愛知県犬山市にある国宝犬山城の城下町が、若者に人気だ。どちらかといえば年配の人が多く訪れるイメージの観光地だが、この1年ほどで様子ががらりと変わったという。その原動力の一つが、「インスタ」だ。 暑い日曜日。犬山城下町は若者でにぎわっていた。女性たちは色鮮やかな団子を持ちながら、自分の姿をスマートフォンで撮影していた。市観光協会の後藤真司さん(38)は「10年前には考えられない光景」と驚く。犬山城下町は江戸時代からの町並みが残ることで知られ、年配の観光客が多かったという。 風景を一変させたのは、写真投稿アプリの「インスタグラム(インスタ)」。スマホなどで撮影した写真を多くの人に見てもらえることで若者に人気だ。犬山城の1~7月の入場者数は昨年の同時期に比べ1万5千人ほど多い約33万人。インスタで犬山城下町を検索すると、5万件を超える写真が投稿されている。 市観光協会によると、若者の姿が目立つよ
名古屋市内を流れる堀川の浄化を目指す「堀川エコロボットコンテスト」が二十七日、中区の納屋橋周辺であり、高校生らが自作したロボットを堀川に浮かべ、性能を競った。 名古屋堀川ライオンズクラブと名古屋工業大の共催で、今年で十三回目。県内外の高校や大学などから十九チームが参加。サメや八丁みそのたるの形をしたロボットなどユニークな作品の数々が、川べりを行く人の目を引いた。 参加した愛知工業高校のチームは、堀川の水質を改善しようと、微生物を多く含む泥団子を水中に投げ入れるタイプのロボットを考案。夏休み返上で準備したというメンバーの同校三年菅原慧さん(18)は「ロボットが動かなくなるトラブルがあったが、努力を形に残せて良かった」と充実した表情だった。 (池内琢)
「ニューヨークの朝食の女王」。そう形容される米国発のレストラン「サラベス」が4月、名古屋に進出した。1981年創業。朝食を求める人の列はマンハッタンの風物詩だ。店の幹部は「名古屋でモーニングといえばコメダ珈琲(コーヒー)店。でも、サラベスは雰囲気で勝負する」。 JR名古屋駅前「タカシマヤ ゲートタワーモール」に入る新店も行列が目立つ。6月下旬の朝、友人と訪れた愛知県刈谷市の会社員清水由紀子さん(31)が頼んだのは「フラッフィーフレンチトースト」(1250円)。マフィンに半熟卵、自家製ソース、パプリカなどを添えた名物「クラシックエッグベネディクト」(1450円)も取り分けて食べた。3人で計5600円。清水さんは納得の表情だった。「フレンチトーストがふわふわで、口の中ですぐに消える感じだった。甘過ぎず、いくらでも食べられそう」 1日の平均来店客数は650人、客単価は1600円。東京、大阪の既存
名古屋市は28日の市議会経済水道委員会で、名古屋城天守木造化の寄付を1円から受け付ける方針を示した。「10縁募金」と銘打ち、7月半ばにも名古屋城や市役所など市内全16区に募金箱を置く。記帳の場所も設け、寄付者の名前を残せるようにする。 寄付額に応じた特典も設ける。1万円以上は名古屋城の年間パスポート、3万円以上はさらに寄付証として盾を贈る。5万円以上は名前を記した芳名板を城内に掲げ、新天守完成時の内覧会に招待する。50万円以上なら、部外者が普段入れない城内の舞台裏を見せる体験型イベントに招く。 市のふるさと納税のメニューにも加え、5千円以上ならクレジットカードで寄付できるようにする。 木造化の総事業費は最大505億円。今年度は1億円を目標に市民や企業から寄付を集め、最終的に100億円を目指す。 名古屋城天守木造化の寄付の特典1円~ 永代帳への記帳 1万円~ 名古屋城年間パスポートを贈呈
昨年、将棋界において史上最年少でプロ棋士になった藤井聡太四段。藤井四段は、昨年9月、第59回奨励会三段リーグ戦で1位となり、加藤一二三九段が1954年に14才7カ月で達成した最年少記録を62年ぶりに更新し、14才2カ月で史上最年少のプロ棋士となった。過去に中学生でプロ入りを決めたのは、藤井四段のほかに加藤九段、日本将棋連盟前会長の谷川浩司九段、羽生善治三冠、渡辺明竜王の5名だけである。 昨年12月、藤井四段は、プロとして初めて対局した加藤一二三九段を下すと、今月10日には、公式戦の連勝記録で丸山忠久九段の24連勝を抜き、歴代単独2位の25連勝を達成。その後も17日には、連勝記録を27まで伸ばした。さらに、21日の澤田真吾六段との対局でも勝利を飾り、神谷広志八段と歴代トップタイ記録となる28連勝を成し遂げた。そして、26日に行われた竜王戦では、増田康宏四段を91手で下し、不滅の記録と言われた
愛知県の大村秀章知事は12日の記者会見で、昨年11月、藤井四段から自作自筆の「詰将棋」の問題を贈られたことを披露した。藤井四段が「プロでも30分以上かかる」と言ったため、挑戦は断念。会見では、「もし詰将棋が好きな人がいたら、ぜひトライして下さい」と語った。「すばらしい天才が愛知県出身ということは誇らしい気分。これからも大いに精進して大成して頂きたい。もし前人未到の金字塔を打ち立てれば表彰も考えないといけない」と話した。 藤井四段が住む同県瀬戸市は新設する「広報大使」の第1号委嘱を検討中だ。担当者は「メディアへの登場も多く、市のネームバリューを高めてもらうには最適の人物」。ただ、家族からは「少し静かになってからにしてほしい」との意向が伝えられているという。 名古屋市の河村たかし市長は12日の記者会見で、藤井四段は瀬戸生まれだが学校は名古屋にあるとして、「名古屋の生んだ大天才、スーパースター」
