いくはら・くにひこ 1964年生まれ、大阪府出身。86年、東映動画(現・東映アニメーション)に入社。テレビアニメ「美少女戦士セーラームーン」のシリーズディレクターを務める。他の主な監督作品に「少女革命ウテナ」など。粟津潔さんの図録と「週刊ヤングジャンプ」 短大中退、アニメの世界へ1983年、僕は京都の短大でグラフィックデザインを専攻していた。当時は空前の「広告ブーム」だったが、せっかくの勉強も
日本のアニメ(ANIME)は海外で大人気!……と聞くと「知ってるよ」と思う方が多いでしょうが、今やアニメの人気は、完全に「次のフェーズ」に突入しています。海外を中心に、わずかこの10年で市場規模が2倍以上に増加している、驚くべき“成長産業”なのです(※)。 ※本連載における「アニメ」とは、日本国内で制作された「日本アニメ」作品に限定しています。アメリカ製のアニメーション作品は含みません。 その背景には、動画配信プラットフォームの著しい伸長があります。日本で生まれたアニメが、全世界の人々に「リアルタイム配信」されるようになりました。コロナ禍における映像消費時間の爆発的増大も、この傾向に拍車をかけています。 特にデジタルネイティブなZ世代にとって、アニメは「熱狂的なファン向けのニッチなカルチャー」ではなく、「メインストリームのエンタメカルチャー」になりつつあるといっても過言ではありません。 本
河野真太郎/Shintaro Kono @shintak400 宮崎駿はヨーロッパだったり、中央アジアだったりといった想像力の場があったのだけど、新海誠なり細田守なりがそういった地理的想像力において羽ばたかないのは、作家個人の問題ではなく、時代の問題なのかもしれない、という仮説を検証してみたいような。 2022-11-14 09:47:48 河野真太郎/Shintaro Kono @shintak400 後者二人の地理的想像力は日本のせいぜい地方と、あとはネット空間(細田の渋天街もネット空間と原理的には同じなので)くらいで、両者ともたぶんそこに限ることによってこそ成功している。『すずめの戸締まり』はそれを煮詰めたけど、このあとどうするんだろうな、というのがまず抱いた感想でした。 2022-11-14 09:55:14 河野真太郎/Shintaro Kono @shintak400 余談です
2022年に入り、2四半期連続で会員数が減少し、先行きが危ぶまれたNetflix(ネットフリックス)。10月18日(現地時間)に発表された第3四半期(7〜9月)決算では一転、241万人の会員数増加となった。アジア・太平洋市場が143万人の増加で全体の伸びを牽引したほか、減少が続いていた北米市場と欧州・中東・アフリカ市場もプラスに回復した。 初の会員数減少を発表した4月以降、Netflixはレイオフによるコスト削減など、複数の対策を打ってきた。2022年11月には新プラン「広告つきベーシック」を開始する。同プランの月額料金は日本では790円(税込)。従来の最安プラン「ベーシック」と比べ200円安い。 低価格プランの登場により会員数の増加が予想されるが、業績への影響がわかるのは次の第4四半期(10〜12月)から。会社予想では、第3四半期と比べ会員数が450万人増え、売上高が前年同期比6700万
アメリカのヒロインより複雑で深い 現在、映画における女性の描写をめぐる議論が広まっているが、日本のトップ・アニメーターは、アメリカのアニメーターよりも重層的で複雑なヒロイン像を長年にわたって作り上げてきた。こうしたヒロインは、欠点や弱さを抱え、短気でありながらも、強さや才能も備えている。 細田守の『竜とそばかすの姫』(2021年)に登場する鈴は、多くの10代の若者と同様、ネット上の世界に比べて見劣りする日常を送っている。自身の分身である「ベル」は仮想世界<U(ユー)>で人気の歌姫だが、現実の鈴は田舎の内気な高校生だ。 しかし、ベルの音楽には、子供を救うために氾濫した川で溺死した母親の死をはじめ、鈴が経験した愛情や痛みが反映されており、耳の肥えたリスナーを惹きつけている。
世界中の幅広い年代の人々から愛されている日本のアニメですが、 その魅力の1つにはジャンルや物語の多様性があります。 今回の翻訳元では、日本のアニメにはバッドエンドが多い一方で、 ディズニー作品には、お姫様と王子様が結ばれて幸せに暮らすなど、 ハッピーエンドを迎える作品が圧倒的に多いという、 アニメとディズニー作品の劃然とした相違点が指摘されています。 この意見に対し、外国人から様々な反応が寄せられていました。 その一部をご紹介しますので、ごらんください。 「誰もが日本に行きたがる訳だ」 世界のアニメファンが『現実の日本』に大感激 ■ 「バッドエンド」があるかないか。 まさにアニメとディズニーの違いと言える。 +27 ■ ハッピーエンドを上手く描いて、 その上で読者を満足させるのは難しいんだよ。 +31 ■ バッドエンドの方が印象に深く残るから、 よく覚えてるってのもあるのでは? +6 ■
