。『ガールズ&パンツァー』シリーズや『侵略!イカ娘』など、多くのアニメファンを魅了する作品を生み出してきた、現代のアニメ界を代表する水島努監督が手掛けたオリジナルアニメ『SHIROBAKO』の劇場版が公開された。公開週の週末の興行収入ランキングでは3位を記録し、内容も多くのアニメファンから称賛の声を浴びている。今回は水島努監督の作風から作の魅力と特徴を考えていく。 『劇場版 SHIROBAKO』は2014年の秋に2クールで放送されたTVアニメの続編だ。放送直後から2期や劇場版を望む声が多かったものの、5年の月日を経て公開された。“テレビアニメを作るテレビアニメ”の劇場版作品は、多くのファンが望んだように“劇場アニメを作る劇場アニメ”となっている。 水島努監督の魅力の1つはテンポの良

    『劇場版 SHIROBAKO』は時代を表現する作品に 水島努監督の作家性を3つのポイントから探る
  • 高木洋が語る、『ルパパト』音楽に散りばめられた挑戦「主題歌は盛り上げすぎても困ることはない」

    2019年2月に最終回を迎えた後も"ルパパトロス"の声が上がり人気を集める『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』。42作あるスーパー戦隊シリーズの歴史で初となるダブル戦隊、 義賊と警察の両方の視点から正義とは何かを突き詰めるストーリーなど、 放送当時は子どものみならず、 大人まで巻き込み大きな話題を呼んだ。 また、 音楽面も通常の戦隊シリーズとは異なり、ルパンレンジャーとパトレンジャー双方の主題歌や劇伴を制作。『秘密戦隊ゴレンジャー』以来、43年ぶりの男女デュエット曲であり、二つの歌を合体させたオープニング主題歌「ルパンレンジャーVSパトレンジャー」をはじめとする楽曲も高い人気を誇り、すでに放送終了しているにも関わらず、3月からはライブツアー『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー ファイナルライブツアー2019』もスタートした。 リアルサウンドでは、『ルパパト

    高木洋が語る、『ルパパト』音楽に散りばめられた挑戦「主題歌は盛り上げすぎても困ることはない」
  • 『けいおん!』『バンドリ!』『うた☆プリ』……アニメーションにおける演奏表現の進化を辿る

    今年の7月、老舗音楽雑誌『ロッキング・オン』が自社で音楽アニメのプロジ ェクトを開始すると発表した(参照:ロッキング・オンが手がける音楽アニメプロジェクト)。 自社で原案・企画立案し、新人発掘オーディションも行うそうで、出版事業だけでなく音楽フェスを開催するなど、日のロックシーンを牽引する同社が音楽アニメを自ら作ると聞いて、時代の変化を実感した。現在のアニメ文化を語る上で音楽の存在は欠かせない。アニソンがヒットチャートの上位にい込むのは当たり前になったし、多種多様なアーティストがアニソンに挑戦している。いまや鈴木雅之のような存在がアニソンを歌う時代である。 アニソンは、アニメという物語装置に支えられた存在だ。90年代のトレンディドラマが音楽CDの売上に多大な貢献をしたのと同様、アニメという物語体験装置を通して得られる感動や興奮がアニソンへの思い入れに直結している。アニメの内容と音楽の存

    『けいおん!』『バンドリ!』『うた☆プリ』……アニメーションにおける演奏表現の進化を辿る
  • 『スカーレット』は極めて現代的な朝ドラに 『獣になれない私たち』晶に重なる喜美子の苦難

    101目の朝ドラ『スカーレット』(NHK総合)ほど、優しく苦しい朝ドラがこれまであっただろうか。明るく健気で、常に誰かを思いやり、弱音も吐かず働くしっかり者の女性であり、出会う人の多くが好きにならずにはいられない主人公・川原喜美子(戸田恵梨香)。豪快な笑顔が魅力的な喜美子は、テレビを観ている視聴者の心も癒し、夢中にさせている。 それだというのに、なぜ彼女の置かれている状況はここまで苦しいのか。7話において、借金取りの男が幼少期の喜美子(川島夕空)に「悪人は必ずしも悪人とは限らない。どんな人間でもええ面、悪い面がある」と語りかけた言葉そのままに、『スカーレット』の世界には“悪人”がいない。皆が皆、喜美子のことが大好きで、喜美子に頼りきりな、優しく憎めない、ただ、「ちょっと心が弱いだけ」「ちょっと世界が狭いために、視野が狭いだけ」な人々なのである。 従来の朝ドラのヒロイン像、特に平成の朝ドラ

    『スカーレット』は極めて現代的な朝ドラに 『獣になれない私たち』晶に重なる喜美子の苦難
  • 「全プリキュア大投票」の結果を数字面から徹底分析! シリーズ16年の歴史と愛され続ける理由

    プリキュア大投票、結果発表 大人気アニメ『プリキュア』シリーズの中から自分の好きな作品、キャラクター、歌に投票して順位を決めるNHK「全プリキュア大投票」の結果が9月14日、NHK BSプレミアム『発表!全プリキュア大投票』生放送内にて発表されました。 「全プリキュア大投票」に投票いただいたみなさん、そして生放送をご覧いただいたみなさん、当にありがとうございました。ランキングは出ましたが、大切なことは順位ではなく、一人一人の心のなかにあるベスト・プリキュアですよね。#全プリキュア https://t.co/vumwynktD6 — NHKアニメ (@nhk_animeworld) 2019年9月14日 「全プリキュア大投票」は、子供向けアニメーション『プリキュア』シリーズから作品42作品、プリキュア60人、サブキャラクターは約900、歌は約150曲という莫大な数から投票することができ、2

