こんにちは。最近米国でも量子コンピュータにまつわる誇大広告が問題になっています。米国ではすでに量子アニーリングを行っている企業はほとんどおらず、量子ゲート方式しかやっていないのにもかかわらず、誇大広告とはどういうことでしょうか?また、量子コンピュータに参入してしまった企業はどのように対策をしているのでしょうか。 特に誇大広告として語られてしまっているのが、 1,組合せ最適...
スーパーコンピューターをはるかにしのぐ計算能力を発揮すると期待されている 「量子コンピューター」 。その実現は、今世紀後半になるとも言われていましたが、6年前、カナダのベンチャー企業D-Wave Systems社が、世界に先駆け実用化モデルを発売。一部の専門家の間からは、本物かどうか懐疑的な見方が出たものの、グーグルやNASA=アメリカ航空宇宙局など世界のトップ企業・研究機関が購入し、従来の高性能コンピューターの1億倍のスピードが確認されたことで、世界に衝撃を与えました。スーパーコンピューターをもってしても解けない複雑な問題を解決できると期待される量子コンピューターは、人工知能や画期的な新薬の開発などへの応用を通じて世界をどう変えていくのか。今月、東京で開かれた量子コンピューター国際会議を取材しました。(科学文化部・斎藤基樹記者) 量子コンピューターをめぐる世界最先端の研究成果が報告される
現在、実用化されている古典的なコンピュータを凌駕する性能が期待される「量子コンピュータ」を開発中のGoogleは、2017年内にQubit(量子ビット)数が49のチップを製造し、性能実証を行う計画です。 Google Plans to Demonstrate the Supremacy of Quantum Computing - IEEE Spectrum http://spectrum.ieee.org/computing/hardware/google-plans-to-demonstrate-the-supremacy-of-quantum-computing Googleはアメリカ・カリフォルニア州のゴレタにあるGoogle研究所で、量子コンピュータの研究・開発を行っています。Google量子コンピュータは、買収したD-Waveの量子コンピュータ技術をベースに開発が進められており
量子メモリ不要の長距離量子通信を可能にする量子中継手法を確立:量子コンピュータへの確実なマイルストーン(1/3 ページ) NTTとトロント大学は2015年4月15日、通信距離100kmを超えるような長距離量子通信に必要な量子中継を、物質量子メモリを使用せずに、光の送受信装置だけで実現できる「全光量子中継方式」を理論的に確立したと発表した。 光デバイスだけの全光量子中継 NTTとトロント大学は2015年4月15日、通信距離100kmを超えるような長距離量子通信に必要な量子中継を、物質量子メモリを使用せずに、光の送受信装置だけで実現できる「全光量子中継方式」を理論的に確立したと発表した。物質量子メモリが不可欠とされた従来の定説を覆し、既に原理検証済みの光デバイスのみで量子中継が行える理論で、長距離量子通信の実現だけでなく「全光量子中継に必要となる光デバイスの発展の先に存在する量子コンピュータへ
実現は遠い未来のことだと考えられていた「量子コンピュータ」。それが突然、従来とは異なる方式で実現した。カナダD-Wave Systemsが開発し、米グーグルや米航空宇宙局(NASA)が導入した量子コンピュータ「D-Wave」だ。 D-Waveが期待通りの性能を出すことができれば、現在のビッグデータ活用が子供の遊びに思えてくるほどの、計り知れないビジネス上のインパクトがもたらされる。そんなD-Waveに、日本の研究や技術が大きく寄与していたことを知っているだろうか。 それだけではない。現在、日本の国立情報学研究所(NII)が、D-Waveのさらに上を行く日本独自の量子コンピュータの開発を進めている。 次なるIT革命の中心地は、実は日本だ。知られざる量子コンピュータの真の姿に迫る。 米航空宇宙局(NASA)や米グーグルが、熱い視線を注ぐ日本人研究者がいる。彼が生み出した理論が、「量子コンピュー
「小澤の不等式」。数学者の小澤正直・名古屋大学教授が2003年に提唱した,ハイゼンベルクの不確定性原理を修正する式です。小澤教授は30年近くにわたって「ハイゼンベルクの不確定性原理を破る測定は可能」と主張し続けてきましたが,このたびついに,ウィーン工科大学の長谷川祐司准教授のグループによる実験で実証されました。15日(英国時間)付のNature Physics電子版に掲載されます。 小澤の式とはどんなものでしょうか? まず,物理の教科書をおさらいすると,1927年にハイゼンベルクが提唱した不確定性原理の式は,こんな形をしています。 εqηp ≧ h/4π (hはプランク定数,最後の文字は円周率のパイ) εqは測定する物体の位置の誤差,ηpは位置を測定したことによって物体の運動量に生じる乱れです。もし位置が誤差ゼロで測定できたら運動量の乱れは無限大になり,測定してもめちゃくちゃな値がランダ
