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ブックマーク / yashio.hatenablog.com (14)

  • 慢性人員不足の負のスパイラルあるある - やしお

    少し前にテレビ番組の「カンブリア宮殿」で、医師1名のクリニックで、高い水準で患者ファーストを実現できている、結局それは人員の大幅増で実現できた、と紹介しているのを見た。 2023年9月21日 放送 おおこうち内科クリニック 院長 大河内 昌弘 (おおこうち まさひろ)氏 |カンブリア宮殿: テレビ東京 その後で、財務省が文科省に「人員不足はどの業界も共通課題なのだから、教員も数のみに頼らず学校運営を効率化すべし」と指摘したという話を見かけて、並べると趣深さがあるなと思った。 「数に頼らない学校運営を」 教員不足への対応で財務省が注文 クリニックは、当初はどんどん人が辞めていく状況にあったと紹介されていて、今の自分の職場もそれに近いところがあるなと身につまされた。 クリニックの取組み 患者ファーストは、 待ち時間が短い 専門外の症状も断らずに見てくれる 先生がきちんと話を聞いてくれる 診断書

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  • 中年会社員が部署異動してつらかった話 - やしお

    会社で部署異動になって5ヶ月超が経った。経験のない業務分野で係長クラスになっている。 今まで会社勤めをしていて、業務内容に特にこだわりもなく、それなりにやれてきたから、まあ大丈夫かと思っていたけど、あまり大丈夫じゃなかった。結構つらかったし、割と嫌な気分になっていた。(今は割と大丈夫。) どの辺が辛かったかとかメモに残しておこうと思って。 異動前 大手メーカーに新卒で入社して15年ほど勤めている。 前の職場(比較的製造現場に近い技術系職場)では、4年ほど担当者として働いた後、係長ポジションになって4年ほど働いた(係のメンバーは10名弱)。 異動 同じ事業部門の中で別の課に異動した。異動先の課の業務内容は、漠然とした理解しかなかった。 30名程度の課で、25名の係の係長をしろとのことだった。もともと課の管掌範囲が広いこともあり、十分にマネジメントが機能しておらず、その辺りを助けてほしいみたい

    中年会社員が部署異動してつらかった話 - やしお
    kisiritooru
    kisiritooru 2023/08/31
    やば、読んでるだけでメンタルガード削り
  • はてなブックマークのガイドライン:コアユーザーと人的キュレーションの行方 - やしお

    少し前にはてなブックマーク(はてブ)のガイドラインが公開された。 はてなブックマークガイドライン そのブックマークコメント(ブコメ)で、好意的な意見も多かった一方、反発するコメントも2~3割ほどあった。この内容でそんなこと言うんだ、と少々ドン引きした。「コアなファンがジャンルを殺す」話の一バリエーションのような気もした。 それから、はてブはキュレーションを何とか「みんなの手で」に留めたい、そういうカウンターとして何とか抗ってる感じなのかなとも思った。 「はてブが」というより、あるサービスやコミュニティの盛衰とその抵抗のプロセスの実例を見るようで興味深く、その辺のメモ。 経緯 はてなブックマークは2005年開始の国産ソーシャルブックマークサービス。 参考になった/後で読み返したいウェブ上のコンテンツのURLを保存でき、タグ付けして検索したりメモ(コメント)を残せる。 ブックマークの多い「人気

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  • ゼルダとジムとやりがい搾取 - やしお

    ここ最近、テレビゲーム「ゼルダの伝説」の新作「ティアーズ オブ ザ キングダム」(TotK)をずっと遊んでいる。当に楽しい。前作「ブレス オブ ザ ワイルド」(BotW)も当に楽しくて、ずっと新作を心待ちにしていた。これだけ大勢の人から大きな期待を集めて、その期待を越えたものをメーカーが出せるのは心底すごいと思う。 それはそれとして、遊んでるとなんか仕事っぽいなという気持ちに時々なる。 仕事っぽさ タスクがどんどん発生する、それをやり方考えてこなしていく、それで忙しい。やることが多い。 この感覚が、やってると「仕事っぽい」という気持ちになる。 前作BotWも同様だけど、今作TotKはやること、やれること、やりたいことがさらに増えていて(アクションの種類がさらに多く、フィールドがさらに広いので)ますますその気持ちになる。 アクションの種類が増えたことで、操作に難儀することが時々ある。(ウ

