インド地質調査所(GSI)は、隣国パキスタンとの係争地を含むカシミール地方で推定590万トン規模のリチウム鉱床を発見したと発表した。リチウムはスマートフォンや電気自動車(EV)向け電池の主要材料だ。インドでは資源開発に期待が高まる一方、地政学上あるいは技術面での課題も指摘される。インドは2020年から21年にかけ、リチウムの7割を中国などからの輸入に頼る。リチウムイオン電池の輸入量も多い。米地
温泉の中に溶け込んでいる微量の「金」を取り出す特殊な方法を海洋研究開発機構などの研究チームが開発。採掘以外の新たな回収方法として確立できるか注目されます。 開発したのは、海洋研究開発機構と大手機械メーカー「IHI」の研究チームです。 「金」はおもに地下深くにあるマグマに含まれ、その周辺を流れる数百度の熱水に溶け出た後、長い年月をかけて地表に上昇し冷え固まってできたものが「金」の鉱脈だと考えられています。 研究チームは、「金」が熱水に溶け出すことから温泉にも含まれているとみて回収方法を模索し、「ラン藻(そう)」と呼ばれる「藻(も)」の一種に着目。 この「ラン藻」は、温泉に溶け込んでいる「金」と結合している塩素などを分離し、「金」だけを吸着する性質があるということで秋田県の玉川温泉で最長およそ7か月、「ラン藻」を加工した特殊なシートを浸す実験を行い、「金」を採取できたということです。 最も濃度
2月3日、欧州では、ロシアがウクライナに侵攻すれば米欧の制裁でロシアからの天然ガス供給が滞るとの不安が高まり、石炭を買い込む動きが拡大している。写真はロシアのクラスノヤルスク地方にある、ロシア最大級の露天掘り炭鉱で、石炭を掘削しながら移動する石炭列車。2017年11月29日撮影(2022年 ロイター/Ilya Naymushin) [ロンドン 3日 ロイター] - 欧州では、ロシアがウクライナに侵攻すれば米欧の制裁でロシアからの天然ガス供給が滞るとの不安が高まり、石炭を買い込む動きが拡大している。欧州向けの主要石炭供給国であるロシアは高笑いだ。 欧州連合(EU)は温室効果ガス排出量を2050年に実質ゼロにするとの目標を掲げ、化石燃料、特に石炭への依存からの脱却を目指している。しかし実際には昨年半ば以降、天然ガスから石炭への移行が進行している。 船舶仲介会社ブレ―マーACMが船舶運航追跡デー
JSIAからお知らせ一覧はこちら 2023/10/31「ソーダ工業ガイドブック2023」の頒布を11月1日から開始いたします。 購入をご希望の場合は刊行物のページからお申込みください。 また、本会事務所にても直接販売致します。(1部350円、送料別) 2022/11/15「ソーダ工業ガイドブック2022」の頒布を11月15日から開始いたします。 購入をご希望の場合は刊行物のページからお申込み下さい。また、本会事務所にても直接販売致します。 (1部300円、送料別) 2022/8/1令和4年度日本ソーダ工業会技術・保安年次大会技術奨励賞受賞案件のご紹介 2021/11/1「ソーダ工業ガイドブック2021」の頒布を11月15日から開始いたします。 購入をご希望の場合は刊行物のページからお申込み下さい。また、本会事務所にても直接販売致します。 (1部300円、送料別) 2021/7/27令和3年
]太陽系の中で、最も大きな小惑星のひとつ「プシケ」。 火星と木星の間に位置する小惑星で大きさは、米マサチューセッツ州ほど。金や鉄、ニッケルなどの重金属が多く産出される、と報じられています。 アメリカ航空宇宙局NASAは2022年、小惑星「プシケ」の探査を予定しています。 有識者の中には「次のゴールドラッシュの舞台は宇宙になる」と予測する人もいるほど。 仮にこの「プシケ」から産出される貴金属を全て持ち帰ることが出来れば、その価値は7垓ドル相当。地球の人間全員に930億ドル(約10兆円)を配れるほどにもなる、と見込まれています。 <海外の反応> 大金持ちだあああああああ …経済にはあまり詳しくないけど、実際にそんなに大量の金属を持ち帰ったとしたら、もう珍しくもなんともなくなってしまうから、そんなに稼ぐことはできないんじゃない? まあ本気で信じてるやつはいないだろw 即インフレするパターンや …