    「全プリキュア大投票」の結果を数字面から徹底分析! シリーズ16年の歴史と愛され続ける理由
  • 『天気の子』が映すエンターテインメント産業の功罪 新海誠監督が選択したラストの意図を考える

    記事は『天気の子』のネタバレを含みます。 無学なりにを読んでいると「ハレとケ」という民俗学の言葉にしばしば出会う。柳田國男によって見出された概念で、ハレとは儀式や祭の特別な日、ケとは日常を意味する、らしい。歌舞音曲、芸能は言うまでもなくハレに属するもので、つまり今日、政治や経済を動かすまでに成長したエンターテインメント産業はいわば「ハレ」が産業化された姿であるわけだ。 新海誠監督の最新作劇場アニメ映画天気の子』では、どんな天気も局地的に「ハレ」に変えることのできる少女、100%の晴れ女がヒロインとして登場する。映画は序盤に地方から家出してきた少年が東京で仕事にありつけず、あっという間に貧困化していく描写の後にヒロインを登場させ、この社会の中で彼女が瞬く間に人々から必要とされ、経済的、社会的に成功していく様子を描く。雨の中で描かれる無力な少年の貧困と、新海誠作品が得意とする、息をのむ

    『天気の子』が映すエンターテインメント産業の功罪 新海誠監督が選択したラストの意図を考える
    kazyee
    kazyee 2019/07/29
    作家性が出た結果、(君の名は。と同時期の)シンゴジラも東京のど真ん中に冷凍ゴジラが立って終わってるから、ハッピーエンドかどうかわからないという点では、似てるといえば似てるのか。
  • 大石昌良が振り返る「ようこそジャパリパークへ」のすべて 「すごいアニメドリームだった」

    アニメ『けものフレンズ』のオープニング主題歌「ようこそジャパリパークへ」の各バージョン30曲をコンパイルしたベスト盤『ようこそジャパリパークへ〜こんぷりーとべすと〜』がリリースされた。星野源や平井堅など、数多くの著名人に絶賛され、どうぶつビスケッツ×PPPが音楽番組に呼ばれるなど、アニソンの枠を越えて、社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなったことを作詞・作曲・編曲を手がけた大石昌良は、今現在どう受け止めているのか。アニメ主題歌史に大きな“爪痕”を残した「ようこそジャパリパークへ」の裏側を語り尽くしてもらった。(永堀アツオ) “ジャパリパークのテーマソング”がひとつの指針だった ――CDとDVD合わせて全30曲の全てが「ようこそジャパリパークへ」というベスト盤がリリースされました。 大石昌良(以下、大石):これ言っちゃダメかもしれないですけど、やりすぎですよね(笑)。 ――あはははははは。

    大石昌良が振り返る「ようこそジャパリパークへ」のすべて 「すごいアニメドリームだった」
    kazyee
    kazyee 2019/06/15
    "クイーカはYouTubeで動画を2時間くらい見てやってみたら意外とできた"プロも動画を学びに使う時代なのかと。
  • ゴジラへの暴走気味の想いが短所であり長所にも 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の美学

    ゴジラ、ラドン、モスラ、キングギドラが世界中をブッ壊しながら戦う。シンプルなお祭り映画なのに、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019年)は非常に難しい映画だ。アメリカの大手映画レビューサイトで批評家と観客の評価がハッキリ分かれたのも納得できる。もしもゴジラに何の興味もなければ、この映画は怪獣と狂人たちのお祭り騒ぎにしか見えないだろう。 そのうえゴジラに興味があったとしても、ある人は喝采を送るだろうし、ある人は拒否反応を示すはずだ。この映画は怪獣への想い入れが強すぎるあまり、人間側の話がビックリするほど雑になっている。私は怪獣映画の主役は怪獣だと思っているし、なんなら人間がいなくてもいいと思うが、人間を出すならちゃんと扱ってほしい。気持ちよく怪獣の破壊活動を見守れるように、ストレスのない範囲/邪魔にならない範囲で収めてほしいし、あるいは怪獣対決を盛り上げるためのモチベーションになっ

    ゴジラへの暴走気味の想いが短所であり長所にも 『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の美学
  • 『リズと青い鳥』『若おかみは小学生!』『ガルパン』……傑作を生み出す脚本家・吉田玲子とは

    とは、作品の設計図である。設計図が狂っていたらどんな建物も建たないのと同じで、しっかりした脚がなければ、映画もアニメも作れない。映画学校時代、「良い脚を悪い映画にすることはできる、しかし悪い脚を良い映画にはできない」と口酸っぱく講師に言われたことを覚えている。 今、日のアニメ界で最も信頼できる脚家は誰か、と問われれば筆者は「吉田玲子」と即答する。花田十輝も横手美智子も小林靖子も岡田麿里も素晴らしいが、設計図としての脚の安定感が図抜けており、ジャンルを問わず高水準の作品を産み出し続けている。 『映画 聲の形』『リズと青い鳥』などの山田尚子作品、青春映画『夜明け告げるルーのうた』、児童文学の映画化『若おかみは小学生!』や『かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ』、戦車や戦艦のバトルもの『ガールズ&パンツァー』と『ハイスクール・フリート』、女性に人気のスポーツもの『弱虫ペダ

    『リズと青い鳥』『若おかみは小学生!』『ガルパン』……傑作を生み出す脚本家・吉田玲子とは