筆者は新卒エンジニア時代に社内でアルゴリズム勉強会を主催していました。 その内容を本形式に書き起こしたものになります。 【この本の特徴】 📗問題演習形式でアルゴリズムの基礎が身に付く構成となっています。 📗分かりにくい概念は丁寧に図解で解説しています。 📗基礎的なアルゴリズムがどのように世の中に役立っているのかを言及しています。 アルゴリズムに関して、皆さんの理解を深めるお手伝いができれば幸いです。
コンテンツ制作側は意外と儲からないという話をしておきたい電子書籍の分配について、作家さんやマンガ家さんからいろいろな論が出ている。出版社が暴利を取っている、搾取しているという論もあるが、割とそんなこともないぞという話。 電子書籍販売のプレイヤーと主な料率下記料率は主にグロス売上(一般的な小売価格ベース)に対する比率。ただし値引き時などは原資負担を出版社が行うケースもあれば、流通や電子書店が行うケースなど様々なのでそのあたりの特殊事例は考慮してない数字。 もちろん、会社や相手によってさまざまなので、ざっくりこの辺りが多いよねという数字でしかない。 クリエイター(マンガ家、小説家など) 2515%程度(25%は出版社に入ってくる分の25%という契約内容が多いということで、グロス計算では15%程度になることが多い。) 編集・出版・制作(おもに出版社とその業務委託先) 1525%程度 流通(おも
まず印税10%の誤解ですが 多くの方は素人なので分かりにくいと思いますので 紙の単行本と電子にわけて話をします。紙の単行本の話から 雑誌に掲載されまとめられたものを200P前後で販売するものを 漫画では単行本と呼びます。 リミックスと呼ばれたりコンビニ本 と呼ばれるのが廉価版になります。 廉価版とはお求めやすい価格になった サイズや紙の品質を落とした本です。 小説は ハードカバーが単行本に相当し 文庫本が廉価版になります。 僕たちがよく読む文庫本は廉価版になります。 世間で言われている安いという印税10%ですが 安くはないのです。 社会経験者なら分かる数字ですが 世間を知らない人だと安く感じるのです。 各社実は数字が違います。竹書房は紙は初版8%、重版分から10%ですし 名前は言えませんが少なくない数の出版社が 売り上げ分の印税しか払わない会社も存在します。 刷った分の10%が業界で統一さ
「今、ひとりの書店主として、伝えたいこと」を、勇気を振り絞って書いてから、 雨にも負けず、嵐にも負けず、雪にも負けないと踏ん張っていたが。。。一難去って、また一難、コミックが、、、 昨年末の12月27日、常連のお客様である青木さんが、ずっと読んでくださっているコミック「あさドラ!8巻 浦沢直樹/著」小学館発刊が、発売日にも関わらず入って来なかった。 配本は、最初は、2冊だったが、1冊になり、青木さんの分だけになっていた。それが、いきなり、配本「0」にされたのだ。 年始、すぐにトーハン(取次)に連絡して、「ずっと、買って下さっていて、揃えて下さっているお客様がいるのに配本を突然切るなんて酷いじゃないですか ! こんなことやめて下さいよ」とお願いした。 けれども、1月9日、またもや、青木さんの買って下さっている「アルスラーン戦記 20巻 講談社コミックス」も、いきなり配本を切られ、「0」冊にさ
はじめに MICINの情報セキュリティ部では、2021年3月から部内勉強会を毎週開催しています。最初は4名から始まりましたが、部門メンバーの増員や組織改編もあり、現在は毎週10名程度が参加し、持ち回りで発表を行っています。勉強会の目的としては、 最新の技術情報の交換 各自の業務内容のアウトプット・キャッチアップ 各自が興味のある情報の共有 としており、本の輪読や技術解説、ハンズオンなど形式は様々で、ジャンルも情報セキュリティ部が担当するセキュリティやSRE・インフラ分野だけでなく、生成AIやワークスタイルなど、情報セキュリティ部のメンバーとして有益な情報であれば、何でもOKとしています。 この記事では、2023年に部内勉強会で発表された内容をジャンル別にご紹介します。情報セキュリティ部の1年間の取り組みについて、簡単に知っていただければ幸いです。 部内勉強会の様子(オンラインとのハイブリッ
非戦闘系のチートスキルを授かって、異世界に転生した男・パラケルスス。彼は冒険みたいなことはせず、スキルのことを周囲に隠しながら、「錬金術師」としてさまざまな商品を作っては売り生活していた。ある日“秘密を厳守してくれる人手”を求めて、気が進まないながらも奴隷商の店を訪れたパラケルススは、そこで奴隷の少女ノラと、ボロボロになった女性エルフに出会い……。 ニセモノの錬金術師 - カドコミ Q. 杉浦次郎さんがSNSで個人的に発表されていた「ニセモノの錬金術師」が、うめ丸さんの作画により商業連載化。このたび単行本1・2巻発売の運びとなりました。 まずは、うめ丸さん作画版「ニセモノの錬金術師」を読まれての感想をお聞かせいただけますか。 ちゃんとした漫画になっちゃった…!と思いました。 自分の描いたお話をとても綺麗な作品にして頂けるのを読ませて頂けるのはとても嬉しく、新しい話がくるたび感動しております
