皇居内の建設工事に伴う発掘調査の現場から、新たな江戸城の石垣が見つかり、報道陣に公開されました。今も残る江戸城の石垣としては最も古い、江戸時代初期のものとみられ、当時の自然環境や築城の様子について新たな発見があるのではないかと期待されています。 江戸時代初期のものか 江戸城の新たな石垣が見つかったのは、皇室ゆかりの美術品などを収蔵・展示する皇居・東御苑の「三の丸尚蔵館」の建て替え工事に伴う発掘調査の現場です。13日、報道陣に初めて公開されました。 石垣は、幅16メートル、高さ4メートルほどで、7段程度に石が積み上げられ、積み方などにこれまで知られてきた江戸城の石垣とは異なる技法が使われています。 調査を行った千代田区によりますと、今からおよそ400年前の江戸時代初期にあたる慶長期後半から元和期のものとみられ、今も残る江戸城の石垣としては最も古いものと考えられるということです。 また、最も上