FASHIONSNAPの新春恒例企画、経営展望を聞く「トップに聞く 2024」。アフターコロナにシフトした状況下で各企業に求められている「イノベーション」をテーマにお送りする。 第7回はGU 柚木治社長。2023年8月期でも大幅な増収増益を記録するなど好調を続ける同社は、ニューヨーク・ソーホーにアメリカ初のポップアップを出店中。更なる成長とグローバル化を目指す企業のトップが語る、ワールドワイドで支持を得るために必要なこととは何か。
ZOZOの傘下企業で「ナインティナインティ(9090)」などを展開するyutoriが東京証券取引所に承認され、12月27日にグロース市場に新規上場した。初値は公開価格の2520円を12.3%上回る2829円で、高値は2949円。終値は2599円だった。28日以降、2023年中に上場を予定している企業はなく、yotoriが年内最後の上場企業となった。 yutoriは、代表の片石貴展氏が2018年4月に設立。国内最大級の古着コミュニティ「古着女子」で広く認知され、10代前半~20代前半の若年層をターゲットにした事業展開を強みとしている。現在は「ナインティナインティ」のほか、「センチメーター(CENTIMETER)」「パム(PAMM)」「ヤンガーソング(Younger Song)」などのブランドを運営しており、2020年7月にZOZOグループの傘下に入った。2023年3月期の業績は売上高が24億
没入体験型ミュージアム「Immersive Museum TOKYO 2023 “ポスト印象派” POSTIMPRESSIONISM」が、日本橋三井ホールで開催される。日本では2回目の開催となり、会期は7月7日から10月29日まで。公式サイトでチケットを販売している。 同展は、フィンセント・ファン・ゴッホやポール・ゴーギャン、ジョルジュ・スーラ、ポール・セザンヌらを代表作家とする「ポスト印象派」の作品を最新テクノロジーを用いて映像コンテンツ化し、屋内空間の壁面と床面に投影する体験型のエキシビション。第2弾となる今回は、前回のテーマ「体験するアート」を進化させ、作家たちの技法や作風といった個性にフォーカスした「技法を体験する」ことができるコンテンツを目指すという。
編集部のリアルランチを紹介編集部がリアルに食べてるランチを、気ままにサクッと紹介する「オモハランチタイムス」。原宿の隠れ家寿司店・「青山さなか」をご存知か? 原宿で、コスパも良くおいしいお寿司を食べるならココ。自分へのご褒美にはもちろん、誰かを連れて行っても喜んでくれること間違いなし。本当はあまり教えたくない人気のランチ寿司をいただきます。 本日のお店:江戸前寿司 青山さなかメニュー:寿司 食べたもの:にぎり 1.5人前(1,800円)※1人前は1,450円 飲食スタイル:イートイン 神宮前5丁目、キャットストリートの脇にある八百屋さん「松本青果店」。その横に、上へと続く階段がある。のぼって3Fが「江戸前寿司 青山 さなか」の入り口だ。「八百屋の上の寿司屋」として知られた、原宿の人気店である。 個人的には海鮮ちらし(1,700円)もおすすめだけれど、今日はにぎり。1人前じゃ少し物足りない空
オンライン動画配信サービスHuluが、「ディオール(DIOR)」や「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」を傘下にもつ仏LVMHグループ会長兼CEO(最高経営責任者)のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)の生き様を描いたドキュメンタリー「カシミヤを着た狼 〜Kingdom of Dreams〜」を5月17日からHuluプレミアで独占配信する。 ドキュメンタリーでは、ライブラリー資料やインタビュー映像、未公開のアーカイヴ資料を使用し、ベルナールの野望と1990年代初頭から2010年代までのファッション界の黄金期を描く。タイトルの「カシミヤを着た狼」はアルノー氏の異名として知られ、冷徹で強気な経営姿勢で数々のブランドを傘下に収めたことに由来しているという。 4月のHuluプレミアでは、アルノー氏のドキュメンタリーに加えて、アイルランド人シェフがレシピを紹介する「マーク
クロキ株式会社 代表取締役社長 黒木立志氏(左)LVMH メティエ ダール CEO マッテオ・デ・ローサ氏(右) IMAGE by: LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパン
日本でファッション業界のキャリアを積み、現在はニューヨーク・パーソンズ美術大学に留学中の高山純氏が現地のファッション事情をお届けするコラム連載「NYコラム」。第5回は同氏の視点から、ファッションスクールでビジネスを学ぶメリットとキャリア形成における課題を考察する。 アメリカではパーソンズの他にも、州立のファッション工科大学(FIT)、日本では知名度がやや低いエル・アイ・エム カレッジ(LIM College)やプラット・インスティテュート(Pratt Institute)などもある。FITはその名の通り、より技術面でのフォーカスが強く、パーソンズの方がコンセプトづくりや学際的な研究が盛んというのが一般的なイメージだと思う。とはいえ、パーソンズはトム・フォードやマーク・ジェイコブス、FITはカルバン・クラインやマイケル・コースなどいずれも米国を代表するデザイナーを多数輩出しており、甲乙はつけ
