私の母は絵が上手だ。若かりし頃、少女漫画家を目指していたらしい。 この夏実家に帰省した際に、母親が描いた漫画が大量に出てきたのだ。せっかくなので母親の漫画家ヒストリーを娘の私がインタビューしてみることにした。
精神的な残虐性を重視したような作風で、男性向けアダルトマンガにもかかわらず女性ファンからの支持も集める漫画家の「知るかバカうどん」さん。その一般誌初連載となった『君に愛されて痛かった』の単行本1巻が6月9日に発売となります。 知るかバカうどん『君に愛されて痛かった』単行本1巻が発売 同作についてはねとらぼでも既に紹介しましたが、一度は連載打ち切りとなるも、新潮社に移籍し、コミック配信サービス「まんが王国」での先行配信というスタイルを採った異色作。 作風から賛否の声も多い同作ですが、こうした紆余(うよ)曲折の裏ではどんなことが起こっていたのか。また、そもそも“知るかバカうどん”とはどのような人物なのか。以下では、単行本の発売記念という名目で、知るかバカうどんさんと、成年向けマンガで独特の存在感を放つクジラックスさんとの特別対談をセッティングしてみました。対談の進行は二人と親交のある“エロマン
昨夜、放送された第11話にも、水樹奈々、能登麻美子、郷田ほづみ、銀河万丈ら豪華声優陣が出演、Bパートの驚きの仕掛けも話題となっている「ポプテピピック」 企画・プロデュースを担当するキングレコード須藤孝太郎プロデューサーインタビューの後編では、第7話、第10話、第11話など、後半回で特に大きなインパクトを残したエピソードの制作裏話などを聞いていく。 (前編はこちら) 須藤孝太郎プロデューサーが持っているのは、2月28日に発売されたBlu-ray第2巻。原作者・大川ぶくぶとフリーライター・マフィア梶田のオーディオコメンタリーも話題を集めている 高木さんと小山さんがこんなにもユニークな方だったとは ──放送がスタートした時点で、アフレコは何話まで終わっていたのですか? 須藤 たぶん、第11話Aパートぐらいまでは終わっていたので、第1話の放送を観てからアフレコできたのは、第11話Bパート以降のキャ
PR 将棋の中継や報道を見ていて、「どうして棋士が食べたものの話でこんなに盛り上がるの?」と不思議に思った人はいないでしょうか。将棋ファンの間では棋士の食事やおやつに注目するユニークな文化があります。 もともとは新聞の観戦記で対局者の食事内容について書かれたのがきっかけ。「肉を食べたから気合が入っているのかも」など、難しい指し手のことがわからない人でも楽しめるとして好評になりました。必ず「うな重」を食べるなど棋士ごとに個性的な棋風……ならぬ「食風」もあり、今では「将棋めし」は将棋観戦に欠かせないコンテンツになっています。 ところでそんな休憩時間の食事が妙に注目されていることについて、当のプロ棋士はどう思っているのでしょうか? 漫画『将棋めし』の監修も務める広瀬章人八段に率直なお話を聞いてきました。 今回は将棋電王戦でもおなじみ「森永ラムネ」の提供でお送りします 将棋めし的にもレジェンドな「
後編はこちら≫ 「うしおととら」、「からくりサーカス」、「月光条例」などの代表作を次々に世に送り出し、現在も最新作「双亡亭壊すべし」を少年サンデーに週刊連載をしている漫画家、藤田和日郎さん。およそ30年という長きにわたり、第一線で漫画を描き続けている。 週刊連載の1話分が終わったばかりのとある日曜日、藤田さんの仕事場にお邪魔した。藤田さんの創作スタイルはとても個性的だ。ペンだけでなく事務用の修正液や割り箸なども駆使し描かれている。今回、藤田さん独特の世界観を作り出すために大いに活躍している数々の筆記具、そして創作スタイルについてお話を伺ってきた。 現在、「少年サンデー」に週間連載中の「双亡亭壊すべし」 ■活躍しているのはアナログ筆記具開口一番「私はパソコンを漫画制作に一切使っていません」そう語るように、仕事場をグルリと見回してみても机の上にはパソコンやデジタルツールの類はひとつもない。ある
