グーグルは6月13日、身体が不自由であるなど、あらゆる条件の人が同社の製品やサービスを使えるようにする“アクセシビティ”に関する説明会を開催した。同日は米グーグルでアクセシビリティの改善を担当する目が不自由なプログラマー T.Vラマーン氏が来日し、アクセシビリティに対するグーグルの考え方や、テクノロジの未来について語った。 ラマーン氏は、博士課程でコンピュータサイエンスを学んでいた際に、テキストや画像に限らず、音や振動などさまざまな方法で情報を伝えられることに気づきアクセシビティに興味を持ったのだという。2005年にグーグルに入社してからは、各サービスの開発チームと協力しながら、身体の条件に関係なく利用できるようにする取り組みを続けてきた。 アクセシビティというと、障害のある人や高齢者だけのための技術と思われがちだが、そうした人々に向けた機能は「ほんの数年で一般の人の生活を便利にする機能と