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名古屋までの高速バスに乗車する利用客ら。乗り換えがないことや運賃の安さから需要が拡大している＝福井駅東口のバス乗り場で 安さ魅力　運行会社「利用２月比１．５倍」 北陸新幹線金沢－敦賀間の開業により、福井県内と名古屋方面を結ぶ高速バスの需要が高まりつつある。北陸から鉄道で名古屋方面に行く場合は敦賀駅での乗り換えが必要となり、運賃も上がったためだ。高速バスは目的地までの所要時間では劣るものの直行でき、安価なため幅広い客層をひきつけている。　（谷出知謙、金崎千花） ２６日夕方、福井駅東口にある名古屋方面行きのバス乗り場には、午後６時発のバスに乗るため、スーツを着た会社員や学生ら５人が列をつくっていた。坂井市の西川煌基さん（１８）は愛知県内の大学への進学のために、引っ越しの荷物を持って乗車。「価格の安さを重視した。荷物が多いから乗り換えがあると大変そう」と話す。 福井－名古屋間の高速バスは福井鉄道

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しなの鉄道の軽井沢駅（軽井沢町）から戸倉上山田温泉最寄りの戸倉駅（千曲市）までを結ぶ直行便「湯けむりＮＥＯネオン号」の４月からの本格運行を前に、２３日、関係者向け試乗会があった。車内では同温泉の芸妓(げいぎ)が舞踊を披露。列車運行と月１回の車内イベントの展開で、軽井沢や首都圏から同温泉に宿泊客を呼び込む。 列車は軽井沢駅を午後２時１５分に出発し、戸倉駅は同３時１４分に到着する。運行日は４月６日から来年３月８日までの土曜日。信州千曲観光局（千曲市）が企画し、新型「ＳＲ１系」のうち有料快速に使う仕様の２両編成を貸し切る。途中駅での乗降はできない。 試乗会では関係者ら３０人余が乗車。車内では毎月最終土曜日を中心にイベントを開く予定で、この日は芸妓３人が小諸駅や上田駅での時間調整の停車中に「梅は咲いたか」などの曲目の舞踊を披露した。芸妓の天子さんは「自分たちが観光の役に立てるならうれしい」と話した

愛・地球博記念公園（長久手市）のジブリパーク「魔女の谷」が16日にオープンするのに合わせ、愛知環状鉄道は全線で乗り降り自由となる乗車券「魔女の谷開園記念　1日フリーきっぷ」を発売する。 16日から5月15日までの期間限定で発売。岡崎―高蔵寺間の全線で乗り降り自由で、途中の八草駅で愛知高速交通「東部丘陵線」（リニモ）に乗り換えると、ジブリパークがある愛・地球博記念公園に行くことができる。中岡崎駅や八草駅などで販売し、大人1500円、子ども750円。先着千人にジブリパークのイラスト入りの専用台紙と、スタジオジブリがデザインしたマーク入りクリアファイルをプレゼントする。 愛知高速交通も、魔女の谷開園に合わせ、リニモ1日乗車券を購入した人に、スタジオジブリデザインのマーク入りクリアファイルを先着2500人にプレゼントする。期間は16日から8月31日までで、4月27日～5月6日のゴールデンウイーク期

風味楽しめる細麺 県内開業する北陸新幹線の福井駅改札内に、福井名物の越前おろしそばやソースカツ丼を味わえる「そば処越前屋福井駅店」が開業日の１６日にオープンする。同駅の改札内唯一の飲食店となり、本格的なそばで観光客を出迎える。１３日に内覧会が行われた。　（金崎千花） そば処越前屋は、北陸３県などで駅内の物販やコンビニエンスストアの運営を展開するジェイアールサービスネット金沢（金沢市）のテナントとして、越前市で越前そばの里を運営する武生製麺が運営する。店舗の広さは４５平方メートル。立ち食いスタイルを含めた１４席を備える。 そば粉は、武生製麺が福井県や北海道で自家栽培、製粉したものを使用する。生そばを喉ごしや食感、風味が楽しめる細麺にして提供する。メニューはおろしそばが７００円、かつ丼セットが１１００円、おはぎセットが８５０円など。購入は発券機で選ぶセルフ形式で、交通系電子マネーやスマートフォ