まず2023年6月19日の『週刊文春・電子版』をご覧になったであろうか。なんとライトノベル市場が半減したというのだ。私は「note」にて既に2019年にて警告を発したことがあるが「じゃーなんで次々ミリオンヒット作が出てるんだよ」という反論に負けてしまった。だがやっぱり体感的なことまで当たってしまった。 そりゃそうじゃん、中年読者を優先させて中高生のニーズを除外したらそりゃそうなるよね。 で、私は「真のラノベ市場の第一ピーク」って1997年だと思ってるんですよ。なぜかって? 膨大な若年層(厳密には23歳前後の新社会人層)が1996年末頃にラノベを卒業するかどうかの世代に当たるからです。そうです。年約200万人も出生数がいる団塊ジュニア世代の存在です。今の18歳人口年約110万人だぞ。それを考えたら真のラノベ市場は1997年頃がピークで読者のすそ野も大きく、逆に2013~2016年当時は既に一
鈴木たかのり(@takanory)です。今月の「Python Monthly Topics」では、第1回で紹介したPython 3.10の新機能「構造的パターンマッチング(Structural Pattern Matching)」の続きをお届けします。 前回は構造的パターンマッチング全体の説明、いくつかのパターンをコード例を交えて紹介しました。今回はその続きとして、前回紹介できなかった他のパターンについても紹介します。 Python 3.10の新機能:構造化パターンマッチング | gihyo.jp 構造的パターンマッチングとは 前回の繰り返しになりますが、この記事で初めて構造的パターンマッチングを知った人に向けて、簡単に紹介します。詳細は上記の記事を参照してください。 構造的パターンマッチングはPython 3.10で新しく導入された文法です。Python 3.10は2021年10月に
新しいデータ処理ライブラリの学習はもう不要! Python 初学者のための Ibis 100 本ノックPython機械学習pandasデータ分析ibis-framework Information 2024/1/14: Kaggle notebook for Ibis Kaggle で Ibis を使用するための Sample Notebook を用意しました。Kaggle でもぜひ Ibis をご活用下さい。 🦩 [Ibis] Kaggle-Titanic-Tutorial Ibis 100 本ノック補足記事 Ibis 100 本ノックについて、よりスマートな書き方等について @hkzm さんが補足記事を書いてくれました(この記事を参考にコンテンツのほうもブラッシュアップしたいと思います)。 Ibis 100 本ノックの記事を受けて はじめに どうもこんにちは、kunishou です。
能登半島地震で、被災地は救助やインフラ復旧の遅れ、不十分な医療や支援物資、孤立状態など、さまざまな苦境に直面している。それらの目詰まりの主因は、半島の道路寸断だ。政府は道路を切り開く作戦を急ピッチで展開している。 本州の中心から北に突き出た能登半島は山地が大半を占め、そこに集落が点在する。「能登の大動脈」と呼ばれる国道249号は半島の沿岸を囲むように走り、山肌を縫うように県道や農道が通っている。 しかし、1日に発生した地震によって8日午後2時現在、その国道249号は少なくとも24カ所で土砂崩れなどによる通行止めが発生。甚大な被害が出ている石川県輪島市や珠洲(すず)市の市街地につながる道路は、1本ずつしか確保できていない。「陸の孤島」と化した能登半島で、住民たちは過酷な生活を強いられている。 四方を山に囲まれた石川県輪島市打越町地区。1日の激しい揺れで自宅の外に出た区長の谷内(やち)均さん(
「ITに全く関係ない分野からITに飛び込んで活躍しているエンジニア」や「ITとIT以外の分野の境界を行き来しながら成果を上げているエンジニア」などを「越境エンジニア」と名付け、1カ月に一人ずつインタビューを掲載する。今月紹介するのは鹿野桂一郎氏。オーム社で数々の技術書の編集に携わった後、独立してラムダノートという技術書の出版社を立ち上げた。同氏は、書籍の制作に使っている自動組版ツールを自ら開発するというエンジニアの顔も持つ。今回は、ラムダノート設立の経緯と同社の取り組みを聞いた。 (前回から続く) 私がオーム社でやっていた本の作り方は、会社から見れば特殊な作り方です。私しか作れない本が増えてきてしまった。会社からは「ほかの社員もできるようにしてほしい」と言われて広めようとしたのですが、うまくいきませんでした。私たちと一緒に仕事するときはバージョン管理などの仕組みを使ってくれるのですが、そう
あけましておめでとうございます!uenikiです。2024年が始まってしまいました。 こちらの記事で、2023年に読んだ技術書Top5を紹介しました。 2023年は、技術書は12、3冊しか読めませんでしたが、毎年大体15冊〜20数冊程度で安定しているようです。(マネジメント系の本を含めるともう少し増えますが、ここではピュアに技術寄りの本のみ対象とします。) ということは、2024年も10冊は読めるということですし、すでに発売している(発売を予定している)本でもそれぐらいの数はあるだろうということで、雑に10冊を選んでみたいと思います。この企画としては、すでに読んだことある本を再度読み通すのも1冊とカウントすることとします。辞書的に必要な箇所だけ読むのは1冊とはカウントしません。 そして、必ずこの10冊は読むことします。 10選のご紹介 [試して理解]Linuxのしくみ ―実験と図解で学ぶO
