10月11日(水)に京都府京都市「ウェスティン都ホテル京都」で行われた、第71期王座戦五番勝負第4局で藤井聡太竜王・名人(21)が永瀬拓矢王座(31)に勝ち、3勝1敗で王座を奪取しました。これにより羽生善治九段(53)の保持していた王座の最年少記録(21歳11カ月)を31年0カ月ぶりに更新しました。 また、同時に藤井は21歳2カ月で史上初となる八冠を達成しました。記録については下記をご覧ください。
この度、日本将棋連盟は、6月9日(金)東京都渋谷区千駄ヶ谷「SYDホール」で、第74回通常総会を開催いたしました。 【第74回通常総会】 日程 2023年6月9日(金)午後1時開始 場所 東京都渋谷区千駄ヶ谷「SYDホール」 議長 野月浩貴八段 副議長 糸谷哲郎八段 出席者 190名(委任状49通を含む) (2023年6月9日現在 正会員数254名) ※出席者数に誤りがありましたので修正いたしました 議題 第1号議案 令和4年度決算書類承認の件 第2号議案 令和4年度事業報告承認の件 第3号案~第17号議案 理事選任 議案順に清水市代、森下卓、西尾明、片上大輔、羽生善治、脇謙二、井上慶太、森詳介、岡野貞彦、佐竹康峰、遠藤龍之介、松本大、杉本昌隆、行方尚史、斎田晴子の計15名が理事に選任された。 また、本総会後に理事会が開催され、羽生善治が会長に、脇謙二が専務理事に、井上慶太、森下卓、清水市
本日、名古屋将棋対局場で行われた第81期順位戦C級1組10回戦、日浦市郎八段対村田顕弘六段戦における日浦八段の反則負けの裁定について、その経緯と概要をご報告申し上げます。 同対局開始後に、日浦八段が鼻を出したマスクの着用を行っていたことから、立会人が臨時対局規定に則り「正しいマスクの着用」を求め、この状態のままでは反則負けになる旨を通知しましたが、日浦八段は了承しませんでした。 その後、対局規定第3章第9条第3項に基づき、立会人が「正しいマスクの着用」を行うよう重ねて注意しましたが、日浦八段がこれに応じなかったため、立会人が臨時対局規定第3条及び第4条に基づき、日浦八段の反則負けを裁定しました。 本裁定に該当する条項は以下のとおりです。 (臨時対局規定抜粋) 第1条 対局者は、対局中は、一時的な場合を除き、マスク(原則として不織布)を着用しなければならない。但し、健康上やむを得ない理由があ
順位戦における裁定について 2022年10月31日 公益社団法人日本将棋連盟 日頃より将棋文化の普及・発展にご理解賜り、誠に有り難うございます。 先週28日 (金)の順位戦A級4回戦、永瀬拓矢王座対佐藤天彦九段戦における佐藤九段の反則負けの裁定について、その経緯と詳細をご報告申し上げます。 同対局においては、佐藤九段が約30分にわたるマスクの未着用を2回行ったことから、中継映像を確認の上で弊社団役員間にて協議を行い、臨時対局規定第3条に基づいて佐藤九段の反則負けと裁定致しました。該当する条項は以下のとおりです。 (臨時対局規定抜粋) 第1条 対局者は、対局中は、一時的な場合を除き、マスク(原則として不織布)を着用しなければならない。但し、健康上やむを得ない理由があり、かつ、予め届け出て、常務会の承認を得た場合は、この限りではない。 第3条 対局者が第1条の規定に反したときは、対局規定第3章
このたび日本将棋連盟は、女流棋士の里見香奈女流四冠(女流王座・女流王位・女流王将・倉敷藤花)より棋士編入試験受験申込を6月24日に受理いたしました。 里見女流四冠は5月27日に行われた対局に勝ち、10勝4敗で棋士編入試験受験資格を満たしておりました。試験は規定通り8月から1ヶ月に1対局行われ、試験日と試験会場は里見女流四冠と試験官の日程を調整し決定いたします。 【公益社団法人日本将棋連盟 棋士編入試験規定】 試験日 申請受理月の2ヶ月後から開始、1ヶ月に1対局 試験会場 原則として「東京・将棋会館」または「関西将棋会館」 受験資格 ・現在の公式戦において、最も良いところから見て10勝以上、 なおかつ6割5分以上の成績を収めたアマチュア・女流棋士の希望者 ・四段以上の正会員の推薦のある者 試験内容 棋士との5番勝負(試験官は新四段5名を棋士番号順に選出) ※持時間3時間 ※対局は将棋連盟の公