新幹線間近の展望室など　１３日にオープンする白山市宮保町の観光施設「市立高速鉄道ビジターセンター」（愛称・トレインパーク白山）の報道関係者向け内覧会が２９日、同施設であった。新幹線を間近で見られる最上階の展望室や、市内の自然をモチーフにした遊具がある「こどもあそびエリア」などが公開された。　（安里秀太郎）

南越前出身シンガー・ソングライター水咲さん ３月１６日の北陸新幹線県内開業を前に、南越前町出身のシンガー・ソングライター水咲（みずさき）加奈さん（２７）が、福井の魅力を発信する音楽イベント「Ｗｅ　Ｌｏｖｅｓ　Ｆ・Ｕ・Ｋ・Ｕ・Ｉ！！」を東京都渋谷区のライブハウスで開いた。曲の合間に故郷を大々的にアピールし、会場の一角では県産品の展示も。水咲さんは「福井は最高。新幹線が開通したらみんなで行こう」と熱く呼びかけた。 都内で活動する水咲さんが故郷に恩返しをしようと、昨年発表した楽曲「終点」のジャケットを手がけた越前町の芸術家西野カインさん（２２）と一緒に企画。チケットは完売し、今月９日のイベント当日には２００人が来場した。

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大井川鉄道（島田市）は、タヌキの陶製置物が数多く置かれる山あいの無人駅・神尾駅（同市神尾）に、さらに置物を増やす「たぬき駅化計画」を始める。「他を抜く」の語呂にちなみ、勝ち運を高めるといった縁起の良い駅としてアピールする狙いで「自宅などに眠っているタヌキ像を持ってきて置いてほしい」と呼びかけている。金谷－神尾駅間の１日乗り放題乗車券「開運たぬきっぷ」（縦７センチ横１２センチ）も２１日から売り出す。

黒部峡谷鉄道宇奈月駅から新山彦橋までの約６００メートルをトロッコ電車で往復し、冬の車窓風景を楽しむツアーが６日、始まった。同鉄道（黒部市）が冬の黒部峡谷プレミアムツアーと称し、営業運転を終了しているこの時期に宇奈月温泉のにぎわいづくりとして、２年前から実施している。 高岡市の保育士堺谷美智子さん（３９）は小学生の子ども２人と参加。「雪景色が見られなかったのはちょっと残念だったけど、普段よりゆっくり進むトロッコもよかった」と話していた。 ２月１２日までの土日祝日に１日に４回ずつ運行。ツアーには黒部川電気記念館見学と、車庫見学あるいはセレネ美術館鑑賞が含まれる。小学生以上が対象で、参加費４千円。定員４０人。電話やインターネットで予約を受け付けている。

列車内で三重県伊賀地域のスイーツを楽しめる「甘いもんとれいん」を伊賀鉄道（伊賀市）が来年1月27日に運行する。4年ぶりとなる企画で、同6日午前10時から予約の受け付けを始める。 甘いもんとれいんは2014年夏から運行。20年1月から冬に切り替え、市内の洋菓子店「メルヴェイユ」と伊賀白鳳高校パティシエコースの生徒が旬のイチゴを使ったスイーツを提供した。今回は伊賀市の「ニノマチ　ストリート　クッキー」と「パティスリー　ル　シエル」、名張市の「モンパクトル」が新たに加わる。イチゴに限定せず、それぞれ腕によりをかけたスイーツを作ってもらうことにしている。 1月27日は臨時列車が午後2時19分に上野市（忍者市）駅を発車し、伊賀神戸駅間を約1時間かけて往復。途中の駅で各店ができたてのスイーツを積み込み、順番に提供していく。どの駅でどの店が積み込むかは「当日のお楽しみ」という。 参加費はいずれも税込みで

西尾市と蒲郡市などでつくる「名鉄西尾・蒲郡線（西蒲線）活性化協議会」は来年1月4日から、西蒲線の3駅の駅名マグネットを集めると記念品がもらえるラリー「西尾と蒲郡のんびり鉄道の旅」を始める。2月4日まで。 名鉄全線が乗り放題となるフリーきっぷを購入し、名鉄西尾もしくは蒲郡駅でラリーの台紙を入手。西尾、吉良吉田、蒲郡駅のそれぞれで駅名マグネットを購入し、3駅分のマグネットとラリー台紙を提示すると、西尾観光案内所では味付けのり、蒲郡市観光協会では米粉クッキーとバウムクーヘンを記念品として贈呈する。いずれも名鉄オリジナルグッズが付き、各先着500人。...