何故、クソマンガをクソアニメにしようと企画したのか ――まずは本作における須藤さんの役割からご紹介をお願いします。 須藤孝太郎氏(以下、須藤):本作において、私は企画・プロデュースという形で参加しているんですけど、簡単に言うと「原作をアニメ化したいです」と言った張本人です。そこから制作会社や音響会社、音楽を作る方などのスタッフィングを固めて、予算やスケジュールを管理します。あと本作で遊んだところとして、再放送を決めたあたりですね。 ――そもそも社内で許可が下りてからスタッフィングなどに着手するかと思いますが、どうやって本作のアニメ化企画を通されたのでしょうか? 須藤:まず制作陣が集まる企画会議で、原作モノのアニメを作りたいのか、オリジナルアニメを作りたいのかなど、アニメ製作にまつわる話し合いが行われています。その場に私が原作を持って行って説明したんですけど、まず通らないですよね(笑)。 ―
“これまでお決まり芸のように危ない危ないと叫んできたビームですが、現在、史上最大の崖っぷちに追い込まれております”―― 今年(2016年)で創刊21周年を迎える、KADOKAWAの漫画雑誌「月刊コミックビーム」が、公式サイトで異例の「緊急事態宣言」を出しています。要約すると「ビームがとにかく売れていない」「ビームだけでなく漫画雑誌自体がこのままだとなくなってしまう」といったもの。そのための実験策として、月額1980円のプレミアムサービス「読もう! コミックビーム」を10月1日からスタートするとしています。 ビーム緊急事態宣言 ビーム読者からすると、ビームがピンチなのはもはや「何を今更」ですが、定価500円そこそこの月刊誌が1980円の月額サービスを開始するというのはかなり異例のこと。また、どうやら窮地にあるのはビームだけでなく、漫画雑誌全体が今、同じように崖っぷちに立たされていると言います
トップ > ドラマ『重版出来!』に同人誌即売会コミティアが登場! 本物のコミティアをスタジオ内に再現した異例の撮影現場を写真で紹介!! ( 2016/05/03 ) 松田奈緒子氏が「月刊!スピリッツ」で連載中の出版チーム戦記『重版出来!』が待望のドラマ化! この4月より毎週火曜日よる10時から、TBS系にて絶賛放送中! 柔道のオリンピック代表候補から漫画編集者の道に進んだ主人公、黒沢 心を演じる黒木 華さんや、先輩編集者・五百旗頭役のオダギリジョー氏、「週刊バイブス」編集長役の松重 豊氏など個性豊かな俳優人の演技はもちろん、ゆうきまさみ氏や村上たかし氏ら、人気漫画家が作中に登場する架空の漫画作品の原稿やネームを描き下ろし協力していることも話題となっています。 これまでに登場した漫画作品と作画担当漫画家 三蔵山 龍 『ドラゴン急流』 → ゆうきまさみ氏 八丹カズオ 『タンポポ鉄道』 → 村上
鳥山明の名作漫画『Dr.スランプ』に、則巻千兵衛博士のライバルとしてアラレたちに立ちはだかるDr.マシリトなるキャラがいたのを皆さんは、覚えているだろうか。 このキャラのモデルになった人物こそが、今回インタビューする白泉社代表取締役社長・鳥嶋和彦氏にほかならない。 彼の編集者人生は数々の伝説に彩られている。新人賞にかすりもしなかった新人漫画家・鳥山明を一から育て上げ、何百枚にも及ぶボツ原稿を出したあげくに、『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』などの名作をタッグで世に送り出したこと。鳥山明のみならず多くの漫画家にネタにされてきた、その“悪魔のような”強烈なキャラクター。そして90年代後半、週刊少年マガジンにジャンプが追い越された「暗黒期」に編集長として呼び戻され辣腕をふるい、『ONE PIECE』や『NARUTO』、『テニスの王子様』などの作品を次々に世に送り出し、再びジャンプを王者の座に
カラフルなボルダリング壁が一面を占める車庫にはロードバイクのフレームが並ぶ。実はここ、大ヒット漫画『弱虫ペダル』の作者・渡辺航氏のアトリエである。5月には『少年チャンピオン』掲載作として39年ぶりの講談社漫画賞(少年部門)を受賞。8月28日には『劇場版 弱虫ペダル』が公開される。40巻を超えてなお加速する同作の根底には、アスリートのように心身を磨く作者自身の日常があった! ――『弱虫ペダル』などのヒットで、アラフォーで一気にブレイクした渡辺さんですが、それまでには試練もあったと聞いています。 渡辺:僕としては試練をかいくぐってきた覚えはないんですよね。例えばどのあたりの話でしょう? ――ある作品の連載中に、編集部の意向で別の作品を描いたら、最終的にどちらも打ち切られたとか……。 渡辺:みんな好きですよね、そういう話(笑)。まぁ「なんでだよ!」と思うこともありましたが、そんなにマイナ
