10月に開業60周年となる東海道新幹線と、1月に発売60周年を迎えたカルビー「かっぱえびせん」がコラボした貸し切り列車が8日、東京―名古屋間で運行された。 特別車掌には人気アイドルグループ「ももいろクローバーZ」の百田夏菜子さん（29）＝浜松市出身＝が就任。かっぱえびせんのパッケージと百田さんのグループ内のイメージカラーがともに赤色で、楽曲で百田さんが「えび反りジャンプ」を披露することから白羽の矢が立った。

風味楽しめる細麺 県内開業する北陸新幹線の福井駅改札内に、福井名物の越前おろしそばやソースカツ丼を味わえる「そば処越前屋福井駅店」が開業日の１６日にオープンする。同駅の改札内唯一の飲食店となり、本格的なそばで観光客を出迎える。１３日に内覧会が行われた。　（金崎千花） そば処越前屋は、北陸３県などで駅内の物販やコンビニエンスストアの運営を展開するジェイアールサービスネット金沢（金沢市）のテナントとして、越前市で越前そばの里を運営する武生製麺が運営する。店舗の広さは４５平方メートル。立ち食いスタイルを含めた１４席を備える。 そば粉は、武生製麺が福井県や北海道で自家栽培、製粉したものを使用する。生そばを喉ごしや食感、風味が楽しめる細麺にして提供する。メニューはおろしそばが７００円、かつ丼セットが１１００円、おはぎセットが８５０円など。購入は発券機で選ぶセルフ形式で、交通系電子マネーやスマートフォ

【１９９８年夏】痛む足引きずり激走、勝利の分かれ目に　岐阜三田・堀田裕紀さん【甲子園１００年ぎふ】（１１）

列車内で三重県伊賀地域のスイーツを楽しめる「甘いもんとれいん」を伊賀鉄道（伊賀市）が来年1月27日に運行する。4年ぶりとなる企画で、同6日午前10時から予約の受け付けを始める。 甘いもんとれいんは2014年夏から運行。20年1月から冬に切り替え、市内の洋菓子店「メルヴェイユ」と伊賀白鳳高校パティシエコースの生徒が旬のイチゴを使ったスイーツを提供した。今回は伊賀市の「ニノマチ　ストリート　クッキー」と「パティスリー　ル　シエル」、名張市の「モンパクトル」が新たに加わる。イチゴに限定せず、それぞれ腕によりをかけたスイーツを作ってもらうことにしている。 1月27日は臨時列車が午後2時19分に上野市（忍者市）駅を発車し、伊賀神戸駅間を約1時間かけて往復。途中の駅で各店ができたてのスイーツを積み込み、順番に提供していく。どの駅でどの店が積み込むかは「当日のお楽しみ」という。 参加費はいずれも税込みで

十字は弁当の仕切り経木（きょうぎ）、駅弁の字体は歌舞伎の勘亭流――。「EKIBEN」を国際的な固有名詞にしようと、日本鉄道構内営業中央会（東京）が「駅弁マーク」を制定してから今年で35年。三重県松阪市の老舗駅弁店「新竹商店」が、このマークと自社の歴史をつづった記念の掛け紙をつくった。その紙をかけて販売している弁当は、もちろん松阪だけに「元祖特撰牛肉弁当」だ。 凍結されたキャンペーンのための掛け紙　「もったいない…」　新竹商店は、県内唯一の駅弁製造販売店として知られる。1895（明治28）年に駅横の売店として創業、松阪駅の発展とともに歩み続けてきた。 今回新たにつくった記念掛け紙には、昭和初期に駅前で開店した食堂の店構えや、昭和20年代に松阪―尾鷲間で車内販売を担った女性の売り子、昭和40年代に駅構内で弁当の立ち売りをした男性販売員の写真などがちりばめられている。 弁当の立ち売りをした写真の

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穴水駅 特製菓子やＴシャツ販売　飯田高校（珠洲市）の生徒による廃列車を活用した「ゆめかなカフェ」が二十四日まで、穴水駅で開かれている。同駅で保存されているのと鉄道のパノラマカー「のと恋路号」内で、生徒たちがコーヒーやオリジナル菓子、グッズなどを販売する。（小林大晃） 車両内は、運行当時の車窓からの眺めを記録した映像を流すなどして、往時の雰囲気を味わえるよう趣向を凝らした。特製のロゴ入りＴシャツやコップ、コースターなども売り出し、初日の二十三日は多くの鉄道ファンらでにぎわった。 同校が探究の授業で展開し、生徒たちがやりたいことに取り組んで地域貢献にもつなげる「ゆめかなプロジェクト」の一環。ゆめかなカフェは二〇一九年、珠洲市内の廃列車で初めて開いた。だが新型コロナウイルス感染拡大を受け、その後は校内などでの開催に変更。廃列車内で開くのは三年ぶりだ。 三年の中尾悠愛（ゆうな）さん（１７）と又多佳