https://anond.hatelabo.jp/20211116111858 https://anond.hatelabo.jp/20211116114129 の増田だが下記URLを見てほしい https://www.youtube.com/watch?v=e6zyQ7Ek_vk https://twitter.com/ani_obsessive/status/1419983656018341891 https://twitter.com/ShingoTamagawa/status/1329758457356959744 表現や造形の多様性ってのはこういうことなんだよ くっせえアニオタ萌え豚の好むキャラクター造形はみんな似たものばかり 萌え豚がこれらの表現を許容し評価できたらもっと多様な表現で溢れるのになあ Vtuberにしてもそうだ この見事なセミリアル系のデフォルメを見よ http
日本アニメの消費大国でもある中国。新型コロナはそんな中国のオタクシーンにも大きく影を落とした。しかし、その環境下だったからこそ人気を伸ばした日本アニメもある。果たしてその背景には何があったのか。 人気ブログ「『日中文化交流』と書いてオタ活動と読む」の著者であり、中国での生活経験を踏まえて現地のオタクシーンを長年リサーチし続けてきた百元籠羊(ひゃくげん・かごひつじ)さんが、コロナの影響下で特にウケた日本アニメとその理由を読み解く。(構成:しげる) ◆◆◆ トップクラスの人気となった『かぐや様は告らせたい?』 2020年の上半期は、中国も厳しいものでした。中国でオタクをやっている人たちにも生活の制限や不安がありましたし、趣味で接しているオタク系コンテンツから日本の新型コロナの影響を感じて、憂鬱な気分になったという話も聞きます。 しかし、そんな状況にもかかわらず、中国で大人気となった作品も出現し
劇場版「鬼滅の刃」無限列車編の快進撃が、海外でも止まりません。 映画が昨年10月に日本で公開されてから、もう半年が経過しましたが、いまでも多数の映画館で公開が継続されその興行収入は400億円まであと一歩のところまで到達。 さらに、先週4月23日にはアメリカでも公開。 初週末の興行成績が約22億円と、米国内で公開された外国語映画のオープニングの興行成績の歴代1位を塗り替える好成績をおさめています。 同じタイミングで公開された映画「モータルコンバット」に惜しくもオープニング興行収入では敗れて2位となりましたが、「モータルコンバット」が約3000館で公開されているのに対して、「鬼滅の刃」は1600館での上映での結果。 さらにアメリカでの上映はR指定だったことを考えると、間違いなく大成功と言えるでしょう。 これにより、「鬼滅の刃」の海外における総興行収入は81億円で、累計来場者数は878万人を超え
日本のアニメスタジオが、中国企業の下請けになるケースが増えている。新聞記者の中藤玲さんは「中国の求人サイトによると、アニメーターの平均月収は杭州では3万4062元(約52万円)。一方、日本では月収17万5000円でも業界平均よりずっと高い。中国と日本の関係が逆転しつつある」という――。 町田市の雑居ビルで若い日本人アニメーターが描いているのは… 東京都町田市の住宅街にある雑居ビル。エレベーターで5階にのぼって一室に入ると、数人の若い男女が液晶ペンを使い、大きなタブレット画面に神社のような絵を描いていた。 ここはカラード・ペンシル・アニメーション・ジャパンというアニメ制作スタジオだ。 実は彼らが描いているのは、中国のヒット作品「マスターオブスキル」などの作画。そう、カラード社は中国重慶市のアニメスタジオ・彩色鉛筆動漫の日本拠点であり、中国アニメの制作をサポートするために2018年に設けられた