参考・引用元: 魔夜峰央『パタリロ!』.魔夜峰央『親バカの壁』どちらも白泉社 今回の取材先 橘寿司 住所:東京都渋谷区富ヶ谷1-3-9 TEL:03-3467-8488 アクセス:東京メトロ千代田線代々木公園駅1番口 徒歩1分 r.gnavi.co.jp あわせて読みたい! こちらでは、田中圭一が魔夜峰央先生に直接、インタビューしています! booklive.jp 作者:田中圭一 サラリーマン兼業マンガ家、最近は京都精華大学の特任准教授も兼任している。代表的な著作に「神罰」「死ぬかと思ったH」など (制作:編集プロダクション studio woofoo by GMO) Twitter:はぁとふる売国奴(keiichisennsei) Facebook:http://www.facebook.com/keiichisennsei これまでの「ペンと箸」はこちらから。 r.gnavi.co.j
ついに貞本義行の漫画版『新世紀エヴァンゲリオン』が完結しましたが? いや、満足だね。俺、漫画版のエヴァはすっごい好きだよ。 最後の最後まで、エヴァが「ギャグもありシリアスもあり」な貞本漫画であることを踏み外さなかった。単なるTVアニメの漫画版ではなく、きちんと貞本漫画になってたところがすごく良かったと思います。 この記事のポイント エヴァの世界に冬が来るということ 貞本版エヴァはなによりも“わかりやすい 俺達のエヴァが終わった この動画の全長版はクラウドシティと岡田斗司夫のひとり漫画夜話「貞本エヴァ、ついに完結」で絶賛公開中 ┃エヴァの世界に冬が来るということ この14巻の表紙を見た時に、ちょっとゾクッとしたんだ。 エヴァンゲリオンって、実は“冬がない世界”なんだよね。セカンドインパクトが起こって、それによって地球の自転軸が狂ったかなんかで異常気象になった末、永遠の夏の世界になったと。 そ
「漫画家が命を込めた一コマ」にフォーカスした独占インタビュー企画「わが生涯に一片のコマあり」!第5回は『孤独のグルメ』原作者であり、グルメマンガのヒットメーカーである久住昌之先生だ!食事のウンチクを操ってギャグマンガからエッセイまで幅広く活躍される久住先生は、実は田中圭一の憧れの作家でもあったのだ! [インタビュー公開日:2014/09/26] 東京都三鷹市出身。漫画家・マンガ原作者・エッセイスト・装丁デザイナーなど、多彩な顔を持つクリエイター。泉晴紀(作画)との合作ペンネーム「泉昌之」名義で、1981年に雑誌『ガロ』(青林堂)にて「夜行」でデビュー。 主人公が食事をしながら、食材や食べる順番についてのウンチクを展開するマンガの原作を得意とし、前述の泉晴紀のほか、水沢悦子との『花のズボラ飯』(秋田書店)や、土山しげるとの『漫画版 野武士のグルメ』(幻冬舎)など、多彩な漫画家とタッグを組んだ
英国をルーツにしたジョースター家を巡る数奇な物語を描いたマンガ「ジョジョの奇妙な冒険」。1987年1月1日発行の「週刊少年ジャンプ」で連載を開始し、今年で25周年を迎えた大河作品だ。単行本はシリーズですでに100巻を超え、その累計発行部数は8000万部を上回っている。 連載25周年に当たる今年は、NTTドコモからコラボモデルのスマートフォン「L-06D JOJO」が1万5000台限定で8月に発売され、予約受け付け後すぐに終了する店が続出。ローソンなどのコンビニでも、コラボスナックなどを揃えたキャンペーンが展開され、グッズの売り上げが伸びている。 また、10月からは初のテレビアニメが放送開始。現在は1部の「ファントムブラッド」を舞台に、主人公のジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドーの成長と対決の物語が描かれている。7~8月には作者の荒木飛呂彦氏の出身地である仙台市で初の原画展を開催。そ