アーティストのジョアン・ミッチェル(Joan Mitchell)の作品を管理するジョアン・ミッチェル財団(以下、JMF)が、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」を著作権侵害で提訴したと「ビジネス・オブ・ファッション(The Business of Fashion)」や「The Fashion Law」が報じた。 JMFは、ルイ・ヴィトンがハンドバッグ「カプシーヌ」の広告キャンペーンでジョアン・ミッチェルの絵画3枚を無断で使用し、アーティストの著作権を侵害していると主張。ルイ・ヴィトンに対し、3日以内に広告キャンペーンを停止するか、法的責任を負うよう要求している。 JMFによると、ルイ・ヴィトンから昨年末の広告キャンペーンでミッチェルの作品の使用許可を繰り返し要求されていたが、 「アーティストの作品を教育目的でのみ使用する」というJMFの長年の方針を理由に、要求を書面で拒否したと
「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」が、新たなメンズ・クリエイティブ・ディレクターにファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)を起用した。ファーストコレクションは6月のパリ・メンズファッションウィークで発表される。 同職はヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が務めていたが、2021年11月に急逝。後任については様々な噂が流れていた。ファレルは1990年代にチャド・ヒューゴ(Chad Hugo)と共同で結成したプロデューサー・ユニットのザ・ネプチューンズ(The Neptunes)が脚光を浴びたほか、ファッション業界では「ケンゾー(KENZO)」のアーティスティックディレクターを務めているNigoと親交が深く、共同で「ビリオネア・ボーイズ・クラブ(BILLIONAIRE BOYS CLUB)」と「アイスクリーム(ICE CREAM)」を立ち上げたこと
「ケンゾー(KENZO)」のアーティスティック・ディレクターに就任してから3回目のショーとなる、2023年秋冬コレクションの前日朝。Nigo(ニゴー)はパリ2区ヴィヴィエンヌ通りに位置するケンゾーのアトリエで、信頼するスタッフとともにキャスティングやコーディネートのチェックを行っていた。実際にショーで使われる何倍もの数の新作アイテムに囲まれ、リラックスしながらも程よい緊張感の漂う現場だ。メディアに見せる姿からポーカーフェイスで知られるNigoは、慌ただしい本番前日においても冷静沈着な姿勢を崩すことはない。 Nigoはラックにかかった服を手に取りながら、「3回目にしてベスト盤のようなコレクションになりそうです」と語ってくれた。新作のクリエイションの柱になっているのは、60年代のブリティッシュモダン。そこにハンティングなどのカントリー要素や、和服のディテールをマッシュアップし、見事に一つのコレ
FASHIONSNAP(以下、F):11月16日(=いい一郎の日)を機に、少しずつ活動されていますね。 山口一郎(以下、山口):まだ半分くらいは療養中で音楽制作はお休みしていますが、体調を見つつSNSなどから一歩ずつ始めています。以前までは収録や撮影などでの外出が多く、その帰りに買い物などをしていたので、療養中は難しかったですね。行ける場所も限られていましたし。 F:本企画では山口さんのユニフォームなど定番品をいつも一品目に紹介してもらっていました。今年はそのような服はありましたか? 山口:手に入れたのは後半でしたが、これですね。今も履いている「コム デ ギャルソン オム(COMME des GARÇONS HOMME)」のパンツです。 F:ギャルソンのパンツは過去にもベストバイ入りしていて、山口さんのワードローブという印象です。 山口:前はプリュス(COMME des GARÇONS H
OMOHARAREALでは秋の読書企画を2022年も開催。「本棚を見ればその人となりが分かる」なんてよく言われているけれど、表参道・原宿で働くスタッフたちのお気に入りの1冊、気になりません?今年の【私の1冊】のテーマは、心がゆれた1冊。気持ちが揺さぶられた、感動した、モチベーションが上がったなど、そんな1冊を紹介してもらいました。個性溢れるお店と人の魅力にもフォーカスしています。 今回、おすすめしてくれたのはル・ベスべ(Le Vésuve)代表の松岡龍守さん 松岡龍守(まつおか たつもり)/ル・ベスべ オーナー。フラワーデザイナー・高橋郁代さんとともに1997年にル・ベスべをオープンし、今年で25周年を迎えるル・ベスべの代表を務める。キラキラしたものを見つけるとワクワクするという松岡さんは日々、ル・ベスべに愛情を注ぎ、スタッフたちをあたたかく見守る。後進の育成に力を入れつつ、自身の花への探