冷やすと電気抵抗がゼロになる超電導材料の低温研究から、医療機器や半導体製造まで、幅広く使われているヘリウムの調達が難しくなっている。産業向けが優先され、後回しになりがちな研究機関は悲鳴を上げる。その中で大規模ユーザーの東京大学物性研究所は、使用分の9割以上を回収・再生する設備を持つ。ヘリウムを使用後に大気放出している企業に対し、研究所がリサイクルを手伝うことで“ヘリウム危機”を乗り越えられないか、検討に入った。 値上げ進む ヘリウムは沸点がマイナス269度Cで全元素の中で最も低い。超電導材料などを液体ヘリウムに浸すと、蒸発熱などにより対象物は極低温に冷やされる。病院の磁気共鳴断層撮影装置(MRI)や量子コンピューターもこの特性を利用する。 販売の半分程度を占める産業用は、不活性ガスとして光ファイバーや半導体製造に使われている。また水素の次に軽いガスとして気球にも使われる。 ヘリウムの生産は
どこにでも豊富にありそうな砂ー。今、アメリカでは、その砂が不足しています。背景にあるのは、ビルの建設ラッシュ、さらに、原油価格の上昇を受けたエネルギーの開発ブームです。つまり、好景気が砂不足の原因なのです。いったいどういうことなのでしょうか。 (ロサンゼルス支局記者 飯田香織) アメリカ西海岸が未曾有の建設ラッシュに沸いています。稼働している大型のクレーンを数えた「クレーン指数」という統計がありますが、東海岸のニューヨークが18、ワシントンDCが20なのに対して、西海岸のシアトルは58、ロサンゼルスは36、ポートランドは32、サンフランシスコは22などと軒並み高い数字になっています。 特にロサンゼルスは1920年代以来、約100年ぶりの勢いでビルの建設が進められていて、ダウンタウンは見渡すかぎり建設中のビルで埋め尽くされています。 映画産業の中心地であるハリウッドのほか、IT企業が集積する
解けゆく永久凍土が水銀を放出すると、その一部が食物連鎖に入り込むとみられる。カリブー(写真)などアラスカに暮らす動物たちも例外ではない。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 凍てついた極北に、また1つ脅威が隠れていることが明らかになった。土壌に含まれた大量の水銀だ。水銀は有害な重金属で、魚などの生物に蓄積され、人体に重い健康被害を与えることがある。 2月5日、学術誌「Geophysical Research Letters」に掲載された論文によると、北極圏の永久凍土に蓄積された天然の水銀は、人間が過去30年間に石炭の燃焼その他の汚染源によって大気中に排出してきた水銀の総量の10倍に上るかもしれないという。気候変動で北極圏が温暖化すると、永久凍土が解け、大量の水銀が放出されるおそれがある。そうなると、大気中や食物
土用の丑の日にうなぎを食べる習慣は江戸時代に始まったとされるが、本気で見直すときがきているようだ。ニホンウナギの稚魚であるシラスウナギは今期、極度の不漁で国内外の漁獲量は前年の同時期に比べてたったの1%しか獲れてない。不漁といえば昨年はサンマが獲れないことも話題となった。専門家は「このまま何もしなければ減少傾向の延長線上にしかない」と指摘している。(夕刊フジ) 「とても困っている。『うな重』も値段が上がっているせいかお客さんの数も減っている」と話すのは、東京都内で創業から100年以上経つ老舗鰻店の関係者。うな重を並で3000円、高価なものは4000円で提供している。関係者は「来年のことも懸念しているが、今のところ対策などの話は出ていない」と悔しそうだ。 東京・江戸川橋で1835(天保6)年創業の老舗「はし本」では、うな重の並が2600円、上3300円、特上4000円(全て税込み)で提供して
レントシーキング(英: rent seeking)とは、民間企業などが政府や官僚組織へ働きかけを行い、法制度や政治政策の変更を行うことで、自らに都合よく規制を設定したり、または都合よく規制の緩和をさせるなどして、超過利潤(レント)を得るための活動を指す[1][2]。また、これらの活動を行う人をレントシーカーやロビイストなどと呼ぶ。 これによる支出は生産とは結びつかないため、社会的には資源の浪費とみなされる。 近年の経済学的な研究によれば、レントシーキングは経済成長に悪影響を与える。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授のフィリップ・アギオンらの研究によれば、アメリカにおける近年の生産性の低下は、GAFAと呼ばれるような巨大IT企業があまりに大きな力を持つようになったために、ロビー活動とレントシーキング等を通じて、他企業の市場参入を阻害してきたことが原因である。この考察から、アギオンらは