スマッシュヒットした「のだめカンタービレ」の作者である二ノ宮知子さん。彼女が次回作として出したテーマがオーバークロックという話を聞いたとき、正直耳を疑った。「天才ファミリーカンパニー」や「GREEN~農家のヨメになりたい~」など、ずっと少女マンガのフィールドで活動を続けていた作家が少年誌に移り、彼女は何を描こうとしているのか。ASCII.jpとしても、テーマが自作PCということで、ぜひとも話を聞いてみたいと思った。 今回のインタビューでは、作者の二ノ宮知子さんとともに、作品の監修を務めているduck氏にも同席を願い、この作品に込めるテーマを伺った。duck氏はオーバークロックの世界では誰でも知っている有名人。ASCII.jpでも何回かオーバークロックデモの様子をお伝えしたことがある。まずはなぜこのオーバークロックというものを作品のテーマとして選んでいったとのかということからお話を伺っていこ
※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」(以下、私モテ)――ドキッとするタイトルの漫画に今、熱い視線が注がれている。2人組の漫画家「谷川ニコ」が描くモテない女子高生の日常が、なぜかまず海外の画像掲示板「4chan」で話題となり、人気を逆輸入する形で日本でも支持を得て、単行本は現在累計40万部のヒットとなっている。連載先は、2008年にスタートしたWebマガジン「ガンガンONLINE」で、無料で読むことができる。 人気の理由は、その尖った内容にある。主人公の黒木智子はいわゆる“非コミュ”の喪女。JK(女子高生)になったらモテると考えていたが、入学して2カ月経っても告白されるどころか誰とも会話すらできていない。そんな日常に対して「この学校テロリストに占拠されたりしないかなー」と妄想するなど、痛々しい一面を持つ。一方、教師に挨拶し
「ポーの一族」や「トーマの心臓」、「11人いる!」などの文学性高い作品で、従来のファンタジーやSF漫画の領域を広げたと評価される漫画家の萩尾望都さん(62歳)。「表現のジャンルとして漫画は、小説などより映画や音楽の方に近い」と話す萩尾さんの、紫綬褒章受章インタビューを全文掲載します。 聞き手は科学文化部・安井俊樹記者です Q)まず受章のご感想を。 まさか、いいんでしょうかほんとにって感じで、まだそのびっくりが続いているような感じです。本当にびっくりしています。 最初にお話を頂いたのが3月で、パリでやるサロン・ド・リーブル(書籍見本市)に出かけるために用意をしている最中でした。電話を受けて本当にびっくりしまして、自分が何を答えたかよくおぼえていないのですが、これはまだ公式ではないので、公式の発表があるまでは周りの誰にもおっしゃらないで下さいと言われて。仕事のスタッフだけに話をしましたが。
『鋼の錬金術師』は言うに及ばず、大ヒット漫画を多数世に送り出す当代きっての漫画家、荒川弘さん。そんな荒川さんの作品で、現在話題となっている2つの作品がある。1つは新書館の隔月刊漫画雑誌「ウィングス」で連載中の「百姓貴族」。そしてもう1つは週刊少年サンデーで連載中の「銀の匙 Sliver Spoon」だ。銀の匙は、荒川さん初の週刊連載でもある。 両作品に共通している要素、それは「農業」。荒川さんの実家は、北海道で酪農と畑作を営む専業農家で、荒川さん自身もそれを手伝いながら農業高校に通っていた。上京するまで家業を手伝っていた経験を基に描かれる両作品は、荒川さんの圧倒的な画力と相まって、農業に従事するということがどういうことなのかがいかんなく描かれている。両作品はニワンゴのニコニコ静画(電子書籍)でも期間限定ながら無料で読むことができる。 銀の匙は早くも累計100万部を突破するなど、『鋼の錬金術
日時:平成25年8月6日(火)会場:日本製紙クリネックススタジアム宮城 施設内聞き手:吉川登(仙台市建設局広瀬川創生室)...
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