オープンソースの電子書籍リーダーソフト「Librum」は、PDFや電子書籍ファイルであるEPUB・MOBIのデータを読み込んで本棚として共有できるほか、7万冊以上の無料書籍を自由にダウンロードして複数端末で読書進度も合わせて共有できます。 librumreader.com/ https://librumreader.com/ Librumの公式ページにアクセスし、「Download」をクリック。今回はWindowsからダウンロードしていますが、Windows、GNU/Linux、macOSに対応しており、iOSとAndroidは後日対応予定とのこと。 ダウンロードした「librum-windows-0.11.0-installer.exe」をダブルクリックして開きます。 インストーラーが開いてライセンスが表示されるので、「I accept the agreement」にチェックを入れて「N
元々小説以外の分野で活躍し、プロフェッショナルな行き方をしていた人が小説家になったというケースを探しています。 なぜこのような人を探しているのかというと、『巨大投資銀行』『トップレフト』などを著作に持つ黒木亮氏の作品があまりに面白かったからです。 この小説は、金融の世界でプロフェッショナルとして生きていない限り、絶対に書けない小説でした。 金融の世界にいた人間が書く小説。これは、その世界の匂いがわかるほどリアルなものでした。 圧倒的な知識に裏打ちされた小説は、それだけで心地よいものであるともわかりました。 単に文章がうまい、文学的に表現する、などの小説家は求めていません。吉本ばななのような小説家は不要です。 小説家になる前に、すでに別世界でプロフェッショナルとして生きていて、小説家に転向した人を教えてください。 ■追記 見当違いな小説家の名前を挙げてる方が多いので追記。 「元々別の職業をし
著:箱部ルリ (本記事は、早稲田大学負けヒロイン研究会の会誌「Blue Lose vol.3」に収録されている「コミケ、その時代の終わり――美少女同人ジャンルの通時的観察――」を改稿したものです。) 12月20日17時50分追記: 不適切な表現や誤解を招く可能性のある部分については、随時修正を加えております。 特に、特定のクリエイターに対しての表現が非常に不適切であったと認識し、該当する記述を全て取り除いております。詳しくは一番下の更新履歴を参照ください。 また、記事の内容に関するいただいたご指摘に対しては、後日、詳細な報告と謝罪を含む記事を公開する予定です。 いくつかの失礼な表現があったことを深くお詫びします。 12月23日0時25分追記: お詫びと訂正をアップロードいたしました。 栄光は、安心してご注文をしていただける会社となるよう努力してまいりました。 しかし今回、苦渋のお願いをしな
「事実誤認や著しい誤りがある本は出版されるべきではない」という主張について見解を教えていただきたいです。 私は、内容が正しいものであってもなくても、出版される事自体は問題なく、出版後に適切な批判を受けるでよいのでは、と感じているのですが、いまいちすっきひ論理的に整理できずに悶々としています。 いや健康にかかわるデマ本とかもそうですけど、他人に害を与える本は出版されるべきではないし、著者や出版社はそういう有害な本を出さない道徳的義務があるに決まってますよ。 一般的な規範として、嘘をついてはいけないとか、誤った情報で他人の判断を誤らせてはいけないとか、差別発言で他人の尊厳を傷付けてはいけないとかには誰でも同意すると思いますが、何でそれを本にして出したらセーフになると思うんですか。なるわけないだろって話なんですよ。 そもそもあなた、あなた自身は医療や災害に関するデマを流してもいいしヘイトスピーチ
追記(00:35):id:Falky氏のブコメのおかげで、複数のブコメにある謎の誤読の理由がやっとわかったのでタイトル修正。 (ついでに、誤字修正したつもりが誤って再投稿となりしばらく二重投稿状態だったことに気づいた、すまぬ) https://twitter.com/kanose/status/1732048986259988949 抽象的にまとめれば、どちらも「本を焼く」行為である。ダブルスタンダードでは? この論法の根本的な欠陥は、敵対する論者の思想信条に対する軽薄な理解で、ただ揚げ足を取ろうとしているところだ。 言論の自由を重んずる立場として、「SNS批判殺到で出版停止」といった動きはすべて倫理的問題を含んでいると私は認識しているし、『ゲームの歴史』の絶版時にもその認識の元で行動した。 『ゲームの歴史』の批判者としてもっともPVを集めた岩崎啓眞氏もこう述べる。 KADOKAWAの騒ぎ
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