松阪市の駅弁販売業「新竹（あらたけ）商店」は主力商品「モー太郎弁当」が今年で発売から二十年となるのを記念し、十五日から包装紙を特別バージョンに変えて販売する。二十年を弁当の「成人式」に見立て、同社マスコットキャラの「モー太郎」がはかまを着たイラストなどをあしらった。　（奥村友基） モー太郎弁当は、牛の顔をかたどった容器にすき焼き肉やご飯を詰めた弁当。二〇〇〇年代初め、牛海綿状脳症（ＢＳＥ）問題のあおりで牛肉を使った弁当の売り上げが急減する中、打開策として「五感に響く弁当」をテーマに開発した。容器の見た目のほか、弁当のふたを開くと電子オルゴールから「ふるさと」が流れるなど味以外にもこだわっている。新竹浩子社長は「モー太郎弁当を買うために松阪に立ち寄ってくれる人も多い。二十年で人気商品に成長してくれた」と話す。 また十月一日からは、新橋−横浜間で日本初の鉄道が開業してから今年で百五十年を迎える

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ＣＯ２排出量削減のため、近江鉄道などを利用して輸送されるバームクーヘン（近江八幡市鷹飼町・近江八幡駅） 滋賀県近江八幡市の洋菓子製造販売会社「クラブハリエ」は２６日、二酸化炭素（ＣＯ２）排出量削減を目指し、トラック輸送していた商品を、鉄道や燃料電池車で輸送する取り組みを行った。商品は期間限定品で、工場から駅まで水素で走る燃料電池車で運び、近江鉄道と東海道新幹線で名古屋市内の百貨店へ届けた。 この日の早朝、同社の社員が近江八幡市内の製造工場で焼き上げた「バームクーヘン」１００個（重さ２３キロ）を、燃料電池車で近江鉄道の近江八幡駅へ移し、普通電車内に積み込んだ。 車両は「輸送中」の文字とバウムクーヘンの絵が描かれた特別ヘッドマークを付けて発車。米原駅で新幹線に移し替えて名古屋へ。午前１１時ごろ駅近くの百貨店に到着した。 クラブハリエによると、トラック１台で名古屋まで運搬すると、ＣＯ２排出量は８

脱炭素社会に貢献しようと、洋菓子製造販売のクラブハリエ（近江八幡市）は二十六日、名古屋の百貨店で販売する商品を、近江鉄道など二酸化炭素（ＣＯ２）排出量の少ない手段で輸送する取り組みを始めた。 商品は、中央にチョコレートソースを注いだバウムクーヘン「旅するショコラバーム」で、箱には切符を模した装飾がある。ジェイアール名古屋高島屋（名古屋駅）で開かれているバレンタインデーの催事会場で、同日と二月二日、七日に各日百個限定で販売する。 この三日間、当日朝に旗艦店「ラ　コリーナ近江八幡」で焼き上げ、水素を燃料とする電池自動車で近江鉄道近江八幡駅まで輸送。米原駅を経由し、新幹線で名古屋駅まで届ける。近江鉄道の車両には、商品のイラストと「輸送中」の文言がデザインされたヘッドマークを装着する。

古酒の「達磨正宗」で知られる老舗酒蔵「白木恒助商店」（岐阜市）は今月、長良川鉄道（関市）の観光列車に半年間、純米酒を載せて熟成させるプロジェクト「旅する日本酒」を始める。長い時間、酒に一定の振動を与えることで熟成が進んでまろやかになるとの仮説の実証。おいしいお酒に向けて、出発進行―。 白木恒助商店は八年前から、全国の酒造会社などと共同で静岡県の南伊豆の海中に酒を沈め、熟成させるプロジェクトに参加。波や海流の影響で熟成が進んだためか、熟成酒は好評という。

松阪市の駅弁製造販売業「新竹商店」（日野町）が、雪景色を走る紀勢線の機関車「ＤＦ５０」の写真を掛け紙にした「元祖特撰牛肉弁当」を、ＪＲの青春１８きっぷの利用期間が始まるのに合わせて十日から販売する。...

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