東京都世田谷区弦巻の民家でラジウム226と推定される物質が入った瓶が見つかった問題で、文部科学省は14日未明、会見を開いた。殺到する報道陣の問い合わせに深夜まで慌ただしく対応に追われた末の会見となった。 職員らが現場から同省に戻ったのは13日午後10時近く。会見した放射線規制室の中矢隆夫室長は、ラジウム226とみられる放射性物質の健康への影響について、「普通に付近を往来している程度では、年間1ミリシーベルト以下に収まるので、心配ない」と強調。ラジウム226の用途について、「医療用には粉末では使わないので、推測だが、夜光塗料などに使うためだった可能性もある」と話した。 文科省によると、民家に住んでいたのは、事務系の男性サラリーマンだったが、約10年前に死亡。医療関係や研究者ではなかったという。 ■がん治療、夜光塗料にも利用 ラジウムは放射性物質の一つで、単体は銀白色の金属。1898年
福島県は8日夜、福島第1原発事故を受けて、7日に実施した原乳の緊急時モニタリング検査(4回目)で、放射性ヨウ素、セシウムが暫定基準値を上回った検体はなかったと発表した。 県によると、今回から検査方法を改め、前回(3月29日)に暫定基準値を下回った市町村の原乳は戸別検査をせず、県内10の乳業メーカーなどが、他の市町村産と混ぜた後の原乳で測定した。 県は、約1週間後に予定する次回検査で、基準値を上回らなければ、国と調整して出荷制限を解除していく構えだ。
低レベル汚染水 海へ放出開始 4月4日 21時30分 東京電力は、福島第一原子力発電所の事故で、敷地内にある高濃度の放射性物質に汚染された水の貯蔵先を確保できなければ、今後、危険が生じるおそれがあるとして、4日夜7時すぎ法律に基づき、「廃棄物集中処理施設」にたまっているおよそ1万トンの低レベルの汚染水を海に放出する作業を始めました。5号機と6号機の地下水を集める「サブドレンピット」と呼ばれる施設に保管されている1500トンの低レベルの汚染水についても、4夜9時から放出を始めました。原子力安全・保安院は、「緊急時のやむをえない措置だ」としたうえで、海洋モニタリングを強化し、放出による影響を可能なかぎり抑えるよう指示しました。 福島第一原発では、2号機のタービン建屋にたまった水や、建屋の外にある「トレンチ」と呼ばれるトンネルにたまった水からも、高濃度の放射性物質に汚染された水が検出されていて、
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