1983年から「週刊少年ジャンプ」で連載された、 高橋よしひろ氏の動物漫画、「銀牙 -流れ星 銀-」。 3つの続編を挟み、最新シリーズ「銀牙伝説ノア」は、 現在「週刊漫画ゴラク」で連載中です。 この作品は1986年に全21話でアニメ化されており、 1990年頃までに米国や北欧などで放送またはビデオが発売。 特にフィンランドでは、当時放送されていたアニメが、 他に「ムーミン」くらいしかなかった事もあり繰り返し再放送され、 作者が何度もファンクラブに招かれる程の人気作品となりました。 先日ツイッターユーザーのフィンきち🇫🇮inフィンランドさんが、 フィンランドにおける「銀牙」の人気ぶりに触れ、 「グッズも色々とある」程である事を紹介されています。 (なお、フィンランドの国民的アニメになった理由を、 フィンきちさんが現地のファンクラブにお問い合わせ。 「しらべぇ」の記事でまとめられています)
日本アニメは本当に「ガラパゴス」なのか――待ち受ける真の危機に迫る:ジャーナリスト数土直志 激動のアニメビジネスを斬る(1/5 ページ) 2010年代以降、日本アニメの世界的な人気がますます加速している。それはビジネスの拡大ぶりからも窺(うかが)える。日本アニメの海外市場は18年に1兆円を超え、10年前の約4倍にもなった。 ビジネスだけでない。海外アニメファンの数が日本を超えてきている。19年には『劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~』が中国で、『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』が米国で、映画興行でそれぞれ日本の観客動員数を超えた。人口14億人の中国では『NARUTO』の配信再生回数は何十億回にもなる。 日本アニメは本当にガラパゴスなのか こうして日本アニメ人気の海外依存度が大きくなったことから、「アニメ制作にあたり海外ファンの好みを反映させ、海外マー
世界的なステイホームとなり、NetflixやHulu、アマゾンプライムなどの配信動画システムの加入者が2020年3月は歴代最高を記録したという。Netflixは上半期の新規加入者が予想の700万人の倍増の1500万人を超えている。それだけエンタメを家で見る人が増えたということだ。 アニメとゲームが大好きだというドイツ在住ライターの雨宮紫苑さんも、動画配信サービスをがっつり楽しんでいる一人だ。特に日本のアニメの配信本数が海外でも増えていることが嬉しいという。しかし、だからこそ「これだけいい作品なのにもったいない!」ということが……。 ドイツで見られるなんてやばくない? 新型コロナウイルスに対するさまざまな処置が、少しずつ緩和されはじめている。とはいっても他人との接触を避けるべきなのは変わりないので、ここドイツに限らず、ステイホーム生活を続けている人も多いだろう。 そんななか、日本では多くの漫
2019年10月23日、中国紙・環球時報は、「日本がアニメーターの中国移籍を懸念している」とする記事を掲載した。 記事はまず、「日本での最近の報道によると、日本のアニメ産業は長年にわたって低賃金であり、日本のアニメーターの多くが、待遇が良く自由な創作ができる中国市場への転職を望んでいるという」とした。 そして、NPO法人「若年層のアニメ制作者を応援する会」が若年層アニメーター153人を対象に生活実態調査を行ったところ、全体の9割以上が非正規雇用で、8割以上の初任給が10万円以下であることを紹介した。 その上で、「急成長する中国のアニメ業界は、比較的高い待遇を提示している。記者が求人サイトで調べたところ、日本での業界経験5年以上の場合、月給1万8000元(約27万円)で、これには昇給の機会や住居無料なども含まれている」などと伝えた。 そして、「日本政府ももちろん、GDPの10%を占める大切な
今や老若男女を問わず、愛されるようになったアニメーション。「日本のアニメーションは世界にも受け入れられている」と言われることもあるが、ビジネスとして健全な成功を収められている作品は決して多くない。この連載では現在のアニメビジネスについてデータをもとに分析し、持続可能なあるべき姿を探っていく。 製造業界などと同じく、アニメ-ション業界でも賃金の違いなどから海外へのアウトソーシングが進んでいるため、日本のアニメ産業が空洞化している、という話をよく聞く。しかし、それは果たしてどのくらい実態を表している話なのだろうか? 今回から数回に分けて、「アニメ空洞化論」について検証してみたい。 アニメ空洞化論の内容にはいくつかあるが、大きく次の2つに収束されると思われる。 (1)動画や仕上げなどをアウトソーシングしている海外(アジア諸国、特に韓国と中国)に技術が移転することでそれらの国々のアニメ作品のクオリ
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