夢や目標に向かって頑張る受験生らを応援しようと、ＪＲ東日本長野支社の小海線統括センター（佐久市）は１２日、期間限定の「ハイレール神社」をＪＲ小海線の中込駅（同）に建立した。小海線の観光列車「ＨＩＧＨ　ＲＡＩＬ（ハイレール）１３７５」と志望校に「入（はい）れーる」を掛け、２０１９年から受験シーズンに…

藤子・Ｆさん生誕90年 １日券など販売　「ドラえもん」の作者として知られる漫画家の藤子・Ｆ・不二雄さんの生誕９０周年を記念し、高岡、射水両市間を運行している路面電車「万葉線」は、記念ステッカー＝写真＝を張ったドラえもんトラムを運行し、記念のドラえもんトラムのペーパークラフトや１日フリーきっぷを販売している。（武田寛史） ステッカーは運転士の制服姿のドラえもんとロゴ「藤子・Ｆ・不二雄生誕９０周年」のデザインで、車両の前部と後部に張ってある。ペーパークラフトは、生誕９０周年ステッカーが張られた車体をモデルにしている。販売数は千部。乗車券（２００円）付きで税込み３３０円。 １日フリー切符は、外側がドラえもんトラムのデザイン、広げた内側には藤子さんの写真や「高岡市　藤子・Ｆ・不二雄ふるさとギャラリー」（高岡市美術館内）などを紹介している。いずれも税込みで大人（中学生以上）は９００円、小人（小学生）

大井川鉄道（大鉄、島田市）は今秋、全国の地方鉄道をテーマ別に訪ねるツアー「応援鉄（おうえんてつ）」を始めた。ツアーを引率する同社の広報担当山本豊福さん（５８）は「『地方鉄道に興味があるけれど一歩が踏み出せなかった』という人向け。鉄道ファンの裾野を広げるきっかけにしたい」と話す。　（福沢和義） 応援鉄は、地方のローカル鉄道などに乗車することで、各鉄道事業者の安定経営を支える取り組み。テレビやラジオの出演が多く、鉄道ファンらから全国的に知られる名物広報マンの山本さんの案内で、事業者同士、互いに応援しあう関係づくりのきっかけにする狙いもある。

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沿線住民支援、観光誘客狙う　のと鉄道（穴水町）は、通勤者の家計支援や利用者増につなげようと、運行列車を通常の半額で利用可能な１日フリーきっぷと回数券の販売を８月１日から始める。来年２月末までの期間限定で、沿線自治体から助成を受け発行。各デザインには人気漫画「君は放課後インソムニア」を採用した。（小林大晃） 一日に何度も沿線を乗り降り可能な「七尾市・穴水町生活応援フリーきっぷ」は、額面千六百円を大人八百円、小学生四百円で販売する。同社の一日フリーきっぷはこれまで土日祝日しか利用できなかったが、平日まで対象を広げた。「七尾市・穴水町生活応援回数券」は、利用区間の片道運賃が半額になる六枚つづりの回数券となっている。 両券のデザインには、アニメ化もされている七尾市が舞台の人気漫画「君は放課後インソムニア」を使った。回数券のデザインは販売する駅ごとに四種類を用意。同社は、作品の主要キャラクターをあし

NHKの大河ドラマ「どうする家康」には、徳川家康が人質時代などを過ごした駿府（静岡市）や天下統一の足がかりとなった浜松城（浜松市）など、静岡県内が主要スポットとして登場する。ゆかりの地を訪れてもらおうと、鉄道各社があの手この手を繰り出している。 帰宅客で混む5月12日夕の静岡駅コンコース。浜松市の「出世大名家康くん」などゆるキャラ3体が現れ、写真を撮ろうと人だかりができた。遠州地域9市町とJR東海の関係者は、浜松城などドラマで登場した場所を紹介したパンフレットを配って観光PRをした。「大河ドラマ、見ています」と答えながら受け取る人もいた。 JR東海は4月下旬から約1カ月間、列車内の広告すべてを9市町の観光ポスターにして、家康ゆかりの地を紹介する「テーマトレイン」を東海道線の熱海―豊橋間で走らせた。このころは、武田信玄に大敗した「三方ケ原の戦い」がドラマで登場するなど浜松が舞台だった。JR東