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  • CoCo壱番屋と共に生きる - やしお

    カレーハウスCoCo壱番屋(以下ココイチ)は、定期的に「美味しくない割に高い」と話題になる。そのたびに哀しい。ほとんど腹を立てているくらいの気持ちになっている。ココイチに対して私は冷静な評価はできない。 そうした気持ちがどこから来るのかを一度整理して片付けておく。 「自分のもの」という感覚 家庭料理や自国料理をよその人に貶される感覚に近い。自分で文句を言うのはいい、だが他人に言われるのは許せない、というような感覚。 よく「まずい料理代表」とネタ扱いされるイギリス料理も、最近はその揶揄が「ダサい」と否定されてきている気がする。 世界に先駆けて産業革命に突入したことで文化を不可逆的に破壊されたイギリスを、後追いで産業革命を短期に圧縮できたことで文化を維持できた日が、嘲笑できる立場にあるのだろうかという疑いもある。 そんな切実な背景がココイチにはないとしても、尊重されれば嬉しい。私は美味し

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  • 反社カルトが国政に食い込む構造 - やしお

    政治構造への従来の認識と、最近の統一教会関連の報道を合わせると、だいたいこんな感じだろうかと現時点で思うところのメモ。 ゲームのルール 国政は数のゲーム。多数決による。 多数決は「採決の前に議論が尽くされ(修正が施され)、十分な情報が採決者にインプットされていること」が前提・理念で、来はただの「数のゲーム」ではないが、多数派が理念を無視することで無化される。 無化する理屈として「多数決で選ばれた=全員が賛成」というすり替えが多い(与党だから国民の意思そのもの、というような) 多数決で勝つための数(議員数)を増やせる人物/集団(政治家/派閥)が力を持つ。 議員の数を増やすには、選挙で票を集める必要がある。 選挙の票には組織票と浮動票が(仮に分類すると)ある。 世間の感心が低く投票率が低い時、組織票の相対的な割合が高まる。 組織票の「当落の正確なカウントができる」「組織票の倍が彼我の差になる

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  • 逮捕にそなえる人生継続計画 - やしお

    実際に逮捕・起訴された人の事例をいろいろ読んでみると、普通に生活・仕事していてもされる時はされるんだと思う。 痴漢冤罪や荷物すり替えで違法薬物の運び屋にされるなどの巻き込まれケースだったり、もともとルール(法律・運用)が曖昧なグレーゾーンが拡大解釈で突然咎められたり、捜査機関の描いた架空のストーリーの登場人物にされたり、人は犯罪の意識が希薄だったり、色々ある。 逮捕・起訴されると人生に大きなダメージを被る。会社なんかで災害を想定してBCP(事業継続計画)を事前に立てたりするけど、それと同じような感じで、万が一逮捕された場合でも「こうなる」をそこそこ認識して「こうする」を事前に決めておければ役に立つかもしれないと思うようになった。 概要 弁護士選び 逮捕~裁判の流れ 逮捕 逮捕後 留置場・拘置所 取調べ・調書 捜索差押 勾留請求・勾留質問 裁判 世論形成・名誉回復 参考事例・参考文献 概要