この度、日本将棋連盟理事会は谷川浩司九段(60)が4月で60歳の還暦を迎え、これまでの実績と将棋界への貢献を考慮し、谷川九段の永世名人襲位を推薦しました。本人および名人戦主催者の合意が得られたため、谷川九段は『十七世名人』を襲位します。(5月23日付) 谷川は、1983年に史上最年少の21歳2ヵ月で名人位を奪取しました。第41期-1983年~42期、46期~47期、55期の通算5期を獲得し、永世名人(十七世名人)の資格を得ておりました。 また、永世名人の襲位は、2007年11月の中原誠十六世名人以来になり、実力制名人戦になってから、木村義雄十四世名人・大山康晴十五世名人・中原誠十六世名人に次ぐ4人目となります。 谷川浩司十七世名人のコメント この度、60歳に達したことで、理事会の推薦を頂き、十七世名人を襲位させて頂く運びとなりました。資格を得てから25年。400年以上の歴史を刻む永世名人の
このたび日本将棋連盟では、東京・将棋会館、関西将棋会館に次ぐ公式対局拠点として名古屋対局場(仮称)を開設致します。 主に順位戦の対局拠点として、中部・東海エリアにおける将棋の一層の普及・発展に資すると共に、東西両将棋界の交流促進を図るものです。 【概要】 ● 場所:ミッドランドスクエア(トヨタ自動車株式会社名古屋オフィス内) ● 開設時期:2022年6月 ● 備考:第81期順位戦開幕局より使用予定 名古屋対局場の使用詳細につきましては、順位戦主催者(毎日新聞社、朝日新聞社)、並びに対局場提供者のトヨタ自動車と共に、今後さらに調整を進めて参ります。 <会長 佐藤康光のコメント> このたび、トヨタ自動車様にご協力を賜り、名古屋対局場開設の運びとなりました。 近年は藤井聡太竜王をはじめ、中部・東海エリア出身の棋士・女流棋士の活躍が目覚ましいですが、より一層の将棋文化の発展と中部・東海エリアの地域
このたび日本将棋連盟は、女流棋士・奨励会員・アマチュアが各棋戦において優秀な成績をおさめた際の対応を以下の通り決定いたしました。 女流棋士・アマチュアが優秀な成績をおさめた場合 日本将棋連盟編入制度にともなう棋士編入試験の受験資格を与える。 奨励会三段が優秀な成績をおさめた場合 その期(進行中)の三段リーグ終了後に次点1を付与する。ただし、フリークラス編入条件となる次点2回のうちの1回は三段リーグによる次点でなくてはならない。 また、その期の三段リーグにおいて降段点(勝率2割5分以下)に該当した場合は、次点1の付与は行わない。 これは奨励会三段が女流棋士枠で出場し、優秀な成績をおさめた場合においても同様とする。 なお、上記対応を行う際の各棋戦における基準は次の通りです。 ・ 竜王戦 竜王ランキング戦 優勝 ・ お~いお茶杯王位戦 挑戦者決定リーグ入り ・ 王座戦 挑戦者決定トーナメントベス
公益社団法人日本将棋連盟は、ヒューリック株式会社と女流新棋戦「ヒューリック杯 白玲(はくれい)戦・女流順位戦」を新たに創設することとなりました。 また、これにともない、清麗戦の主催をヒューリック株式会社より大成建設株式会社に交代することとなりました。 第1期 ヒューリック杯 白玲戦・女流順位戦は、順位決定リーグ戦と順位決定トーナメント戦にて女流棋士の順位を決定します。そして、順位決定トーナメント戦の1位・2位決定戦を七番勝負で行い、第1期白玲を決定します。優勝賞金は女流タイトル戦最高額の1500万円です。 第3期大成建設杯清麗戦は棋戦方式の変更を行いません。予選を2敗失格で実施し、予選通過4名による本戦トーナメントを行い、里見香奈清麗への挑戦者を決定します。 左から佐藤康光会長、ヒューリック株式会社代表取締役会長・西浦三郎様、大成建設株式会社代表取締役社長・相川善郎様、清水市代常務理事 【
<千日手> 成立時刻に関わらず、原則として即日指し直しを行う。 指し直し局の持時間は双方の残り時間とする。 残り時間が1時間に満たない場合は少ない方の持時間を1時間とし、加えた時間を相手にも加算する。 ただし、開始時の持時間を超えて加算することはない。 また、指し直し局は先後交代とするが、指し直し局の先後は次局には引き継がない。 例1)9/6の第8局が千日手→即日、先後交代で指し直し 9/21に第9局がある場合、第8局後に振駒 例2)9/21の第9局が千日手→即日、先後交代で指し直し <持将棋> 成立時刻に関わらず、原則として即日次局を行う。 次局の持時間は千日手の規定に準ずるものとする。また、次局は先後交代とする。 例1)9/6の第8局が持将棋→即日、先後交代で第9局 第9局までに4勝者が出ない場合、9/21に第10局を実施(第9局後に振駒) 例2)9/21の第9局が持将棋→即日、先後交