LVMHグループが出資するファッション商品の検索エンジン「リスト(Lyst)」が、2億人以上のユーザーによる検索データを基にした2022年のファッショントレンドを発表した。2022年の最もブレイクしたブランド「Brand of the Year」には「ミュウミュウ(MIU MIU)」が選出された。 ミュウミュウはviral mini skirtやWander bagといったアイテムが人気を集め、リストにおける同ブランドの検索数は前年比で34%増加。メンズラインが復活した2022年秋冬コレクションと2023年春夏コレクションはTikTokで2300万回以上再生され、ランウェイショーも注目を集めた。「Logo of the Year」には、「ディーゼル(DIESEL)」を選出。同ブランドでは新たなアイコンバッグ「1DR」が人気を博し、リストの2022年第1四半期における注目のブランドリストでは
「お城の横に建てられた、小さな家で育ちました。4人兄弟で、ベッドルームは一つ。どれくらい貧乏だったかというと、冬には寒さを凌ぐために焚き火をする必要があったほど。隣の家は5キロ先というほどの田舎。毎日学校には1時間歩いて通っていましたが、6歳になると自転車を手に入れ、それで通学するように。今思えば、私の自転車愛が始まったのはこの時からです」 中学生になると、親の働き先の城が売却されることになり、モントーバン郊外へと一家で引っ越す。 「自然に囲まれて育った田舎の男の子だった僕にとって、至るところでギャングが喧嘩をしている街はまさに異世界。僕と弟は、中流階級の白人とつるむようになったのですが、フランスでのアラブ系に対する差別は根深い。いくら仲良くなったと思っても、彼らの家の中やパーティーには誘われない。常にアウトキャストだったんです。ギャングともつるまないけど、裕福なキッズとも遊ばない、少し寂
連携策のポイントは3つだ。LVMHが日本の生地、服地を使用する際、タグなどの商品説明欄に具体的な産地名を記載する。さらに高品質な生地を提供する日本企業(産地)との連携を発展させ、中小企業や職人の成功に貢献すること。最後に、日本の若手アーティストや工芸家との協業を推進することを推奨している。いずれもLVMH側から提案されたもので、松野官房長官は国内産地が有する高い技術力の発信、ビジネスの拡大に期待感を示した。 「公然の秘密」でいいのか? 尾州や播州、桐生、三備地区など国内産地の生地は従来も、欧州のラグジュアリーブランドで使用されてきた。一方で、ブランド単位で守秘義務が発生するケースや、間に介在する商社やコンバーターが情報公開を拒む場合もある。ブランド側としては、他社に「オリジナル生地や高品質な服地の出元を知られたくない」というマインドが働く。こうした硬直的な構図は数十年変わっていなかった。
アップル(Apple)の創業者である故スティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)が使用していたサンダルが、オークションで約3000万円で落札された。オークションは、「ジュリアンズ・オークションズ(Julien’s Auctions)」が開催。11月11日から13日にかけてニューヨークの「ハードロックカフェ(Hard Rock Cafe)」で行われた。 落札されたサンダルは、ジョブズが1970年代から1980年代にかけて約20年間愛用していた「ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)」の「アリゾナ(ARIZONA)」。オークションの開始価格は1万5000ドル(約200万円)で、落札価格は6万ドルから8万ドル(約800万~1100万円)と予想されていたが、21万8750ドル(約3000万円)と予想を超える落札額となった。商品にはサンダル本体のほか、360度デジタル上で表現した限定のNFT
絵画にトマトスープ投げつける抗議と「未来は過去にある」というタイトル 10月14日ロンドンにあるナショナル・ギャラリーで、環境活動団体「Just Stop Oil」のメンバーが、ゴッホの「ひまわり」にトマトスープ投げつける抗議騒動を起こした。彼女たちはオレンジ色に汚れた「ひまわり」の前で、イギリス政府に対し「芸術と命のどちらが大事か」を問いつつ、石油・ガスの新規開発中止を求める主張を行った。ここで彼女らの是非を問うことはしないが、芸術(あるいは芸術というイメージ)を破壊することで世界の全体性へ干渉しようとする行為は、過去に様々な革命的場面や映画のワンシーンの中で繰り返し行われてきた。現在、彼女たちだけに限らず世界中の至る所で「未来の危機」が叫ばれ、世界を変えたいと考え活動する人たちがたくさんいる。この展覧会を企画したNIGO®についてはもはや説明する必要もないと思うが、もともと「ア ベイシ
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