    逮捕にそなえる人生継続計画 - やしお
  • たった211ヶ月でTOEICスコア500アップ - やしお

    よく「3か月でTOEIC 〇〇点アップ」といった広告を見かける。羨ましいけど自分は残念ながら短期間での華々しいスコアアップは全然なくて、17年もだらだらかけて結果的に500点強上がって900を超えた。長すぎる。長すぎるけれど、めちゃくちゃ頑張れるわけじゃないほとんどの人にとっては、そんなもんかもしれないとも思っている。 普遍的な学習体系にはなり得ないけど、個人的なメモを残しておこうと思って。 TOEIC スコアと実力 初めての受験が2004年1月(18歳)で425、最近の受験が2021年8月(35歳)で960だった。それ以前の受験結果や模試の結果を考えると、「960」はマークシートの運で上振れした結果で、実力は900前半程度だと思っている。 最初の400点台の頃は試験が当に苦痛だった。ほぼ何言ってるか分からん話を2時間集中して聞く・読むのは苦しみでしかない。たまに分かる言葉の意味をつなぎ

    たった211ヶ月でTOEICスコア500アップ - やしお
    kisiritooru
    kisiritooru 2021/10/06
    960点とか、ほぼ母国語だ。いや、それ以上?0歳が17歳になってるけどネイティブの17歳が960点を取れるのかな。
  • 小野マトペ氏の逮捕・裁判のこと - やしお

    小野マトペ氏の東京地裁での裁判について、傍聴した今井亮一氏が1/9と2/16の2回メルマガで報告したものを読んだ。 放っておけば何の実害もなかった事柄を、直接的な利害関係者でもないたった一人の第三者が通報することで、逮捕され生活を破壊されなければならないのは、やっぱり何かアンバランスなんじゃないかと改めて怖くなった。 メルマガの内容以前に、逮捕の報道に至るまでの経緯を再確認すると以下の通り。 2020/3/17 20:15に「私はコロナだ」とツイートし、同日21:14に「濃厚接触の会」という言葉と飲店のテーブルに乗ったビールの写真をツイートした。ビールのグラスには店名の入ったロゴが印刷されており、写真にはロゴが写り込んでいる。 https://twitter.com/ono_matope/status/1239872988704464899 https://twitter.com/ono

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  • 合理的な選択の末に、いつの間にか世の中に取り残される感覚 - やしお

    自分が10~20代の頃に、両親がパソコンを使えない、ケータイでメールが出せない、スマホが使えない、という姿を見ていて漠然と「そんなもんか」と思っていたけれど、自分自身が30代半ばになってちょっとその感覚が分かる気がしてきた。 「年老いてくると単に理解力が下がる」のような個人の能力の問題かと特に深く考えずにイメージしていたけれど、そう単純じゃない気もしている。「自分には必要ない」と思って「新しく出てきた何か」に適応するのをしばらくサボっていると、いきなり従来利用してきたものが消滅して途方に暮れる。出てきた当初からちょっとずつ適応していれば、(スロープとまでは言わないにしても)階段を少しずつ上っていくように習得できても、いきなりその階段も消滅して目の前に崖が現れる。崖を登ろうとちょっと試みてみるけれど、無理すぎて諦めざるを得なくなる。 iPhoneというかiOSも、最初に出てきたときはアイコン

    合理的な選択の末に、いつの間にか世の中に取り残される感覚 - やしお
  • 誰かを貶める笑い - やしお

    新しく始まったアニメ「アフリカのサラリーマン」の第1話をこの前見て、「誰かを貶めることで発生する笑い」みたいなのはもう、見るのがしんどいなと思った。 二足歩行の動物たちのコメディで、電車で通勤していたサラリーマンが女子高校生によって痴漢にでっち上げられそうになるというエピソードが前半に流れた。サラリーマン(オオハシ)は女子高校生(ゴリラ)に向かって「鏡見ろブス」と言う。またサラリーマンの同僚(トカゲ)は、オオハシがスマホでデリヘルのウェブサイトを見ているのを女子高校生に示し「こいつのスマホを見て下さい。素人JKには興味ないんです。プロのババアにしか反応しないんです。(だから痴漢はしていない)」と擁護する、オオハシは「人の性癖ばらすのやめてくれる?」と怒る、という場面だった。 また後半では、合コンに出席したオオハシ(男)が、相手側の女性がみんな可愛かったので遅れている最後の一人にも期待してい