By nikzane 安くて豊富な労働力を活かして「世界の工場」として世界中の工業品の生産を一手に請け負ってきた感のある中国ですが、ここ数年は物価の高騰や賃金レベルの上昇からその競争力を失ってきたと言われてきました。これに対するようにアメリカでは製品の製造コストが減少し、中国と同水準に下落するという現象が起こっており、さらに今後はアメリカが中国を下回ることになると考えられています。 U.S. Manufacturing costs are almost as low as China’s - Fortune http://fortune.com/2015/06/26/fracking-manufacturing-costs/ 世界的なコンサルティング企業であるボストン・コンサルティング・グループ(BCG)の調査によると、アメリカ国内で製品製造コストは減少を続けていることが明らかになっていま
現在、国内外で関心が高まっている太平洋クロマグロの現状について整理してみよう。 このエントリで用いる図はすべて、WCPFCのISCレポートからの引用である。 http://isc.ac.affrc.go.jp/pdf/2014_Intercessional/Annex4_Pacific%20Bluefin%20Assmt%20Report%202014-%20June1-Final-Posting.pdf 日本が主人公 太平洋クロマグロは、長距離の回遊をする高度回遊性魚類の代表である。しかし、その産卵場および主な生息域は日本のEEZにあり、漁獲および消費の大半は日本人によるものである。「ほぼ日本の水産資源」といってもよいだろう。 日本の次に漁獲が多いのはメキシコ。東太平洋に餌を求めて回遊した10~20kgぐらいの未成魚を捕まえて、餌を与えて太らせて、日本に出荷している。それ以外の国、韓国、
By Doug Brown 世界中を走り回って人や物を運んでいる自動車に欠かせない部品の一つがタイヤです。タイヤはその原料に「ゴムノキ」などの樹木から産出される天然ゴムを必要とするのですが、2007年ごろからは「タンポポ」を原料として天然ゴムを生産する研究が進められており、従来の生産能力に匹敵する規模での生産の実現が視野に入りつつあります。 Tire makers race to turn dandelions into rubber | Reuters http://www.reuters.com/article/2014/08/20/us-dandelion-rubber-idUSKBN0GK0LN20140820 タイヤの原料の一つとなる天然ゴムの生産は主に東南アジアなどの地域に限定されており、疫病などを原因とする供給不安のリスクを懸念する声が挙がっていました。そんな中で、タンポポの
<沖縄海域>海底に国内最大規模の熱水鉱床 「新たな鉱山」 海洋研究開発機構(本部=神奈川県横須賀市)は、沖縄本島から約150キロの海底に広がる熱水鉱床が、少なくとも南北3キロ、東西2.5キロに広がっているとの推定結果を発表した。 熱水鉱床は貴重な鉱物資源を大量に含む「新たな鉱山」と注目されるが、これまで国内で調査された中では最大規模になるという。 熱水鉱床は、岩石中の金属などが海底下でマグマで熱せられた海水に溶け込み、海底から熱水とともに噴き出て蓄積したもの。銅、亜鉛、貴金属のほか、ガリウムやビスマスなどレアメタルを含む。「燃える氷」と呼ばれるメタンハイドレートと同様、次世代の海洋資源として各国の探査が活発化している。 同機構は先月、地球深部探査船「ちきゅう」で、那覇市から北北西に約150キロの海域「伊平屋(いへや)北海丘」で海底探査を実施した。 国内の熱水鉱床は他に、伊豆・小笠
大阪・梅田のオフィスビルの一室には、沖縄本島の北西部にある離島・伊江島からわざわざ運んできたサトウキビが大量に積み上げられていた。甘いお菓子は大好きでも、砂糖の原料となるサトウキビを見るのは初めてという都会っ子たちが、大きな鎌を手におっかなびっくりサトウキビの葉落としにチャレンジした。 春休み真っ只中の3月28日、アサヒグループホールディングスが運営する「アサヒ ラボ・ガーデン」で開催された親子イベント『サトウキビから「砂糖」と「バイオエタノール(燃料)」をつくってみよう』のワンシーンだ。 参加した子どもたちは、その後、皮をむいたサトウキビを圧搾機に通してサトウキビジュースを搾り、ジュースを煮詰めたドロドロの液体を遠心分離機にかけて砂糖の結晶を取り出すところまで実体験した。サトウキビ用の鎌や圧搾機、遠心分離機など日頃は見慣れない道具の扱いに緊張気味だった子どもたちも、出来立ての砂糖を口に入
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