Web小説サイト「カクヨム」にて連載されている「The video game with no name」が書籍化されると明らかになっています。 「The video game with no name」は、赤野工作氏が手がけるSF小説。文章が掲載されている場所は“2115年4月に開設されたレトロゲームレビューサイト”という設定になっており、レビューをするという形で未来のゲームを紹介しつつ、さらになぜ低評価になってしまったのかという点を物語のように解説しています。 新型VRマシンで美少女のいる世界に入れるものの酔いすぎてしまう『キミにキュン!人工ヒメゴコロ』に始まり、2052年から運用が開始されたものの結果的に怪談話になってしまったスマートレンズAR事業の「福井県鯖江市」、大衆を洗脳しようとした恐怖のRPG『スシャマ・ドゥーシャマー』、そして寂しいゲームマニアと一緒にゲームを遊ぶため開発され
コンシューマー機やパソコンなどで発展を続けてきた、いわゆる「RPG」というゲームには原点があり、「テーブルトークRPG」(TRPG)という遊びから派生したジャンルとなります。 それぞれが役割を演じるTRPGは、基本的にひとりが1キャラクターを演じ、みんなでパーティを組んで様々な冒険に出かけます。このゲームに勝敗はなく、ゲームマスターと呼ばれる進行役が提示する様々な状況に、みんなで協力してどう対応していくか。その自由な発想と結果を楽しむのが、TRPGという娯楽です。 このゲームマスターの部分をコンピューター側に任せ、一人で遊べるゲームとして落とし込み、独自の進化を続けてきたものが、現在に至る「RPG」へと繋がります。もちろんTPPGも、長年の月日と共に様々な進歩・発展を遂げ、今なお国内外で多くの方が楽しんでいます。 はじめは海外で作られたTRPGのゲームが中心でしたが、次第に国産のTRPGも
今年のCEDECの特徴の一つが、ソーシャルゲーム関連のセッション数の急増です。その先陣をきったのが、「モバゲータウン」で大躍進を続けるディー・エヌ・エーの南場智子社長。本セッションはまた、ゲームを3日で開発する「CEDEC CHALLENGE/三日でゲームを作ってみる」のオープニングでもありました。 モバゲータウンについて、いまさら詳しく解説する必要はないでしょう。ケータイ向けSNSポータルサイトとして2006年にスタートし、2008年からゲーム配信を開始。本年1月にはモバゲーAPIを公開し、パートナー企業にプラットフォームを公開。4月にはYahoo!と「Yahoo!モバゲー」の提携を発表し、業界を震撼させたのも記憶に新しいところです。 南場氏ははじめに「CEDEC事務局から『3日でゲームを作ってみろ』と挑戦状が届きました。私たちは受けて立ちます」と宣言。会場の参加者から事前に投稿されたテ
CEDECの併催イベントとして昨年に引き続き開催されている「ゲームのお仕事 業界研究フェア2010」。こちらは参加無料で学生向けのセッションに参加できるほか、CEDECの一部のプログラムに参加することができます。 そのオープニングとして登壇したのは国際ゲーム開発者協会日本(IGDA日本)代表の新清士氏。「世界のゲーム産業の変化をキーワードから理解する」と題した講演を行いました。新氏は元々はゲーム開発者として従事した後、ゲームジャーナリストとして活躍する一方、IGDA日本の代表として開発者コミュニティの発展に尽力してきました。 「ただの消費者に終わらず、クリエイターになるためには、一にも二にも作ること」これが新氏から学生に向けたメッセージです。が、その前に新氏はゲーム業界を取り巻く様々なキーワードを挙げながら現状を概観します。 ■転換期にあるゲーム業界 ゲーム業界は世界的に大きな転換期に入っ
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