    誰かを貶める笑い - やしお
  • 人間にもセーフモードがほしい - やしお

    人間はロボットじゃないから、判断力は簡単に低下する。 病気、睡眠不足、貧困、暴力とかで、心が簡単に弱々しくなる。心が弱ってる時は、「都合の悪い可能性」を直視できなくなってしまう。だって、それを直視してしまったらもう、心が壊れてしまうから。 「損して得取れ」って言葉があるけど、それは余裕がある時にしか取れっこない戦略だ。 HPが10しかないのに「一旦ダメージを50らう」なんて選択肢ない。HPが100ある人に「防御コマンド繰り返しててもジリ貧ですよ」「一旦ダメージを50らって次のターンで攻撃しなきゃ勝てませんよ」とか言われたって、HP10の人は「そんなこと言われたって私には無理だよ……」と呟いて、防御コマンドを繰り返すしかない。 誰だって「自分は損している」「自分は馬鹿だ」なんて思いたくない。「自分は最良の選択をしている」と自分で信じたい。だから、当は追い込まれて選択しているだけの「防御

    人間にもセーフモードがほしい - やしお
    kisiritooru
    kisiritooru 2019/02/07
    イケハヤが悪側にいることを認識できないか拒否してる可能性があるので、周りから攻めて(説いて)多くの人に気付いてもらえるような動きをしている体で、週刊誌の売上を伸ばすために面白おかしく書いてるのかも。
  • 知る機会の差で外注先を苦しめないこと - やしお

    大手メーカーで働いていて、こっちの会社が設計、外注先が完成品の製造(組立調整)って関係の中で、作り方を伝えるだけじゃなくて「どうしてそうなってるのか」も伝えた方がいいなと最近しみじみ思うことがある。 組調の手順は、ないと作れないので必ず外注先に伝えられる。でも「なんでそういう手順になっているのか」「どうしてここの調整を頑張る必要があるのか」、さらにその背後の「この製品はどういう目的で存在しているのか」「どういう原理で目的を実現しているのか」といった意図や理屈もちゃんと伝えた方がやっぱりいいなという。 自分は設計じゃなくて検査の部門で働いている。検査で不良にすると外注先から「どうしたらいいですか?」と直接聞かれることになる。誰でもわかる不良(寸法が違うとか欠品とか傷とか)じゃなくてその製品の構造や原理を知ってないと不良箇所が特定できないということもよくある。「僕は検査の人だからそんなの関係な

    知る機会の差で外注先を苦しめないこと - やしお
    kisiritooru
    kisiritooru 2017/08/21
    ホント、建設的な取引関係がいいですよね。
  • 会社員になって他人に厳しくなっていく - やしお

    なんかサラリーマンになると、他人に厳しくなってるような気がする。昔の同級生や、会社の同期を見ていてたまにそんなことを思う。厳しいというのは無理難題を要求するとかじゃなくて、これくらいは働いて当然だという水準が高くなってて、それを他人に押し付けていて、そのこと自体に疑いをあまり持っていないという感じだ。 この前、ひさびさに同期と同じ電車に乗っていたときに「うちの会社だと製造部門と開発部門で給与面とかの待遇が変わりないけど、ほかの会社だと違うんだろうね」といったことを言われた。その場では一般論というつもりで「ああ、そうかもしれないね」と応えたけれど、それを言った彼が開発部門の人間で、自分が製造部門の人間だから、これってどういうつもりなんだろうと少し思った。開発部門の方が能力的に高い仕事を求められているのだし、そこで待遇面の差がつけられてしかるべきだろう、という意図には違いないだろうけど、それを

    会社員になって他人に厳しくなっていく - やしお
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