まるで「国恥記念日」と制定してあげたいくらいの昨日でした。 尖閣諸島沖、日本の領海内で起こった中国漁船衝突事件で、政府が中国の圧力に屈し中国人船長を釈放した件に関し、たとえば今日、25日付けのニューヨークタイムズ紙などでは、「humiliating retreat(屈辱的な退却)」 と表現しています。 今回とりあげるのは、欧米紙ばかりではつまりませんから、アラブのアルジャジーラ紙からです。 ―Al Jazeera、画像は新華網― 日本には今回、面目を失することなく争いを収めることのできたチャンスが何度かありました。 まず最初は9月7日。東シナ海で事件が起こった当座、中国人乗組員を逮捕したときのこと。2、3の警告を伝えたあとで船を行かせ、北京にはあとで簡略に伝えるという方法。 またその翌日、日本の大使が中国外務省に終日にわたって呼び出されたときに、拘留した船長の体調がおもわしくないといった外