公益社団法人日本将棋連盟は、2020年3月2日に弊社団に送付された棋譜利用に関する公開質問状の件について以下の通り回答いたします。 2020 年 4 月 17 日 質問者代理人弁護士 杉村 達也 殿 公益社団法人日本将棋連盟 会 長 佐 藤 康 光 公開質問状の件(回答) 前略 2020年3月2日付の貴信にてご質問頂きました件について、弊社団より下記のとおり回答致します。 記 1. はじめに 貴殿から弊社団Web サイトを通じ、YouTube やブログ等での解説、将棋界の復興目的等を利用趣旨としまして、数多くの棋譜申請を頂いていたことを確認致しました。 こうしたご要望に対して、当初無回答といった対応が多くなされ、また、将棋愛好家の皆様にもご心配をおかけしましたことをお詫び致します。 本質問状を拝受した後に確認しましたところ、現在は多くの棋戦にて、棋譜申請に対して回答を行っているとの返答を得
© AbemaTV 株式会社AbemaTVが運営する"無料で楽しめるインターネットテレビ局"「AbemaTV(アベマティーヴィー)」は、「将棋チャンネル」において、将棋界の早指し王を決定するオリジナル対局番組の新シリーズ『第3回AbemaTVトーナメント』の放送を決定するとともに、将棋界初のレジェンド棋士たち11名によるドラフト会議の模様を、2020年4月4日(土)夜7時より放送いたします。 『第3回AbemaTVトーナメント』は、昨年4月に放送した『第2回AbemaTVトーナメント』 に続く第3弾として、新たに将棋界初のドラフトの末決定した全12チームによる団体戦を行い、優勝賞金1000万を懸けて争います。各チームは、豊島竜王・名人、渡辺三冠、永瀬二冠、木村王位、佐藤康九段 三浦九段、久保九段、佐藤天九段、広瀬八段、糸谷八段、稲葉八段ら、将棋界を代表する選ばれし11名のレジェンド棋士たち
日本将棋連盟TOP 将棋コラム 「固さからバランスへ、そして読みの重視へ」渡辺明二冠が平成で印象に残る羽生善治九段・藤井聡太七段との将棋を振り返る 私が将棋を覚えたのは平成2年頃。将棋界の年譜を見ると平成4年頃からプロの将棋を観戦していたように思う。私は平成12年に棋士になったのだが、それ以前の出来事で印象深いのは、もちろん羽生善治九段による七冠制覇である。テレビや新聞での報道を見ていて全冠制覇がとんでもないことなのは小学生だった自分にも理解できた。 私が初めてタイトル戦に出たのは平成15年。そういった意味では私にとって「平成の将棋界」とは、前半は見ていたもの、後半は参加したもの、となる。このコラムは「平成で印象に残る将棋」という趣旨なのだが、自分が出たタイトル戦の中では何と言っても互いに永世竜王を懸けた平成20年の第21期竜王戦七番勝負である。その中でも特に内容が濃かった将棋を紹介したい
日本将棋連盟TOP 将棋コラム 羽生善治九段が語る、大山康晴十五世名人との対局。米長邦雄永世棋聖も加わってガチンコ勝負の感想戦【平成の将棋界を振り返る】 「坊や、今日は対局かい?」四段に昇段してプロとして将棋会館に行った時に米長(邦雄永世棋聖)先生からよく挨拶代わりにこの言葉をかけて頂きました。 奨励会時代にあまり記録係を務めておらず、公式戦の雰囲気をよく知らないまま、四段になってしまったのでその言葉でだいぶリラックスする事ができました。 また、同時に大変な世界に来てしまった実感もありました。 当時はインターネットも無かったので棋士の名前と顔を知るのは将棋年鑑のプロフィールぐらいだったのですが、そこに掲載されていた写真も一部の人は長きに渡って更新されておらず、対局で顔を合わせて始めて実像を知る事もありました。それを考えると現代とは隔世の感があります。午前中の対局室はとにかく賑やかでほぼ、世
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く