名古屋市は二日、ドイツ製B6形蒸気機関車(SL)について、中区の市科学館で圧縮空気によって車輪を回す形で展示する方針を正式に発表した。実際に走行させるか否かは今後検討する。SLの活用は河村たかし市長が公約で掲げていた。 (池内琢) 「名古屋市として最大限、活用したい。本物を展示する」。河村市長は二日の定例記者会見で、現在は解体された形で保管されているB6形の復元、展示に向けて決意を示した。市科学館を所管する市教委が展示案を提示し、河村市長がおおむね了承。紆余(うよ)曲折を経てきたSLの具体的な活用法が初めて決まった。