量子コンピュータって何でしょう。 夢の次世代計算機、実用化まであと一歩、解読不能だった暗号が解ける、多世界宇宙で並列処理・・・ いろんな噂を断片的に耳にするのですが、それでは量子コンピュータとは一体何なのか、本質的なところはなかなか理解できません。 本格的に理解するには、物理と数学の膨大な予備知識が必要なんです。 ならば、いきなり全容は無理としても、せめて基本的な原理だけでもしっかり解説してあるサイトは無いものか。 そう思って探したところ、うってつけのコンテンツを見つけました。 * √NOTゲートで考察する量子コンピュータの基本原理 >> http://www.comp.tmu.ac.jp/sasabe/ このページから「量子コンピュータの原理(PDF)」をダウンロードしよう。 - 従来の電子回路型計算機の作動原理の知識を抱えたまま量子コンピュータを学ぼうとすると、 両者の間の概念の相違の
IBM Q System One, a quantum computer with 20 superconducting qubits[1] A quantum computer is a computer that takes advantage of quantum mechanical phenomena. At small scales, physical matter exhibits properties of both particles and waves, and quantum computing leverages this behavior, specifically quantum superposition and entanglement, using specialized hardware that supports the preparation and
前の記事 米軍の機密情報漏洩者:「完全監視」生活 「量子もつれは時間も超越」:研究論文 2011年1月24日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Lisa Grossman Image: flickr/Darren Tunnicliff 奇妙な量子物理学の世界において、互いに相関を持つ2つの粒子は、たとえ何マイルと離れた距離にあっても、同じ運命を共にする。量子もつれと呼ばれるこの不思議な現象について、距離だけでなく、時間的に離れている粒子どうしでも互いに相関を持ちうることを、このほど2人の物理学者が数学的記述によって示した。 「ある量子状態を、途中の時間を飛ばして未来へと"送る"ことが可能だ」と、今回の研究論文の主執筆者である、オーストラリアのクイーンズランド大学の量子物理学者S. Jay Olson氏は話す。 通常の量子もつれに
<研究の背景> ナノテクノロジーの進歩に伴い、極めて小さな物理的対象まで制御できるようになりました。そして、極微小の「デバイス」を制御する原理は、古典力学からミクロな世界を記述する量子力学に移りつつあります。また、量子力学的効果を積極的に用いることにより、古典力学的には不可能であった「動作」も可能となりつつあります。その究極とも言える量子コンピューターでは、量子もつれと呼ばれる量子力学効果特有の相関を利用します。さらに突き詰めると、量子コンピューティングとは多者間での量子もつれ制御とも言えます。 古澤らは1998年、カリフォルニア工科大学において、最も基本的な量子もつれ制御プロトコルである決定論的量子テレポーテーション注2)実験に世界で初めて成功しました[A. Furusawa et al. Science 282, 706 (1998)]。この結果は1998年に「Science」誌の10
量子情報ネットワーク実現につながる新実験:画像ギャラリー 2008年3月26日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) Dave Bullock カリフォルニア州パサデナ発――初の量子コンピューターが製作されれば、無数とも言える演算を同時に処理する能力によって、先端シミュレーションから最強の暗号にいたるまで、すべて抜本的に定義しなおされることになるだろう。量子コンピューター分野はまだその幼年期にあり、科学者らは量子情報の保存と処理に関する最善の方法を割り出そうと努力している。 カリフォルニア工科大学の研究者らが、量子情報をネットワーク上に送信する方法を開発した。3月6日(米国時間)付け『Nature』誌で発表された論文では、オンデマンドで量子情報を光から物質へと転送し、それをまた光に戻すプロセスについて詳しく説明している。 量子コンピューター相互を接続するためのネット
ここでは,量子コンピュータを研究したい,または勉強したいと思っているが 何から始めればいいのか分からない学生さんにスタンダードなテキストや代表的な論文を 薦めておきます.但し,私は量子計算量理論,すなわち 量子コンピュータはどんな問題を解くのが得意かを数学的に研究する理論を研究対象と しているので,薦める本や論文もその立場であること(さらに私の主観が入ってること) を断っておきます. テキスト 量子コンピュータの基礎を学ぶ上でも,ある程度の全体像を学ぶ上でも 現存するテキストの中で一番良いのではと思われるのが, [NC00] M. A. Nielsen and I. L. Chuang. Quantum Computation and Quantum Information. Cambridge University Press, 2000. かと思われます
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