安和(あんな、(あんわ)は、日本の元号の一つ。康保の後、天禄の前。968年から970年までの期間を指す。この時代の天皇は冷泉天皇、円融天皇。 改元[編集] 康保5年8月13日(ユリウス暦968年9月8日):改元。 安和3年3月25日(ユリウス暦970年5月3日):天禄に改元。 出典[編集] 『礼記』楽記第19の「是故治世之音、安以楽、其政和」や『漢書』巻22礼楽志の「四時舞者、孝文所作、以明示天下之安和」等とされる。勘申者は文章博士藤原後生(ふじわらの・のちおう)。 安和期に起きた出来事[編集] 元年 8月:京辺の山野の盗賊を追捕する。 2年 3月26日:安和の変により、左大臣源高明が大宰権帥に左遷され、これにより藤原氏の他氏排斥が完了し圧倒的支配体制が完成。