ブラタモリ、再び名古屋へ!!今回のテーマは「ものづくり」! 名古屋を中心とした愛知県は、自動車や航空機、電子機器など製造品の出荷額が、昭和52年からずーっと日本一という、まさに「ものづくり日本一」の土地。しかしそもそも、どうしてそんなに「ものづくり」が盛んになったのでしょうか? 実はその背景には、名古屋の地形と、そしてはるか大昔から脈々と受けつがれる精神があった! 名古屋のものづくりの原点を探るべくタモリさんがやってきたのは、市内を流れる1本の川。 400年前、徳川家康が名古屋城を築いた際につくった人工の川ですが、実はこの川にものづくり名古屋の秘密を解き明かすカギがあった? タモリさんが名古屋城の外堀の中へ潜入!? かつて堀の中を走っていた幻の電車と、名古屋の名前を世界に知らしめた特産品の知られざる関係とは? さらに市内をいまも流れる運河では、名古屋の物流を支えた2つの「閘門(こうもん)」
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NHKの人気紀行番組「ブラタモリ」の名古屋編が10、17日午後7時半から放送される。名古屋の人にとってタモリさんといえば、かつて「エビフリャー」(エビフライ)のギャグなどで方言や気質を揶揄(やゆ)されたという因縁もあり、注目が集まっている。 番組は、タモリさんが街をブラブラ歩きながら知られざる歴史や人々の暮らしに迫るもの。NHKによると、名古屋編では名古屋城や熱田神宮などをめぐったという。 「ついに」「歴史的な出来事」――。放送決定が発表されると、インターネットにはタモリさん来訪の衝撃を物語る書き込みが相次いだ。 昨年、名古屋市の調査で国内主要8都市で名古屋が「行きたくない街ナンバーワン」となり、市民の多くも「仕方がない」などと受け止めていることが明らかに。要因や打開策が論じられる中、タモリさんの過去の「イジリ」が負のイメージや人々の「地元コンプレックス」に大きな影響を与えたとの見方がある
愛知県岡崎市消防本部に配備されている全国に1台しかない全地形対応車「レッドサラマンダー」の幅広い活用方法を探るため、市と国、県は6月から検証を始める。2013年3月に配備されてから出動はまだ1回もなく、県内で大雨・洪水警報が発令された段階で出動を試みるという。 全地形対応車は、津波による浸水被害のあった地域でも活動ができるよう、がれきの上や水深1・2メートルの水中も走行できる。東日本大震災を教訓に総務省消防庁が配備した。南海トラフ地震で想定される津波被害を受けないとされ、高速道路のインターチェンジが近く、全国への移動が容易という立地条件から、岡崎市に配備された。 全国の緊急消防援助隊が出動する災害で、国の求めに応じて活動することになっているが、この4年間は出動する機会がなかったという。こうした状況を踏まえ、国や県、市は有効な活用策を探ろうと、昨年秋ごろから検討を開始。大規模災害だけでなく、
機会ゼロ→活用策検証 県と岡崎市は、大規模災害に備え全国で唯一、同市消防本部に配備されている全地形対応車「レッドサラマンダー」の活用策の検証を開始すると発表した。2013年の配備以来、一度も出動の機会がなく、6月1日からは、県内に大雨・洪水警報が発令された時などにも出動させるという。(榊原宗一) レッドサラマンダーは、2両の車体を前後につないだ形で、ゴム製の無限軌道により、壊れた家屋、地割れなどでずたずたになった地面や深さ1・2メートルまでの浸水も踏破し、10人までの救助隊員や負傷者、救助用資機材などを運ぶことができる。11年の東日本大震災の教訓から、消防庁が搬送用トラックを含め9765万円で購入。南海トラフ巨大地震など緊急消防援助隊が出動する大規模災害が発生した場合、国内どこにでも駆けつけられるよう、日本の真ん中の岡崎に配備した。 シャープな前面のデザイン。真っ赤な塗装で、くねくねと地を
全国で唯一、岡崎市消防本部に配備されているが、これまで一度も出動実績のない全地形対応の消防車両「レッドサラマンダー」に六月一日から五カ月間、県内で大雨・洪水警報が発令された場合に出動する任務が試験的に加わる。“宝の持ち腐れ”とも言われかねない特殊車両を有効活用する狙い。
名古屋城外堀で捕獲された外来肉食魚のアリゲーターガーを22日、名城大の谷口義則准教授(魚類生態学)が解剖した。何を食べているのかなど、生態系への影響を調べることが目的だったが、胃の中には何も入っていなかった。 名古屋市から譲渡されたもの。同市天白区のなごや生物多様性センターで冷凍保存された個体を受け取り、名城大の研究室で解剖した。 胃からはえさを捕食した形跡が見られず、少なくとも捕まるまでの24時間は何も食べていなかったとみられるという。精巣が見つかり、オスと判明。精巣の大きさなどから推定5~10歳。ガーは50年ほど生きるため、若い個体という。うろこが硬く、解剖には電動工具を使った。 ガーは再び冷凍し、月内にも愛知県内の水族館に引き渡して標本にする予定。谷口准教授は「原産地から持ち出されると、目の大きさなど形態が変わることがある。有効な対策を立てるためにも、解剖で得た詳細なデータは貴重な基
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